夏見正隆のレビュー一覧
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今、日本周辺はキナ臭さが過去10年と比較して若干強くなっている。ロシアは、冷戦時代ほど直接的な脅威ではないものの北方領土に軍事施設を作り、既に領土問題はなきが如く振舞っている。朝鮮半島に目を転ずれば、相変わらずテポドンやノドンを撃ってアメリカを交渉のテーブルにつかそうと画策しているし、韓国では嫌日家パク・クネ大統領が中国に擦り寄り、嫌日ネットワークを形成しようと躍起である。しかし、ジャパンバッシングも慰安婦問題の端緒となった朝日新聞の記事が捏造と判明し、振り上げた拳の下ろしどころがみつからない。中国は、年5%の経済伸長を背景に軍事大国に成長し、南沙諸島の実効支配、尖閣諸島への影響と力の行使を強
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夏見正隆の描く東アジアの情勢は、極め付けにキナ臭い。与党である主権在民党自体が怪しげであり、政権の閣僚内部にも売国奴が多数いる始末で、背景設定が雑なところはご愛嬌。なにせ、竹島の上空でKF16とドンパチやろうという設定なのだから、ある程度は仕方がない。純粋ヒーローものとしてなら十分読める内容である。差し詰め日本版クライブ・カッスラーというところか。今回は、新規参入の航空会社が日本キャリアーとして初のA380を韓国に向けて就航便に、レンジャー研修明けの漆沢美砂生と山澄二尉が拉致される。前作から代わり映えのしないプロットである。しかし、本作では、政敵排除のため巧妙な罠が仕掛けられているが、拉致され
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帯にはシリーズ完結編の文字。もと女優の天才的パイロットの鏡黒羽が、双子の妹と間違えて北朝鮮首領への貢ぎ物として拉致されてしまう。NGOによる青少年平和訪問団、ワクチンの輸送を隠れ蓑にした、現金と「貢ぎ物」をのせた旅客機が舞台。追ってくる攻撃ヘリ、戦闘機をかいくぐって、北朝鮮からどのように脱出してくるかが現役パイロットの著者によってマニアックにかつリアルに描かれます。また、海保のビデオ流出を下敷きにしたエピソードも盛り込んであり、まさに緊急で書き上げたんでしょうねぇ。今回の主役は予想通り鏡 黒羽。悩める風谷の出番はほとんどなし・・・悩みもだえながらこれからも国を守るため損な役回りを引き受けて行く
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年末は海保の尖閣諸島近辺での衝突事件のビデオで大騒ぎになりましたね。国内では内閣に対して厳しい評価ですが、海外メディアでは「大人の対応」と高評価のようです。まじめな話、あんなことを真剣にやってたら普通は戦争状態にはいりますよね。ってなことになったら、登場することになるのが自衛隊ですが、軍隊ではないため「交戦規定」もなく、最前線で攻撃されても中央の許可が無くては反撃もできません。当然、海保の船も目の前で撃沈ということもありうるという怖い話。このシリーズは文庫化される前から読んでいたのですが、その現場と規則の矛盾点にはまり込んでつらすぎる状況に追い込まれるパイロット、風谷君に身もだえします。ナイー
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一話完結だと思って読んでいたらツヅキモノっぽくてなんだか哀しくなった本……←
航空自衛隊が部隊という、珍しいような本。作者自身が所属していたらしく、その内部権力の陰惨さやF15の操作の情報はとても緻密かつ分かりやすく書かれているので、面白く読めます。
憲法の話や、自衛隊の話など、現在直面している壁についても如実に語っているので、其のあたりも勉強になります。
自衛の為の組織、そのなんと歯がゆい事だろうか。
読んでいて何回もイライラしてしまいまいた。面白いですが、そういう意味では精神的によくありません(笑)
自衛官には珍しい名前が多いなーと前々から思っていたのですが、小説でもやっぱり -
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購入済み
消化不良
「スクランブル 決戦! 日本海上空」と「TACネーム アリス 尖閣上空10vs1」を読了。話の中身は同じ。自衛隊・外務省・チャイナスクール・中国・ぐふう・ぐぬおうのワンパターン。そして話の結末は無しに中途半端に終了。もう読まないっと。
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「スクランブル 決戦! 日本海上空」と「TACネーム アリス 尖閣上空10vs1」を読了。話の中身は同じ。自衛隊・外務省・チャイナスクール・中国・ぐふう・ぐぬおうのワンパターン。そして話の結末は無しに中途半端に終了。もう読まないっと。
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