夏見正隆のレビュー一覧

  • スクランブル 蒼穹の五輪

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    突然の大規模演習を知らされた307飛行隊の鏡黒羽、編隊長の風谷とともに8機編隊で侵攻側の艦隊防空の任に付く。相手側の3空団F35はステルス機の特性とEODASを駆使して圧倒的な戦いで菅野が指揮する3番機以降の6機をあっという間にキルする。黒羽は祖父からの教えのノートと実戦で得た経験により風谷とともに辛勝する。
    その後言い渡されたのは五輪の展示飛行を行うブルーインパルスの部隊、第11飛行隊への転属だった。五輪とサミットに対するテロを阻止するために黒羽は大活躍する。

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    2023年12月04日
  • スクランブル 荒鷲の血統

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    ネタバレ

    南シナ海の覇権を握る為にスプラトリー諸島の実行支配を進める中国。自国の領域を侵害されたベトナムは建設中の中国施設の空爆を計画する。それを陰で支援する立場の米空軍第一戦闘団のF22ラプターの女性パイロットエリスの戦いを描く。
    ステルス機が万能ではないことと電子戦を駆使した空中戦はリアルな現実を良く表現している。またシリーズにおける敵役として今回も「亜細亜のあけぼの」パイロットの牙も登場し、エリスが零戦パイロットのひ孫であることが明らかになり鏡との関係を匂わせる。

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    2021年09月08日
  • ダンシング・ウィズ・トムキャット ドラゴンを墜とせ!

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    4.5
    面白かった。
    相変わらず、飛行の描写が上手で引き込まれました。
    戦闘機は詳しく無いのですが、このシリーズを読んでかなり興味が湧いてきました。
    主人公の心の声が少しうざったい時もあります、やたらと遅れをとる感じが多く、学ばないのかな、と思うこともしばしばですが、全体的には面白く、するすると読み進められました。

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    2020年11月26日
  • ダンシング・ウィズ・トムキャット 天下一ACM大会

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    4.5
    面白かった。
    だいぶはちゃめちゃだけど、作者がパイロットと言うだけあって、飛行中の描写は他に類を見ないほど具体的かつ分かりやすく、そしてワクワクする感じがとっても良かった。

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    2020年11月24日
  • ダンシング・ウィズ・トムキャット ドラゴンを墜とせ!

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    ネタバレ

    ダンシングウィズトムキャット、三巻出た!\(・∀・)/
    読んだ。おもしれー!たのしー!
    そして、可変翼のF-14とCCV機動のF-2とのドリームマッチ!
    でも、「ACM天下一武道会」はやっと名前が出てきただけ。前巻読んだ時、次巻のタイトルじゃ無いの?って思ったが、まだ次(あるいは、次巻までが「ACM天下一武道会編」)あと、韓国の通貨スワップ要求ネタって、正直ちょっと古いよね。つまり、ネタが書籍になるまでに時間がかかりすぎた疑惑。

    でも、航空機(戦闘旗)を操縦すること(の大変さ、の楽しさ)が読者にとても良く伝わってくる。良い。

    あと、ついに「ダンシング・ウィズ・トムキャット」の題名の意味が!

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    2018年10月14日
  • ダンシング・ウィズ・トムキャット 天下一ACM大会

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    ネタバレ

    F-14を飛ばしている描写がとても良い。
    『征途』の台詞にあった、『だって二人で飛ばしているんだから』がとても良く伝わる。
    ただし、タイトルは完全にミスだよね。これは次巻のタイトルだよね。

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    2018年10月14日
  • ダンシング・ウィズ・トムキャット

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    ネタバレ

    海自がF-35B導入までの『つなぎ』として、購入したキティホークにF-14乗せてる世界と聞いたら買っちゃうでしょ(^^;

    航空機搭載領域警備艦『飛鷹』の帽子とパッチ欲しい。続き楽しみ

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    2018年10月14日
  • チェイサー91

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    800ページもある大著であったけれど、読むことをやめられずに一気に読んでしまった。
    設定が、現実に起こりそうなものであることで、細部も大部分が詳しく書かれていて、とても面白かった。
    回線が切れない、という部分は、よくわからなかったけれど。
    141231

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    2014年12月31日
  • スクランブル バイパーゼロの女

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    夏見氏の作品は、リチャード・ハーマンとトム・クランシーと福井敏晴を足して3で割ったようなと表現するとわかりやすいと思う。文句なしのエンターテイメントであり、そのスピード感にぐいぐい引き込まれる。しかも、通奏低音のように根底にあるのは、福井氏の作品にある平和ボケの日本に対する警鐘だが、あくまでもエンターテイメントの領域を堅持しており、重くない。新しいタイプの日本作家である。また、あくまでも負けない主人公はアメリカ的であり、ヒロイズム的にも日本にないタイプである。

    今回の作品では、海上20フィートの超低空から小松に接近する国籍不明機を黒羽が見つけるところから、小松で行われる戦技競技会でのF2とF

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    2014年11月17日
  • チェイサー91

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    幾つもの勢力が各々の思惑で動き回る中で、二転三転する事態が…誰が“敵”で、誰が“味方”なのか、なかなか判らない…ハッキリしているのは、「舞島茜が巻き込まれた事態の中で必死になっている」ということだけだ…最後まで眼が離せない!!

    本作は、勿論フィクションなのだが…最近の諸情勢を巧く取り込んで「如何にも在りそう…」というように“事態”が展開している。いちいち「これ…そうかもしれないな…」と思いながら読み進めた感も否めない…そして、余り気に留めていないかもしれないような「実は!?」という話題も含まれていて、少々驚かされる…

    なかなかにお奨めな一冊!!

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    2014年10月02日
  • スクランブル イーグルは泣いている

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    何と言っても読みやすい。600ページ超というボリューム感を感じさせずに、あっという間に読み終えることが出来る一冊。戦闘機がどういったものか知らなかった私でも、情景が浮かぶほどの臨場感はさすが現役パイロットと言わざるを得ない。どの層にもお勧め出来る一冊である。

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    2014年06月29日
  • スクランブル 空のタイタニック

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    息をもつかせぬストリーの進行。一気に読める物語。いや、一気に読ませる構成力は、夏見さんならではの出来栄えである。

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    2013年01月06日
  • スクランブル 要撃の妖精

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    元ラノベのミリタリーものと思ったら大間違い。政治小説でした。

    その厚さに比例して内容も濃い。物語の同時展開が多すぎてちょっと集中できなかったのは読み手の能力不足か。

    とりあえず、今まで総理大臣バカにしててごめんなさい。

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    2012年05月30日
  • スクランブル イーグル、生還せよ

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    自衛隊小説というより鏡黒羽の冴えるアクション小説に仕上がっている。これで完結というのはシリーズを通しての読者にとっては、消化不良気味に感じる。登場人物の関係性も変わりはじめて、新たなステージを感じさせるものだっただけに、寂しく感じるだけかもしれないが。いつか、「帰ってきたスクランブル」みたいな形で新シリーズが立ち上がるという淡い期待をしています。

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    2011年02月01日
  • スクランブル イーグルは泣いている

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    久々の軍事系小説で面白いと思えた作品

    自衛隊は非常に多くの悩みをかかえている。
    軍隊でありながら(ここも解釈問題あり)、攻撃できない。武器使用規定がまったく合理的でない。
    政治的な問題で、本来の任務を全うできない素地が多いなどである。
    自衛隊の存在そのものが違憲という人までいる始末だ。

    そんな存在自体に矛盾を感じながらも己の任務を全うする等身大の人間がそこにいる。

    そんな自衛隊について考えることができる共に、小説の構成が非常に面白い。
    続きも楽しみだ。

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    2010年12月04日
  • スクランブル 不死身のイーグル

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    黒羽があまり登場しないのが少しさみしいけど、面白いです。今回はアメリカvs日本の模擬戦闘訓練。スピード感あるし面白い。そしてこれはただの模擬戦ではなかった…。続きが気になります。

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    2025年11月27日
  • TACネーム アリス 尖閣上空10vs1

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    やっと終わったよ。
    前作からのもやもやが解消されました。
    露骨な戦争がかなりフィクション感あったけれど
    それはそれで、逆に良かった。
    空中戦、カッコいいなぁ。

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    2024年11月23日
  • スクランブル イーグルは泣いている

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    600ページという量でしたが、長いとも飽きたともならず最後まで楽しんで一気に読むことが出来ました。

    登場人物は全員のキャラがおり、混同することもなく、各々の考え方もスっと頭に入ってきて分かりやすかったです。しかし、読む人によっては受け入れ難い性格をしているなと思う登場人物もいるなと思いました。

    本当かどうかはわからない、これから先あるかどうかもわからない。そのような日本の状況が描かれていました。どうせ小説の中の出来事でしょ?とはなから思うのではく、実際はこうなのかもしれななどと考えながら読むのも楽しい思います。

    この作品を読み、続編もとても気になっているので読んで見たいなと思い

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    2024年03月09日
  • TACネーム アリス デビル501突入せよ(下)

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    ネタバレ

    舞島茜2等空尉は小松の飛行隊から岐阜の飛行開発実験団に異動しF35Bの教官となるべく、機種転換を行っていた。F35B導入試験で与那国島沖に位置する海自の護衛艦「いずも」に着艦した。
    そこで与えられた任務は編隊長の音黒聡子とともに台湾近くの島へ宍道湖で壊滅したバクテリアの生き残りを運ぶことだった。
    折しも台湾付近は米要人の訪台への抗議で中国が台湾を囲むように大演習を行っているさなかだった。
    茜は聡子とともにステルス機F35Bを駆り、中国艦隊のドローン空中機雷を抜け、目的地の台湾の東沙島をめざす。

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    2024年02月12日
  • TACネーム アリス デビル501突入せよ(上)

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    ネタバレ

    世界中がコロナ禍で苦しむ中、福島原発の処理水放出に伴う査察結果の記者会見場において、ある取材のマスコミ関係者がデータ改ざんの動きを見せたが、関係者により阻止された。
    一方、小松基地に勤務する空自F-15のパイロット、舞島茜は島根沖に突然現れたアンノウン対応のため同期の白矢とともに発進した。目視したアンノウンは中国製J7戦闘機の腹を膨らました改造機で目的は不明だった。茜は白矢とともに領空侵犯を阻止しようとしたが1機は宍道湖に墜落させてしまう。
    茜の妹、ひかるはNSSの要員としてコロナに効く宍道湖固有のバクテリアの回収に向かう。ひかるは島根の研究施設の担当者の異変に気づき、怪しいNHK職員の後を追

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    2024年02月12日