甲斐田紫乃のレビュー一覧
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特産物がダイヤモンドだけ、な国の胃痛持ち王女殿下。
突如として隣の大国の公爵殿下からのお呼び出しに出かけてみたら
ものすごく胃が痛くなるような問題発生。
落とし前をどうつけてくれる? と言われたら
売った人間をはいどうぞ、で終わらせますが
さすがにそれをしたら…話が終わってしまいます。
問題解決にうろうろしておりましたが
さらなる問題もひょっこひょこ。
まさに不平等条約を結んだ国の、分かりやすい姿!
で、軽んじられてるかと思いきや…そういう落ちですか。
ならば、大概の人間は見下されますね…w
大変な事が起きそうになるたび、ぎりぎりと痛む胃。
薬代だけでばかにならない出費な気がしますが
弟が -
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ネタバレ日頃から胃痛に悩まされる苦労性のグリゼルダは小国ながらも貴重なダイヤの産出を誇る鉱山を有するエルヴェティア国の王女。彼女がこんなにも胃を痛めているのは、亡くなった両親に代わり、国の重要な仕事である鉱山の管理を任されているからなのか。はたまた、頑張りすぎるその性格からなのか。そんな胃痛持ちの彼女をさらに悩ます事件が勃発。隣の大国・ミトラス帝国から、グリゼルダが管理する鉱山のダイヤが偽物だったという手紙が届いて・・・。
胃痛警報(笑)
事件のピンチ度を胃痛で判断するってスゴいww
グリゼルダは知略を武器に胃痛と戦いながら(笑)頑張る良い子ですね。でも、そんなに胃薬ばかり飲んでたら効かなくなるん -
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“「ちぃっ、まったく往生際の悪い……!」
伝月が宙を駆ける。そして彼はそのまま、両手を突き出し——
「てぇいっ!」
「ぬぅ!?」
断月の両目を手で塞ぐ。
「今じゃっ、行けい!!」
その姿勢のまま、伝月は鋭く叫んだ。
「……へ?」
「へではない、早く行かぬか!わしが比奴を押さえている間に!」
必死に叫ぶ伝月は真剣そのものだが、体勢のせいでふざけているようにしか見えない。
一方で断月は、しばらく動きを止めていたが、ややあってからこう叫んだ。
「急に夜になった!!」
「既に夜じゃドアホ。ほれ、さっさと行け!」”[P.58]
2巻目。
前後巻になってたみたいで閉幕。
最後のちょこっとした話、ああいう -
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ネタバレ前後編の後編にあたるってことで、これで完結?
ラストで清子と稀国が結ばれたみたいですし。
1巻は面白い!って思ったんですけど、2巻は思ったほどではなかったかも。伝月の双子の弟の断月が出て来て、大きなはさみを振り回したり、意外と兄より強いってところはよかったんですけど、もうちょっと星影の宮にヤキモチをやく稀国とか、自分から清子の元から離れた稀国が荒んだ生活してるところとか、もっと何かあってもよかったかなぁ。帝とか出てこなかったし。
でも最初の方に稀国と清子の交換日記みたいなのがあって、真顔で稀国が清子に愛を語る姿が想像できたのは、ちょっとニヤニヤしちゃいましたけどね。
ちょっと疑問なのは、 -
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“「あああああもう、また!また馬鹿にされたわ!!」
ぎりぎりと清子は歯を嚙みしめた。
「毎回毎回蒸し返して、もう……!せっかくいい気分だったのに、台無しじゃないの!」
「んー。そうかのう」
一方伝月は、因幡の格好のまま、顎に手をやって唸っている。
「わしにはどうもあの男…………おっと、随分時間が経っておる。清子、わしらも急ぐぞ」
言うなり彼は袖口に黒ウサギをしまうと、さっさと牛車を出て行った。
「あっ、待って伝月!その子……そこにしまうの?」
清子もまた、その後を追う。——今度は、もう何も起こらなかった。”[P.97]
結構面白かった。
一巻限り?
孤独丸が好き。
本人の知らない、本人の噂・ -
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新しい話を読んでみたくて第12回えんため大賞奨励賞受賞作ということで買ってみました。
あらすじは…。
少女・アデルは、ユーニ村で平和に暮らしていた。ところが、月光城に住む吸血鬼との「盟約」により、アデルは花嫁(=生贄)にさしだされることに。城へ無理矢理連れてこられたアデルの前に現れたのは、吸血鬼・アハロンと従者・ダニエルだった。しかし、アデルが帰りたがると、アハロン達はあっさり村へ帰してくれるという。なのに、なぜか城から出られないくて――。
吸血鬼・アハロンと従者・ダニエルは全然怖くなくて、いい人(?)です。純粋ラブで読んでてかわいいです!最初はどんなキャラなのか掴めませんでした。でも、読 -
購入済み
騒動も解決しよかったですが…えここで終わり…?とがっかり感が否めませんでした…。
もっとこう…関係性が更に先へとか思い描いていたものが結実せず物足りなさが残ったので残念です。。