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Posted by ブクログ
前半のエピソードは、娘と同じ幼稚園に通う娘の友だちを殺害した母親の起こした文京区音羽の幼女殺害事件を思い出す。この事件自体はママ友仲間の人間関係への恨みが起こしたものだったが、本作は、他人より優位に立つことで自己実現を果たしてきた女性というキャラクターを創造し、より逆恨み度の高い歪んだ殺害動機の芽生えを丹念に描いていく。社会や家庭の中でそれまでの自分がどんなに辛い目にあってきたかと、犯行の一分を主張する加害者をカモが身勝手の一言で一蹴するいつもの展開だが、こうやって実在の事件などを参考にしながら、人間の歪んだ自己愛の在り方を俯瞰し、読者と一緒にどうあるべきだったかを考えて行こうとするのが第2部の方針なのだろう。後半は園田が担当する売れない若手漫画家を餌食にしていくサイコサスペンス。こちらは前半のような理屈で考えられる犯罪動機を超えた人間の精神の在り方の恐ろしさを描いている。倒錯した性行為のような殺害場面の創出がいい(犯罪行為そのものがいいという意味ではありません)。
この巻は残酷な拷問シーンとかはないですね。でもその分被害者遺族の心情に迫っています。「許す」と「許せない」そして「許すよう強要する第三者の声」、それに対する作者の考えがアンサーされています。
Posted by ブクログ
園田は「サイコパス」でさえないんだろうか。それとも、取材と称して自分の異常な部分をすり替えしているだけなんだろうか。現在の所ではまだ不明ではあるが、快楽目的であろうとなかろうと彼が人の命を奪っている事には違いない。こんな人間には並みの神経では太刀打ちできないだろうなぁ。
園田が駆け出しの漫画家(♂)に付き纏われた時に放つ
「素で奇人変人じゃダメなんだよ
頭の中で計算して奇人変人を作れる人間じゃないと
作家たるものね」
この言葉が、凄い真理突いてて、納得してしまった。
なんかもんでんさんとか石原理さんとか読んでる気がする。カモとトラの相棒っぷりがべたべたしてないし、考え方も違うけど一蓮托生なとこが凄い好きなんだが、この度は出番が少なかったが。
なにかが残る
周囲は遺族や被害者にただの一つも要求してはならない。許すということすらも。
うーむ。毎回考えさせられる言葉があって、確かに読後は晴々するようなものではないかもしれないけど、重く残るんだよね。イイ意味でもワルイ意味でも。
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少年・青年マンガ
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