夏見正隆のレビュー一覧
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スクランブル イーグルは泣いている
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試し読み
Posted by ブクログ
600ページという量でしたが、長いとも飽きたともならず最後まで楽しんで一気に読むことが出来ました。
登場人物は全員のキャラがおり、混同することもなく、各々の考え方もスっと頭に入ってきて分かりやすかったです。しかし、読む人によっては受け入れ難い性格をしているなと思う登場人物もいるなと思いました。
本当かどうかはわからない、これから先あるかどうかもわからない。そのような日本の状況が描かれていました。どうせ小説の中の出来事でしょ?とはなから思うのではく、実際はこうなのかもしれななどと考えながら読むのも楽しい思います。
この作品を読み、続編もとても気になっているので読んで見たいなと思いました。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ世界中がコロナ禍で苦しむ中、福島原発の処理水放出に伴う査察結果の記者会見場において、ある取材のマスコミ関係者がデータ改ざんの動きを見せたが、関係者により阻止された。
一方、小松基地に勤務する空自F-15のパイロット、舞島茜は島根沖に突然現れたアンノウン対応のため同期の白矢とともに発進した。目視したアンノウンは中国製J7戦闘機の腹を膨らました改造機で目的は不明だった。茜は白矢とともに領空侵犯を阻止しようとしたが1機は宍道湖に墜落させてしまう。
茜の妹、ひかるはNSSの要員としてコロナに効く宍道湖固有のバクテリアの回収に向かう。ひかるは島根の研究施設の担当者の異変に気づき、怪しいNHK職員の後を追う。 -
Posted by ブクログ
失脚した日銀総裁の後継として常念寺総理の肝いりで欧州から呼び寄せた大使の帰国便に舞島ひかるは極秘裏に警護要員として同乗していた。そして機内で大使とSPが病変し、大使のSPの1人が毒ガスにより機内を制圧した。ひかるがCIAの工作員とこれに反抗したがまたしてもパイロットがいないコクピットでB747を操縦する羽目になる。
同じ頃隠岐の島への攻撃行動を続けていた韓国軍は突然自衛隊F-15とE-767を撃墜し、これに紛れてF-15Kを日本海中央へと向けた。舞島茜の同期パイロット白矢は飛行班長の乾と共に対応するが正当防衛でしか武器使用できない縛りのために撃墜されてしまう。
国内ではイソコ的な芋生、白スーツの羽賀聖子、政治評論家の川玉哲太郎によるメディア(サイバー)テロに大八洲TVの新免が立ち向かう。 -
Posted by ブクログ
前回、政府専用機で活躍した妹、舞島ひかるはNSCにスカウトされ工作員として訓練を受けた。初任務としてハニートラップの工作員を確保した。
同じ頃、日本に向かう貨物機ルクセンカーゴが不審な動きをしており、F-15パイロットの姉、舞島茜は同僚と訓練の途中、ルクセンカーゴの状況確認に指向された。コクピットの様子から異常を感じ取った茜は隠岐空港に誘導し、着陸させた。機内では天然痘と思われる患者が暴れており中国の工作員によるバイオテロの疑いが濃厚だった。
そして時機を同じくして、国会前の憲法改正反対デモに関して大八洲TVが乗っ取られ、マスコミのニュースが野党の広告番組と成り下がっていた。 -
Posted by ブクログ
尖閣諸島を含む東シナ海を取り巻く環境は、中国の太平洋進出、一帯一路政策と相まってエスカレートする一方である。これをテーマにした作品は数多く存在し、夏見氏も佳作を認めている。今までの作品が航空自衛隊の主力航空機であるイーグルをテーマにしていたのに対し、今回の作品は中古のキティーホークとF-14を護衛艦 出雲とF-35Bの組み合わせの繋ぎとして担ぎだした。もつともF-14とF-15が作品の上での違いは、艦載機か否かぐらいしか違いがないが。そして今回の主人公もヒロインである。このあたりは夏見氏の拘りなのかもしれない。キティーホークへの着艦やり直しポルターの間、いきなり哨戒活動に振り向けられ、そこで中国機と思われるJ-7と相見え、海上保安庁の救難ヘリを撃墜した敵機を撃墜する。前半部のドックファイトのスリリングな筆致は健在であり、エンターテイメント書きとして十分な力量を存分に示している。
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Posted by ブクログ
夏見氏のアリスシリーズ。ちょっと考えられないような背景設定や仕掛けも民主党政権時代のデフォルメやハンギブンを彷彿させる韓国人国連事務総長のオマージュだと思えばならではの仕上がりで、クライマックスの空中戦は相変わらずの出来でエンターテイメントとしては申し分ない。韓国、中国、北朝鮮、アメリカと思惑の異なる登場人物を登場させながら物語を収斂させていくところはさすがである。リアリティの点から見ると軽い感じが拭えないが、リアルに踏み込むとフィクションとしての面白味に欠けてしまうのではないかと思われ、なかなかの味付けと思った。それでも、もんじゅの高濃度のプルトニウムをテーマに核武装に踏み込んだり、国連憲章の敵国条項に触れたりなど新しいネタを作中に潜ませ、ますます意欲は衰えない。