渡邊ダイスケのレビュー一覧
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カモの、トラへの愛情に泣く。
トラの為に、朝食会へ依頼をした時点で、孤高の復讐屋としての倫理に反し、その報いを受けたのかもしれないが。
ラストは『BANANAFISH』を彷彿とさせる。Posted by ブクログ -
本巻では、穏便な形で復讐を終わらせるところから始まる。あるものは許すことにより終わらせ、またあるものは一からやり直す機会与えることで復讐を終わらせた。運が良かったのもあるが、バッドエンドは回避されたといえる。
ところが、中盤から終盤にかけては展開ががらりと変わり、どちらかが全滅するまで終了しないよう...続きを読む -
鶴巻のリアルに動きの少ない表情と、逆口の現実にあり得そうにない表情の描き分けが鳥肌。同じ土俵に二つの真逆とも居てる表現が存在して、違和感がない。現実と虚構が同時に在る感じ…これは漫画と言う媒体でしか生まれない表現じゃないかと思う。
トラとカモ…言葉少ない「同志」のやり取り…この静けさが良い。Posted by ブクログ -
殺した方が良い人間が擁護され、僅かな強制された反省行為をするだけで赦されて、生きているのが現実。
誰だって殺したい人間はいる。けどやらない。
世界にひとりしか居なくなるまで殺戮をするのが人間のDNAに組み込まれている。
しかし、収拾がつかなくなる故に相反する「理性」なる他者を保護する機能も人間は備...続きを読む