【感想・ネタバレ】スクランブル イーグル、生還せよのレビュー

あらすじ

空自のイーグルドライバー・鏡黒羽は、女優である双子の妹と間違われ、何者かにスタンガンで気絶させられた。目覚めると、そこは非政府組織〈平和の翼〉のチャーター機の中だった――。「偉大なる首領様」への貢物として、北朝鮮に拉致された黒羽は、日本の〈青少年平和訪問団〉の幼い命を救い、脱出できるのか!? 祖父から継いだ天才の血がついに……! かつてなきパイロットアクション。

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

自衛隊小説というより鏡黒羽の冴えるアクション小説に仕上がっている。これで完結というのはシリーズを通しての読者にとっては、消化不良気味に感じる。登場人物の関係性も変わりはじめて、新たなステージを感じさせるものだっただけに、寂しく感じるだけかもしれないが。いつか、「帰ってきたスクランブル」みたいな形で新シリーズが立ち上がるという淡い期待をしています。

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2011年02月01日

Posted by ブクログ

夏見さんのイーグルシリーズの新刊です。
今回は、展開的には、少し今までのシリーズと違うかもしれませんが、鏡の妹と対極にある鏡の冷静さを描きつつも、責任感が強いというその微妙な心遣いが見てとれます。
戦闘機アクションが好きな人にはやっぱりお薦めです!

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2011年01月07日

Posted by ブクログ

帯にはシリーズ完結編の文字。もと女優の天才的パイロットの鏡黒羽が、双子の妹と間違えて北朝鮮首領への貢ぎ物として拉致されてしまう。NGOによる青少年平和訪問団、ワクチンの輸送を隠れ蓑にした、現金と「貢ぎ物」をのせた旅客機が舞台。追ってくる攻撃ヘリ、戦闘機をかいくぐって、北朝鮮からどのように脱出してくるかが現役パイロットの著者によってマニアックにかつリアルに描かれます。また、海保のビデオ流出を下敷きにしたエピソードも盛り込んであり、まさに緊急で書き上げたんでしょうねぇ。今回の主役は予想通り鏡 黒羽。悩める風谷の出番はほとんどなし・・・悩みもだえながらこれからも国を守るため損な役回りを引き受けて行くのでしょう。ラストで理不尽な首相命令にも自衛隊は「規定」通り対処する、このひねった感覚に、思わず苦笑い。手放しでは喜べないエンディングにも、やっぱり今の憲法第9条と自衛隊法について考えさせされてしまいます。

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2011年07月15日

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