喜多みどりのレビュー一覧
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シリーズ最終巻。
最後は昼の石版と台座を巡るあれこれに決着が付いて、それぞれの登場人物たちも、それぞれの落ち着き所を得て、とりあえず、だいたい(笑)ハッピーエンドでよかった。
物語的には、途中色々入り組んだ構成になったり、始原のキツネの意図がもう一つはっきりしなくて、もやもやして少し入り込めなくなったこともあった。
でも、このシリーズの魅力はなんと言っても主人公リティーヤの性格、というかノリ。
たとえ落ち込んでても、やることはびっくり箱のようなリティーヤの行動に呆れつつ、楽しませてもらっているうちに、結局最終巻まで読んでしまっていた。
なんというか、愛すべきキャラクターだ。
そういえば -
Posted by ブクログ
入り組んだ設定を、凄い早い段階で苦労なく理解させてくれる。
うお、このタイミングでランドルフの土地の話(と言うかユリエルを見直す話)をするのはうまい。と思う。作家にとっては普通のことなんだろうか。
男装をする本来の目的は早々に失敗してしまうけどそのために今まで培ってしまった人間関係、社会的立場を保つために男装を続けなければならないという状況が笑える。
善行に縁がない、というジレンマは面白い。p37
地の文、いつ女扱いになったんだ気づかなかった。
p153にキリストの名前が出てきてひどく驚いた。現実の地球の話なの? というところではなく、そういや異世界ファンタジーだとはっきりする記述 -
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Posted by ブクログ
リティーヤ。
今更ながら、KYヒロインが駄目なことに気づいた。
なんであんたはクギさされてんのに言うこと聞かないのよ!!
て思っちゃう。
行動が軽率すぎる〜
やむせ君もばど君もてよるさんも
みんなイイヒト過ぎでしょ。
これまでの行動を総括すると平手一発じゃすまないと思うよ。
団体行動だよ!
生死かかってんだよ!!
そんな駄目ヒロイン、宮城さんのイラストはアタリだったと思う。
宮城さんの漫画もぽやっと天然系が多いし
ヒロインのキャラがにてる。
正直ビジュアルで半分以上許している自分がいるものね。
後は、今後の成長に期待。
キツネのからみもきょうみぶかいですなあ。
どうなるんだろ、ド -
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Posted by ブクログ
絵に釣られて正直内容にはあまり期待しないで買ったんですが、思ったより面白かったです。
最初ヒロインがちょっと考えとかが幼くてトラブルばかり起こすタイプに見えてちょっと不安だったものの、結構可愛い子でした。あとヒロインが活躍する物語が個人的に好きなのでヒロインの子が誰も使えるはずのない魔法を使うところとか凄く楽しんで読めました。多分主役であるヤムセ先生も面白いキャラでよかった。
文章とか展開とかも平均レベル以上ですし、続きも気になる作品。このシリーズはこれからも読もうと思ってます。
あと、ビーンズはちょっとホモくさい作品が多いのにこの作品はそんな感じは全くないのでその点も気に入りました。