夏見正隆のレビュー一覧

  • スクランブル 蒼穹の五輪
    突然の大規模演習を知らされた307飛行隊の鏡黒羽、編隊長の風谷とともに8機編隊で侵攻側の艦隊防空の任に付く。相手側の3空団F35はステルス機の特性とEODASを駆使して圧倒的な戦いで菅野が指揮する3番機以降の6機をあっという間にキルする。黒羽は祖父からの教えのノートと実戦で得た経験により風谷とともに...続きを読む
  • スクランブル 荒鷲の血統
    南シナ海の覇権を握る為にスプラトリー諸島の実行支配を進める中国。自国の領域を侵害されたベトナムは建設中の中国施設の空爆を計画する。それを陰で支援する立場の米空軍第一戦闘団のF22ラプターの女性パイロットエリスの戦いを描く。
    ステルス機が万能ではないことと電子戦を駆使した空中戦はリアルな現実を良く表現...続きを読む
  • ダンシング・ウィズ・トムキャット ドラゴンを墜とせ!
    4.5
    面白かった。
    相変わらず、飛行の描写が上手で引き込まれました。
    戦闘機は詳しく無いのですが、このシリーズを読んでかなり興味が湧いてきました。
    主人公の心の声が少しうざったい時もあります、やたらと遅れをとる感じが多く、学ばないのかな、と思うこともしばしばですが、全体的には面白く、するすると読み...続きを読む
  • ダンシング・ウィズ・トムキャット 天下一ACM大会
    4.5
    面白かった。
    だいぶはちゃめちゃだけど、作者がパイロットと言うだけあって、飛行中の描写は他に類を見ないほど具体的かつ分かりやすく、そしてワクワクする感じがとっても良かった。
  • ダンシング・ウィズ・トムキャット ドラゴンを墜とせ!
    ダンシングウィズトムキャット、三巻出た!\(・∀・)/
    読んだ。おもしれー!たのしー!
    そして、可変翼のF-14とCCV機動のF-2とのドリームマッチ!
    でも、「ACM天下一武道会」はやっと名前が出てきただけ。前巻読んだ時、次巻のタイトルじゃ無いの?って思ったが、まだ次(あるいは、次巻までが「ACM...続きを読む
  • ダンシング・ウィズ・トムキャット 天下一ACM大会
    F-14を飛ばしている描写がとても良い。
    『征途』の台詞にあった、『だって二人で飛ばしているんだから』がとても良く伝わる。
    ただし、タイトルは完全にミスだよね。これは次巻のタイトルだよね。
  • ダンシング・ウィズ・トムキャット
    海自がF-35B導入までの『つなぎ』として、購入したキティホークにF-14乗せてる世界と聞いたら買っちゃうでしょ(^^;

    航空機搭載領域警備艦『飛鷹』の帽子とパッチ欲しい。続き楽しみ
  • チェイサー91
    800ページもある大著であったけれど、読むことをやめられずに一気に読んでしまった。
    設定が、現実に起こりそうなものであることで、細部も大部分が詳しく書かれていて、とても面白かった。
    回線が切れない、という部分は、よくわからなかったけれど。
    141231
  • スクランブル バイパーゼロの女
    夏見氏の作品は、リチャード・ハーマンとトム・クランシーと福井敏晴を足して3で割ったようなと表現するとわかりやすいと思う。文句なしのエンターテイメントであり、そのスピード感にぐいぐい引き込まれる。しかも、通奏低音のように根底にあるのは、福井氏の作品にある平和ボケの日本に対する警鐘だが、あくまでもエンタ...続きを読む
  • チェイサー91
    幾つもの勢力が各々の思惑で動き回る中で、二転三転する事態が…誰が“敵”で、誰が“味方”なのか、なかなか判らない…ハッキリしているのは、「舞島茜が巻き込まれた事態の中で必死になっている」ということだけだ…最後まで眼が離せない!!

    本作は、勿論フィクションなのだが…最近の諸情勢を巧く取り込んで「如何に...続きを読む
  • スクランブル イーグルは泣いている
    何と言っても読みやすい。600ページ超というボリューム感を感じさせずに、あっという間に読み終えることが出来る一冊。戦闘機がどういったものか知らなかった私でも、情景が浮かぶほどの臨場感はさすが現役パイロットと言わざるを得ない。どの層にもお勧め出来る一冊である。
  • スクランブル 空のタイタニック
    息をもつかせぬストリーの進行。一気に読める物語。いや、一気に読ませる構成力は、夏見さんならではの出来栄えである。
  • スクランブル 要撃の妖精
    元ラノベのミリタリーものと思ったら大間違い。政治小説でした。

    その厚さに比例して内容も濃い。物語の同時展開が多すぎてちょっと集中できなかったのは読み手の能力不足か。

    とりあえず、今まで総理大臣バカにしててごめんなさい。
  • スクランブル イーグル、生還せよ
    自衛隊小説というより鏡黒羽の冴えるアクション小説に仕上がっている。これで完結というのはシリーズを通しての読者にとっては、消化不良気味に感じる。登場人物の関係性も変わりはじめて、新たなステージを感じさせるものだっただけに、寂しく感じるだけかもしれないが。いつか、「帰ってきたスクランブル」みたいな形で新...続きを読む
  • スクランブル イーグルは泣いている
    久々の軍事系小説で面白いと思えた作品

    自衛隊は非常に多くの悩みをかかえている。
    軍隊でありながら(ここも解釈問題あり)、攻撃できない。武器使用規定がまったく合理的でない。
    政治的な問題で、本来の任務を全うできない素地が多いなどである。
    自衛隊の存在そのものが違憲という人までいる始末だ。
    ...続きを読む
  • スクランブル イーグルは泣いている
    600ページという量でしたが、長いとも飽きたともならず最後まで楽しんで一気に読むことが出来ました。

    登場人物は全員のキャラがおり、混同することもなく、各々の考え方もスっと頭に入ってきて分かりやすかったです。しかし、読む人によっては受け入れ難い性格をしているなと思う登場人物もいるなと思いました。...続きを読む
  • TACネーム アリス デビル501突入せよ(上)
    世界中がコロナ禍で苦しむ中、福島原発の処理水放出に伴う査察結果の記者会見場において、ある取材のマスコミ関係者がデータ改ざんの動きを見せたが、関係者により阻止された。
    一方、小松基地に勤務する空自F-15のパイロット、舞島茜は島根沖に突然現れたアンノウン対応のため同期の白矢とともに発進した。目視したア...続きを読む
  • TACネーム アリス デビル501突入せよ(下)
    舞島茜2等空尉は小松の飛行隊から岐阜の飛行開発実験団に異動しF35Bの教官となるべく、機種転換を行っていた。F35B導入試験で与那国島沖に位置する海自の護衛艦「いずも」に着艦した。
    そこで与えられた任務は編隊長の音黒聡子とともに台湾近くの島へ宍道湖で壊滅したバクテリアの生き残りを運ぶことだった。
    ...続きを読む
  • TACネームアリス 地の果てから来た怪物(下)
    失脚した日銀総裁の後継として常念寺総理の肝いりで欧州から呼び寄せた大使の帰国便に舞島ひかるは極秘裏に警護要員として同乗していた。そして機内で大使とSPが病変し、大使のSPの1人が毒ガスにより機内を制圧した。ひかるがCIAの工作員とこれに反抗したがまたしてもパイロットがいないコクピットでB747を操縦...続きを読む
  • TACネームアリス 地の果てから来た怪物(上)
    前回、政府専用機で活躍した妹、舞島ひかるはNSCにスカウトされ工作員として訓練を受けた。初任務としてハニートラップの工作員を確保した。
    同じ頃、日本に向かう貨物機ルクセンカーゴが不審な動きをしており、F-15パイロットの姉、舞島茜は同僚と訓練の途中、ルクセンカーゴの状況確認に指向された。コクピットの...続きを読む