渡邊ダイスケのレビュー一覧
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世の中には必要な職業
被害者や被害者家族の苦しみ、怒りに対応しきれない法律の壁が高い日本には、ある意味必要な職。
テレビのニュースなどで凄惨な事件を見いる度に、私が当事者なら、、といつも考える。
死刑になるような判決はごく一部で、大方の犯罪者は数年〜十数年で、普通の生活を取り戻し、被害者が送り得なかった人生を送る。
それが許されている。
持って行き様の無い怒り、悲しみ、憎しみを解決するには必要な仕事。現実には起こりえないけど、読んだ後には爽快感すら感じる。
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良識ある大人の読物
決してヒーローではなく、むしろ凄惨な復讐に嫌悪感すら感じる主人公ですが復讐を終えて被害者にかける言葉には祈りにも似た救いがあり胸のつかえがとれる思いです。被害者の心情を考えるとこのような存在を全否定することはできない社会的なパラドックスに考えさせられます。個人的には被害者の複雑な心情を淡白に描きすぎかなとも思いますが社会に投げかける波紋の大きさは決して小さなものではないかと思います。名作としての真贋はさて置いて多くの良識人に読んでいただきたい作品です。
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ネタバレ
筋が通っていてかっこいい
主人公2人が復讐代行屋として、犯罪者を拷問しながら自らの犯した罪を自覚させるっていう話なので、なんか見てて心も身体も痛くなるシーンが盛りだくさん!そういうのが苦手な人にはお勧めしませんが、大丈夫な人には是非読んでほしいです。
そこまでやらなくても…と薄目で見つつも、いいぞもっとやれ!と思ってしまう自分もいます。
1話で散々痛めつけられて「もうしませんごめんなさい」した犯人に対し、復讐を依頼した本人は「もういいです」と言って帰ります。生きて戻れる!と安心した犯人に、主人公は「本気で生きて帰れると思ってないだろうね?」と、結局は恐ろしげな方法で殺します。
なんだ~結局情状酌量の余地はある -
やられたらやり返せ
5巻まで読んだ。一部完で、続きは「外道の歌」で連載中とのことでとても気になる。
被害者に代わって復讐を実行する主人公のカモとトラ。人が人を裁くなんて、という読む側の逡巡を吹き飛ばすくらいに、頭のネジが100本くらいはずれた犯人は徹底的に悪として描かれる。
昔から、法に変わって悪を裁くテーマの作品はたくさんあるが、ともすれば独善的に描かれがち。それが、本作は裁く側も裁かれる側も「屑」と言い切る潔さ。だから道徳だの正義だの倫理だの、あれこれ棚に上げて単純にスカッとできる。
一世を風靡した「倍返しだ!」の台詞があんなにも受け入れられるところを見ても、今の世の中全体が表に出せない鬱屈した感情 -
正義とは何か
表向きは古書店の復讐代行屋が、社会に埋もれた犯罪の被害者側に代わって復讐を行う物語。
いずれも実際の犯罪がモチーフになっているらしい。
復讐のターゲットが徹底的に悪なので一定のスカッと感はあるが、復讐の方法がなかなかえげつなくて痛々しい。それも、犯人が行った鬼畜の所業を思えば心理的には納得できる。
ヤングキングで連載中で、まだ完結していない本作。現実世界では果たせなかった復讐を、今後どのような形で裁いていってくれるのか楽しみ。 -
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内容がなく薄い
「恨みや本舗」を「ウシジマくん」のような暴力性にした感じの漫画。のわりに「恨みや本舗」のように話に捻りがあるわけでもなく、ただただ、凶悪な犯罪シーンが繰り広げられてるだけ。心理描写がうまいわけでもなく、ただひたすら外道な暴力の痛いシーンが繰り広げられます。個人的にはうーん。という感じ。話が薄くペライです。漫画に深みを求めない、ただ残虐性のある漫画を読みたい人にはいいんじゃないかな。私は無理だけど。
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交錯と
本編でも描かれた衝突未遂がこちらでも出てきて、
本編ではただプロに見えていた「朝食会」の心情が細かに描かれて終幕。
絵が綺麗なだけに、逆にそこまで描くか、という気にさせられた
独特のスピンオフでした。お疲れさまでした。
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BFC始動
鶴巻が登場して BFSが始動。
ラスボスっぽいものも提示されて、BFSが代行を果たすのか?
時事ネタぽい弱者女性救済ビジネスとつながるのだろうか?