舛添要一のレビュー一覧

  • ヒトラーの正体(小学館新書)
    ちらほらと、ナチ台頭の頃と現在のポピュリズムとの類似性を指摘し、ポピュリズムの代表としてトランプを挙げて警句的なことを書いているのが鬱陶しいが、内容的にはこのコンパクトな中でヒトラーとナチスドイツについて分かりやすく(読みやすく)よくまとめられていると思う。
  • ヒトラーの正体(小学館新書)
    200620ヒトラーの正体 舛添要一SSS
    1.第一次世界大戦の講和ベルサイユ条約がドイツに過酷
    極右・極左のナチス党と共産党を拡大 最終的に、ナチス党が共産党を追い落とし、独裁体制を作った
    ヒトラーは真っ当な政治家 勉強し、合法のステップで国家権力を手に入れた
    1929年世界恐慌までは米国資本が投...続きを読む
  • ヒトラーの正体(小学館新書)
    『帰ってきたヒトラー』を鑑賞した結果、「どうしてヒトラーは大衆に選ばれたのか?」という疑問が浮かんだため、購入。悪いイメージしかないヒトラーの真実を知りたいと思って。

    ヒトラーは先を読み取る力と掌握力が半端ではなかったことが分かった。ヒトラーが危険な存在だと分かっていながら、イギリスもフランスも手...続きを読む
  • ヒトラーの正体(小学館新書)
    フロムの「自由からの逃走」の解説において、ヒトラーに従う大衆の心理を個人旅行より団体旅行を選ぶ消費者の心理に例えているのが秀逸。「帰ってきたヒトラー」を観た直後だっただけに尚更、現代社会は真の意味でこのようなデマゴーグの出現を克服しているのか、考えさせられた。
  • ヒトラーの正体(小学館新書)
    去年の夏に発行されたばかりの本。私は世界史に疎くてカタカナ語アレルギーだけど、新書だしわりと読みやすかった。歴史を学ぶ意義を改めて感じた。


    ヒトラーが『ぶっとんでる極悪人』で、
    ホロコーストが、ヒトラーという1人の男が勝手にやったことであったなら、それはまだ幸せな方なのかもしれない。
    ヒトラーみ...続きを読む
  • ヒトラーの正体(小学館新書)
    舛添さんは都知事以前に学者だったが、ヒトラーをテーマにヨーロッパ留学をしていたとは知らなかった。さんざん書かれてきたテーマなので、他の本でも書かれていることのほか、今のポピュリズムや選挙制度、連立政権など分析していて読みやすい。タイトルも今さら「ヒトラーの正体」ではなく現代に繋がるキャッチーなものに...続きを読む
  • ヒトラーの正体(小学館新書)
    ナチズムの総統として君臨したヒトラーについて、政治学者の立場から考察されている一冊。
    一般に広く伝えたいという著者の意志が読みやすさから感じられました。
    客観的且つ冷静にヒトラーを見据えることで、感情論で隠されている本質が見えるようになります。
    ヒトラーは扇動家と言われていますが、その所以は彼が大衆...続きを読む
  • ヒトラーの正体(小学館新書)
    ヒトラーについてまとまったものを初めて読んだ。
    ヒトラーがとりたてて特殊な環境から生まれたものではなく、ナチスが民主的な手続きで政権を握ったことを知った。オーストリアの合併が歓迎されていたというのも驚きだ。特定の人たちを排除しようとする点で現代に通じる部分があるのは、その通りだと思う。
  • 都知事失格
    マスコミのバッシングで職を追われた人の「敗者の弁」が世に出るころには、世間はすでにそのことわすれています。
    「本当はどうだったのか」を、自分なりに検証するために、この手の「弁」は参考になります。真実は、人の数だけあるものです。どこまでほんとか、結局言い訳だと思うか、いろんな読み方があるでしょう。

    ...続きを読む
  • 孫文 ──その指導者の資質
    面白かった。清朝と中共の狭間。親日的な孫文を知ることで、建設的な視点を持つことができたように思う。又、不勉強だった近代アジア史の一端を学ぶことができたという意味でも有意義な読書だったと思う。
  • 都知事失格
    ☆感想
    舛添要一が都知事失格なら小池百合子は都知事落第だ!

    (以下敬称略、「 」内は本文より引用)

    ・小池知事へ
    「私の友人のある自民党政治家が、小池のことを[刹那主義の権化だ]と評したことがある。その意味するところは、[先の見通しなど考えず、その瞬間、瞬間で判断する人]だということである」。...続きを読む
  • 都知事失格
    一方の見方としては、とてもよくわかった
    言い訳じみてる印象も強いけど、予想以上によくやってくれていたこんだなと再認識。
    二代続いて本当に無駄遣い選挙、けしかけた人たちは反省してほしい
  • 都知事失格
    文字通り前都知事の舛添要一氏の東京都政についての本。

    交際費については言い訳ばかりで、文字通り都知事失格という感じ。
    ただ、舛添氏は外国語堪能で政策立案能力も行動力もあって、かつ人脈がある人だけに残念。
    また、都政について知ることができた。
  • 孫文 ──その指導者の資質
    孫文を支えた日本人のうちの一人、梅屋庄吉が長崎県イチオシということで、しっかり読んでみた。
    当時の日本の二面性が印象に残る。一方では、アジアを欧米列強から開放せんと思い孫文をはじめアジアに貢献した人がいて、一方では日本も欧米列強と同様に植民地を広げるべく動いた人がいた。実際の歴史はまさにそういう状態...続きを読む
  • 孫文 ──その指導者の資質
    "知難行易"(知るは難く行うは易し)

    "先知先覚は「発明家」、後知後覚は「宣伝家」、不知不覚は「実行家」。"
    この三種の人々が協力して進んでこそ、人類の文明は進歩する
    "あとから努力して築いた高い地位をおしさげ、一律に平等にしたなら、世界に進歩はなくなり、人類は退化する"

    "それぞれの才能に応じ...続きを読む
  • 内閣総理大臣 増補版――その力量と資質の見極め方
    今をときめく舛添大臣の著作。
    リブロに平積みされてたので購入。

    テレビで芸能人化はしていても、
    やっぱりこの人は学者なんだなーと思う難解さ!

    政治は『虚業』であり
    『貴業』であるとする氏の、

    「大衆が庶民感覚を崇め、政治家に庶民性を
     要求したことが、エリートを没落させ政治を賤業...続きを読む
  • 内閣総理大臣 増補版――その力量と資質の見極め方
     政治家、特に内閣総理大臣にはどのような人物が望ましいのかを論じた本。著者は安倍・福田・麻生内閣で厚生労働大臣を担当し、「総理大臣に最もふさわしい人」というアンケートで1位になったこともある有名な政治家。元々の本業は政治学者。

     舛添氏が総理大臣に求める資質は10項目。同氏はこれらの要素を実在の政...続きを読む
  • ヒトラーの正体(小学館新書)
    なぜ人々はヒトラーに従ったのか?
    ヒトラーを極悪人、過去の人物だけで片付けてはいけない!

    本書は、政治家である舛添要一氏がかかれた新書だ。
    ヒトラーといえばナチスドイツ、ユダヤ人虐殺=極悪人という印象だろう。
    事実として間違いはない。
    だが同時に過去の人物として、「戦時中だから誕生してしまった独裁...続きを読む
  • スターリンの正体 ~ヒトラーより残虐な男~(小学館新書)
    ヒトラーから、ムッソリーニ経由の、舛添先生の「正体」シリーズ三冊目。

    かなり、ヒトラーとムッソリーニにも触れているのでこれで相当稼げる気はするが、なんつか。

    面白くないなあ。

    一通り分かるんだよね、スターリンのことが。
    でも、何突っ込んでるわけでもなく、他にも沢山?研究書が出てるだろうに、こん...続きを読む
  • ヒトラーの正体(小学館新書)
    ヒトラーの国籍がオーストラリア人とは知らなかった。ドイツのために活動してたらドイツ人じゃなくても独裁者なれるんだな。

    ヒトラーの死から70年が経ってからドイツで「わが闘争」が読めるようになったらしいがドイツの人はこの本を読んでどんなことを思うのか…。