とりま、ネットバナーにクソうざいくらい、この作品が出てきたので、買ってレビューしときます。
主人公は街中にある小さな本屋、「カモメ古書店」を営んでいる、カモとトラの二人。
古書店というのは表の顔であり、裏では復讐屋として依頼を受け、復讐を代行していく。
実際に起きた凶悪事件をネタにして
...続きを読むいる為か、
被害者(依頼者)及び加害者の、事件当時の連想シーンが、生々しい。絵からも加害者の狂人ぶりが伝わってきてよかった。
復讐劇に切り替わると、スカッとさせたい感が強く出すぎていて、生々しさが全く伝わって来なかった。暴力に偏りすぎて逆に。
主人公のトラとカモ、二人の仕事のやり方が共通して「暴力一辺倒」なので、二人がもっと復讐に対して対極的な方法を取るキャラであれば、
面白かっただろうな。「暴力」と「 」で。
復讐にも色々な形と方法があるだろうから、これはこれでいいんだろうけど
「本当に復讐してよかったのだろうか…」とか「正義ってなんだろうか…」みたいな心の揺さぶりが無いから、後味はスッキリしてます。
また、1巻では以下の事件をネタにしてます。
- 光市母子殺害事件
- 女子高生コンクリート殺人事件
- 大津市中2いじめ自殺事件
- ウサギ蹴り殺し事件