舛添要一のレビュー一覧

  • 21世紀の独裁

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    トランプの当選と、キリスト教の選民思想を合わせて分析したり、どうやって悪い評判をたてられるかのカラクリを聞けるのは楽しい。

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    2025年07月19日
  • ヒトラーの正体(小学館新書)

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    世界史に疎いので戦争の流れとか地名の話が分かりにくかったが、ヒトラーの思想及びそれが受け入れられた理由がとても分かり易く説明されていた。
    また第2、第3のヒトラーが現れるのは必定だと思う。

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    2025年01月18日
  • ムッソリーニの正体 ~ヒトラーが師と仰いだ男~(小学館新書)

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    ムッソリーニの思考が読めないなと改めて感じた。
    母親が連れてってくれる協会が嫌いだったのに、ローマ進軍で国王と和解(?)するし、ヒトラーに乗っとってユダヤ人迫害を行うけど、自分はユダヤ人女性と関係を持ってたり、、矛盾が多いなと思った。

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    2024年11月14日
  • ムッソリーニの正体 ~ヒトラーが師と仰いだ男~(小学館新書)

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    「ヒトラーの正体」に続く舛添要一さんの本。
    舛添さん、政治家としての評価は微妙でしたが(笑)、著書は丁寧な書きぶりで読みやすいです。
    ファシズムといえばヒトラー、ってイメージですが、実は元祖はムッソリーニ。ヒトラーもムッソリーニを師と崇め、執務室には彼の胸像を置いていたそうです。
    ただ、第二次世界大戦においては伊は独の足手纏いとなり、いつの間にか立場が逆転してしまっていたようですが、これはあくまで冷酷だったヒトラーと、冷酷に徹しきれなかったムッソリーニの独裁者としての器(?)の違いなのか…
    ただ、共通しているのは、独裁に至るまでは当時の合法的なルールに則りつつ、それ以後は好きなようにルールを変

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    2024年09月18日
  • プーチンの復讐と第三次世界大戦序曲(インターナショナル新書)

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    ウクライナ戦争の背景を理解するためには、ロシア史を「タタールの軛」まで遡って見ていかなければならない。
    それにしても、スターリンという怪物を産んだロシアの歴史は、まことに苛烈である。

    第一次大戦に破れたドイツは多額の賠償金を課せられ、民衆はハイパーインフレに苦しめられた。そこに現れたのがヒトラーだった。ヒトラーは、完全に民主的な方法で政権の座につき、民衆に熱狂的に支持されたのだ。
    第二次大戦終結後、そのことに懲りたアメリカは、敗戦国である日本・ドイツ・イタリアに対して寛大な占領政策をとった。その結果、この3国はアメリカの忠実な同盟国(犬)となった。
    しかし、ソ連が自滅して東西冷戦が終結したと

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    2023年07月02日
  • ヒトラーの正体(小学館新書)

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    他の方も書かれているように、とても読みやすく、学校で習った程度の自分でもイメージがしやすい、まさにヒトラーについての入門書

    自分を含めて大衆とは、自分の抱えている不平や不満、そして不安を誰か"目に見える敵"のせいにしたがる生き物であり、それをうまく使いこなせた人物であることが分かる

    また本書を読むと"言葉"の大切さがよく分かり、今ではSNSなどで簡単にまとまった他人の言葉を受動的に受け取り、その"言葉"に容易に支配されてしまう危険性を感じ取ることができる

    本書はヒトラーについての入門書でありながら、現代起きていることや、自分の行

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    2023年05月03日
  • ムッソリーニの正体 ~ヒトラーが師と仰いだ男~(小学館新書)

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    国際政治学者であり、政治家でもあった舛添氏が、ヒトラーに比べてその実情があまり知られていないムッソリーニの生涯と人物像を、第一次・二次世界大戦の各国の思惑やヒトラーとの関係などと絡めてまとめあげている。複雑な当時の世界情勢が分かりやすくまとめられている。自身も政治家を経験したことが本書を書く上で大きく役立ったそうだ。

    名前は知っていてもナチスドイツに比べてムッソリーニ、ファシズムに関しては確かに、あまり知識がなかった。暴力を用いながらも「大衆の圧倒的な支持を得て」政権を取ったことなど共通点はあれど、戦争に関わる考え方などは大きく違う。また、ファシストの中の暴力的な勢力の制御に手を焼き、慣れな

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    2023年04月13日
  • ムッソリーニの正体 ~ヒトラーが師と仰いだ男~(小学館新書)

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    ヒトラーと比較して全然知識がない(ヒトラーについても書籍は1-2冊程度しか読んだことはないけれど)自分であるが、この書籍は読みやすかった。こんな時代だからこそ知っておく価値はあると思う。

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    2022年04月06日
  • ムッソリーニの正体 ~ヒトラーが師と仰いだ男~(小学館新書)

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    元東京都知事、国際政治学者舛添要一さん著
    共産党の赤に対抗し黒シャツ隊を率いた男は
    兵役後小学校教師から社会主義系新聞編集長を
    経て独立後混乱続く伊を束ねて政権樹立。
    選挙法改正、財政再建し経済発展も
    エチオピア戦争仕掛けるも戦闘力ダメダメで
    敗戦。悲願未回収のイタリア奪還でヒトラー
    に近づきすぎて日独伊同盟で第二次世界大戦へ。
    特に反感なくもヒトラーの政策に追随し反ユダヤへ。
    ファシズムとは伊語(束ねる、集団、結束)
    1919年ファシストの綱領は女性を含む18才以上全員
    参政権、王室上院世襲の称号の廃止、8時間労働
    教会資産の没収、富裕者の土地収用、資本の累進課税
    など左派的考え方であったが

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    2021年10月16日
  • ヒトラーの正体(小学館新書)

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    結構面白かった!

    あくまでも民主的で合法的に独裁体制を築いたヒトラー
    そこには、大衆へのプロパガンダも、それから自国を優先する英仏の都合もものすごく影響してたんだな..

    後半の「大衆の心理」についてもっと深く知りたい

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    2020年10月14日
  • ヒトラーの正体(小学館新書)

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    ちらほらと、ナチ台頭の頃と現在のポピュリズムとの類似性を指摘し、ポピュリズムの代表としてトランプを挙げて警句的なことを書いているのが鬱陶しいが、内容的にはこのコンパクトな中でヒトラーとナチスドイツについて分かりやすく(読みやすく)よくまとめられていると思う。

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    2020年08月12日
  • ヒトラーの正体(小学館新書)

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    200620ヒトラーの正体 舛添要一SSS
    1.第一次世界大戦の講和ベルサイユ条約がドイツに過酷
    極右・極左のナチス党と共産党を拡大 最終的に、ナチス党が共産党を追い落とし、独裁体制を作った
    ヒトラーは真っ当な政治家 勉強し、合法のステップで国家権力を手に入れた
    1929年世界恐慌までは米国資本が投入された→撤退
    1930年失業者350万人32年550万人ピーク40年ゼロ
    1933年ヒトラー内閣 国会議事堂放火事件
       ゲッペルス 大学で焚書 ユダヤ人の著作

    2.「政策」も中々の充実振り 誰が作り上げたのか?
    ①公共事業 失業の解消 1935年再軍備86万人雇用
          アウトバーン4

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    2020年07月24日
  • ヒトラーの正体(小学館新書)

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    『帰ってきたヒトラー』を鑑賞した結果、「どうしてヒトラーは大衆に選ばれたのか?」という疑問が浮かんだため、購入。悪いイメージしかないヒトラーの真実を知りたいと思って。

    ヒトラーは先を読み取る力と掌握力が半端ではなかったことが分かった。ヒトラーが危険な存在だと分かっていながら、イギリスもフランスも手を出せない。そんな状態になるのを見越して、先手先手の策を取ってきたことでピンチを脱してきたことが背景にある。また、大衆が今一番困っていることに焦点を当て、それを迅速かつ的確な行動力で少しずつ改善させた結果を残した。そのことが大衆の心を掴み、「ヒトラーなら!」という期待を生んだことが分かった。ただ、そ

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    2020年05月08日
  • ヒトラーの正体(小学館新書)

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    フロムの「自由からの逃走」の解説において、ヒトラーに従う大衆の心理を個人旅行より団体旅行を選ぶ消費者の心理に例えているのが秀逸。「帰ってきたヒトラー」を観た直後だっただけに尚更、現代社会は真の意味でこのようなデマゴーグの出現を克服しているのか、考えさせられた。

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    2020年04月12日
  • ヒトラーの正体(小学館新書)

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    去年の夏に発行されたばかりの本。私は世界史に疎くてカタカナ語アレルギーだけど、新書だしわりと読みやすかった。歴史を学ぶ意義を改めて感じた。


    ヒトラーが『ぶっとんでる極悪人』で、
    ホロコーストが、ヒトラーという1人の男が勝手にやったことであったなら、それはまだ幸せな方なのかもしれない。
    ヒトラーみたいな人が現れたとき、自分たちはそれに気づいて彼を止められるはずだ、と思えるから。
    ヒトラーが死んだら、ふたたび同じことは起こらないと安心できるから。
    でも、現実はそうじゃない。


    1番怖いのは、民主主義国家のもとで、民衆の支持によって合法的に独裁が誕生し、ホロコーストが起きたことなんだと強く感じ

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    2020年01月28日
  • ヒトラーの正体(小学館新書)

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    舛添さんは都知事以前に学者だったが、ヒトラーをテーマにヨーロッパ留学をしていたとは知らなかった。さんざん書かれてきたテーマなので、他の本でも書かれていることのほか、今のポピュリズムや選挙制度、連立政権など分析していて読みやすい。タイトルも今さら「ヒトラーの正体」ではなく現代に繋がるキャッチーなものにすればよかったのに。とにかく一読の価値がある。

    20世紀、当時世界で最も民主的と言われた憲法をもっていたドイツ(ワイマール共和国)でなぜヒトラーが生まれたか?ヒトラーは民主的な選挙で躍進し、憲法に則って首相に任命された。ポピュリズムが跋扈する今、ヒトラーを研究することは今日的な課題であると著者は言

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    2019年11月10日
  • ヒトラーの正体(小学館新書)

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    ナチズムの総統として君臨したヒトラーについて、政治学者の立場から考察されている一冊。
    一般に広く伝えたいという著者の意志が読みやすさから感じられました。
    客観的且つ冷静にヒトラーを見据えることで、感情論で隠されている本質が見えるようになります。
    ヒトラーは扇動家と言われていますが、その所以は彼が大衆感情がどんなものかを観察により究めた結果なのだと思います。
    簡潔な表現で纏められた新書ですが、深く考えさせられました。

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    2019年10月19日
  • ヒトラーの正体(小学館新書)

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    ネタバレ

    ヒトラーについてまとまったものを初めて読んだ。
    ヒトラーがとりたてて特殊な環境から生まれたものではなく、ナチスが民主的な手続きで政権を握ったことを知った。オーストリアの合併が歓迎されていたというのも驚きだ。特定の人たちを排除しようとする点で現代に通じる部分があるのは、その通りだと思う。

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    2019年09月08日
  • 都知事失格

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    マスコミのバッシングで職を追われた人の「敗者の弁」が世に出るころには、世間はすでにそのことわすれています。
    「本当はどうだったのか」を、自分なりに検証するために、この手の「弁」は参考になります。真実は、人の数だけあるものです。どこまでほんとか、結局言い訳だと思うか、いろんな読み方があるでしょう。

    でも、多くの場合、バッシングに乗り、だれかをひとときの酒の肴にして楽しむ代償は、ものすごい額のムダなお金をさも正しいことのように使う結果に繋がる気がします。

    築地も、オリンピックのことも、結局、当時の「ふつうのひと」たちが結果が、今に現れています。どこが「コンパクト五輪」なのか、なんのためのオリン

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    2018年01月20日
  • 孫文 ──その指導者の資質

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    面白かった。清朝と中共の狭間。親日的な孫文を知ることで、建設的な視点を持つことができたように思う。又、不勉強だった近代アジア史の一端を学ぶことができたという意味でも有意義な読書だったと思う。

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    2017年12月18日