喜多みどりのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
千春がお弁当を食べる描写がとてもおいしそうだった。
『千春は苛立ちのままぶっすりと鮭かまに箸を突き刺し、そして結局身をほじくり出した。左手も使い、骨からこそげとった身を、一口食べる。・・・美味しい。脂はよく乗っているが、焼き方のおかげかべたべたした感じはしない。鮭の豊かなうまみが口の中に広がる。ご飯が食べたくなって、交互に食べていくと、腹の底から、じわじわと熱がこみ上げてくるような感覚が生まれる。』
スマホを見ながら鬱々とご飯をただ口に入れているだけだった千春はこのお弁当のおかげで、両手で鮭かまにしゃぶりつき、ただただ美味しいと食べるを繰り返している千春をみたら食べるって大事なんだなと思え -
Posted by ブクログ
くま弁が近所にある暮らし良すぎん?となった。
恋人に二股かけられた上に、北海道に転勤担ったOLの千春が主人公。
物語に出てくる、ザンギのお弁当や、卵焼きが美味しそうで美味しそうで…。。
優しい店員のユウや、常連の黒川と仲良くなっていくところもほっこりしてよかった^^
元気になるご飯って、いつも同じじゃなくて、
状況によって違うんだろうなって気づけた。
色々考えてしまう時は、両手使わないと食べられないものとか、
来年も食べるために頑張るぜ!ってなる旬の食材とか、
家族の味を思い出す卵焼きみたいなおかずとか。
何が自分を元気にするんだろう〜って考えるの大事そう。
心がこもったあったかいお弁当 -
Posted by ブクログ
くま弁シリーズ⑦ (宅配篇①)
冬至の夜のりょうおもい南瓜
豚汁、石狩鍋、三平汁
二十二時のきんぴらおにぎりエトセトラ
父と娘の玉子焼き
くま弁があるのは変わらないけど、主人公が千春ちゃんから
運転大好きな雪緖ちゃんに変わったー!!
くま弁がデリバリーもできるようにするために、
アルバイトを雇おうとしており、
そこに、たまたま職場をやめたばかりの雪緖が遭遇。
雪緖ちゃんが主人公なんだけど、
個人的には黒川さんの娘の茜ちゃんが
物語を引っ張ってくれてる感じがして好きだったー。
きんぴらおにぎりの話は、雪緖ちゃんの元職場の
同僚である鷹森がパワハラ、セクハラのパレードで
読んでて、めっ