甲斐田紫乃のレビュー一覧
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ネタバレかつて敵国へ人質に取られていた姫が自国へ返還され後宮へ迎えられた。誰の所へも渡らなかった皇帝がその暁青姫の所へ渡ったと疑惑が浮上する。その暁青の様子に違和感を持つ英鈴。妃達のお茶会で皇帝が夜出歩いていたと言う噂を聞き、英鈴は動揺する…
今まで皇帝には薬師として確固たる寵愛を受けていた英鈴が、今回は薬師と言うより妃としての部分でかなり揺れ動いていましたが、目的を思い出した英鈴は真っ直ぐで、やっぱり薬師の英鈴は格好良かったです。
暁青を守ろうとする英鈴と、裏でやっきになって引き下ろそうとする後宮の怖さが今回はかなり強調されてましたね。
ラスト、本当の意味で寵愛している皇帝と、それにド -
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憧れの人との交換している設定の妄想日記。
それをうっかり読まれてしまった、恥ずかしすぎる過去。
そしてなぜか、その読んだ相手と度々遭遇するわ
その人物と縁結びをしようとする神様まで現れて。
話は王道。
しかしキャラが濃すぎる…。
キャラで読んだ方がかなり楽しいです。
姫としてあるまじき、ぶっとび方をした主人公。
地雷を踏んでいるとはまったく気がつかないヒーローに
人ではないので当然の思考回路だけれど、面白い神様。
それにつき従っている、引っ込み思案の鬼。
ほぼ、掛け合い漫才の類かと。
話もひねくれた部分もないですし、そのままするっと
ゴール地点まで。
ある意味敵が往生際が悪かった?
とはい -
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ネタバレタイトルとあらすじに惹かれて購入。
グリゼルダが心配性というか、とっても慎重に物事を決めるお姫様で、胃痛で胃薬を飲みながらも、きちんと仕事を決めていっているのは、がんばれ!って感じでした。
トラブルを事前に余地できる、グリゼルダの胃もすごいと思います。シリアスな話の中に胃痛の話が入ると、なんか笑っちゃいました。
一方、ヒーローになるはずのヴィルベルトとの関係は、まだまだ甘いところまではいかなくて、それがちょっと残念だったかな。この先、ヴィルベルトにグリゼルダへの好意が出てきて、ヴィルベルトが迫って、グリゼルダの胃痛は全開って感じになりそうなので、是非続きが読みたいです。 -
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ネタバレあらすじとイラストに惹かれて購入。最初の方で稀国=四ノ宮なんだろうなって予想はできましたけど、結構さくさく読めて、面白かったと思います。清子の口調や大貴族の家にそんなに簡単に侵入できるの?って思うところはありますけど、あくまで平安調って思えば気にならないです。
稀国が確かに稀に見る様な朴念仁ですけど、後半正体がばれたあとに、清子に接する態度とかは、ほんとに清子のことが好きなんだなぁって思いますし、彼の思いが報われたらいいなぁって思います。
続きがあるのかは分かりませんけど、続きがあるなら、稀国の父の帝とか出て来て、清子との結婚に反対。でも、諦めないで父と交渉ってところかなぁ。右大臣の姫もま -
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ネタバレなかなか興味深い展開だった。
今回は飲むと深い眠りに誘われるという安眠茶を巡って、後宮でひと騒動起きる。しかも、ヒロイン英鈴が中毒性のある恐ろしい薬茶を後宮にばらまいたと、何者かによって事実無根の噂を広められてしまう。
なかなかの難事件に挫けそうになるも、皇帝の無言の励ましにより、英鈴は見事に事件を解決に導く。
気になるのは、物語の重要な要となる事件についてである。第一巻同様、解決までの過程がやや説得性に欠ける、ご都合主義の安易な展開だったように思えるのだがー。
あとは、どうやら二つの顔を使い分ける皇帝には、たくさんの妃がいるようなのだが、肝心の英鈴以外の妃たちとの関係性は、どうなのか気にな -
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ネタバレ『不苦の良薬』。誰でも飲みやすい良薬こそ至高。
後宮の女官・英鈴はそう志し、女性ではなれないとされている薬師を目指している。
その一歩として後宮内で薬茶を売り始めると、ある日、珍しい処方に興味を持った皇帝から呼び出される。
「甘党の余のために、苦い薬を飲みやすくしてほしい」と、皇帝専門の薬係に任命され、喜びもつかの間、今度は妃に昇格するといわれてしまい……。
実家が薬屋である宮女(後に妃)の英鈴が、誰でも苦みや苦しみを感じず服用できる『不苦の良薬』の普及の為奮闘する中華後宮風お仕事小説です。
主人公が頑張り屋で一つの目標に向かって努力し続けているのが、可愛らしく好感が持てます。少々鈍くて思い -
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『不苦の良薬』――苦くない、誰でも飲みやすい良薬こそ至高。
後宮の官女・英鈴は、薬師を目指しているが、女は薬師にはなれない世の中。
せめてと後宮で薬茶を売り始めると、珍しい処方に興味を持った皇帝から呼び出しが。
「甘党の余のために、苦い薬を飲みやすくしてほしい」
処方を気に入られた喜びも束の間、英鈴は皇帝から
次々と難問を突きつけられる。
皇帝の目論みとは。
考えが浅い、薬で頭の一杯なヒロインにヒヤヒヤさせられつつも、腹黒い皇帝の言葉に奮起して、前向きに頑張る英鈴が最後まで楽しかった。
まだ続きがあるみたいなので、これから皇帝と英鈴の仲もどうなるのか、後宮内での女の戦いもあるのかなど、楽しみ -
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ネタバレ陛下の狙いも分からないし、主人公は予想がいろいろ暴走して途中達観状態になるしで、こちらも大いに惑わされながら読みましたが、なるほど陛下御自ら疫病対応とは。
かなりびっくりしました。
お馴染みの漢方も登場しつつ、あの苦い薬をどう飲みやすくしていくのか、こちらも実際に取られている方法が出てくるのでお薬トリビア的にも興味深く読みました。
「不苦の良薬」なるものが、大きな挫折なく(一方的な妄想による命の危機はありましたが、それはさておき)出来上がってしまった展開には少し物足りなさはありました。
もう少し紆余曲折欲しかった気はします。
それにしても、陛下にロックオンされた主人公、今後も大変そうである。
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購入済み
王女はそれでいいのか
王女グリゼルダはとても魅力的で素敵なキャラクターなのだけど(胃痛は尋常じゃないからちょっとは治まる方向になって欲しい)、
お相手のヴィルベルトは微妙。天才肌という表現はされているけれど、実際はグリゼルダに対してのからかい方なども幼稚で全くいただけない。
なまじできる子グリゼルダなのに、この男に対しては痛い子になってしまうのが残念。本当にそんな男でいいの?とお節介ババアは言いたくなる(いえ、フィクションだけれども)。
グリゼルダの純真な好意に余裕ぶっこいて胡座かいているヴィルベルトが、グリゼルダの心を失いそうになって自分の傲慢さに心底反省し後悔するシーンがいつか来ることを願いつつ、そんなシーンが -
Posted by ブクログ
胃痛持ちのお姫様は、それの元を作ってくれる皇子様と
諸事情により、彼の姉の借金返済の話をしに行く事に。
ものすごく、竹を割ったかのようなお姉さんでした…。
しかも勘で生きているとは、どこの野生児だ!? と
叫びそうな…あの外見がなければ。
というよりも、普通の人いないのですか、普通の人。
驚きの落ちにはびっくりでした。
髪型と装飾品(?)はかなり重要です。
まさかここまで変わるとは…。
とはいえ、文章なのである意味気がつかない?
要所要所に、別の意味で主人公逃げて! な
箇所が多数。
これはこのまま外堀を埋められる将来でしょうか?w
見てる分には楽しいですが、これと付き合い続けるのは
か