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沈黙、破る。
<かつて「一世を風靡した」舛添要一が、落ちぶれてライオンに食われかけている。こん面白い見世物はない。都職員、都庁記者、国会議員、都議、右翼、左翼、カジノ推進派、石原シンパなど雑多な人たちがライオンをけしかけた>――本文より
舛添バッシングから1年――。
石原都政、東京五輪、豊洲移転。
何があったか、どこで誤ったか。
自ら綴った反省と後悔と、そして小池知事への伝言。
<目次>
第1章 誰が私を刺したのか
第2章 都庁は「不思議の国」だった
第3章 韓国訪問とヘイトスピーチ
第4章 ファーストクラスは「悪」なのか
第5章 見果てぬ東京
第6章 五輪と敗戦
第7章 小池知事へ ――カジノ・豊洲・広尾病院
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Posted by ブクログ
☆感想
舛添要一が都知事失格なら小池百合子は都知事落第だ!
(以下敬称略、「 」内は本文より引用)
・小池知事へ
「私の友人のある自民党政治家が、小池のことを[刹那主義の権化だ]と評したことがある。その意味するところは、[先の見通しなど考えず、その瞬間、瞬間で判断する人]だということである」。
「都知事になってからも、大会会場の見直しを掲げたが、なんの成果も出すことはできず、私がストックしておいた予備費を使うことによって、コストを下げたようなパフォーマンスをしただけであった」。
・政治の原点は認知症の母の介護。
「母の介護をめぐって行政と対立した体験から、改革には政治の力が要ると思った」。
・パンとサーカス
「古代ローマ帝国の皇帝は、パンとサーカスを提供し、ローマ市民を愚民化した」。
・地味な行政官
「私は毎朝出勤して分刻みで各局の報告を聞き、必要な指示を出し、現地を視察する・・・。夜まで公務をこなす地味な行政官に徹した」。
・政治の師、森オヤジ(森喜朗 オリパラ組織委会長)との二人三脚でオリパラコスト削減。
「施設見直しに着手した結果、私たちは既存施設の活用などで約2000億円の削減に成功した。都が整備する10施設のうち、バトミントンとバスケットボールの会場とセーリング会場の3つの施設新設を中止したのである」。
・とちょう保育園(2016.10.01〜)開設。
・豊洲市場
「シンプルに言えば、土壌対策を行った豊洲新市場用地の安全性は科学的に証明された。ただし、都民に安心してもらうために永続的に地下水のモニタリングは続ける。2年間のモニタリングは土壌汚染対策法の手続きのためで、あくまで都民の安心、安全のため。だから2年間のモニタリングと市場の開場は関係ないという論理である」。
Posted by ブクログ
舛添要一が都知事として何を考え、何を行ったかが、舛添氏の視点からまとめられている本。内容的には、ほぼすべて舛添氏視点の内容である。そうなると、辞任から1年もたってから、出版する意味はないんじゃないかなと思う。このタイミングでは、ただの”負け惜しみ本”になってしまうから。
この内容であれば、辞任1カ月以内に緊急出版して欲しかった。もちろん、大炎上はするだろうし、都知事に返り咲くことはあり得ないが、あの騒動の中で黙殺された”舛添要一”側の視点を世に出す意義があるといえるタイミングは辞任直後しかないだろうと思う。
あるいは、このタイミングで出版するのであれば、名前の出せるライターをつけて、周辺取材を行い、舛添都政を再評価するという視点ではないだろうか。舛添時代に始めたことについて、本人以外の評価がどうなっているのか。本人が成果だと主張しても、それを客観的な評価として受け取るひとは少ないと思う。それをもって何を主張するのかは、ライターのイデオロギーによるのだろうが。。。
とりあえず、この本については、大大大バッシングを覚悟で緊急出版しなかった時点で、ただの”負け惜しみ本”と言わざるを得ない。
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