恩藏直人のレビュー一覧
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5年以上前に書かれたコトラーの本だが、製品のネタが尽きた現在には十分活用できるフレームワークが書かれている。現在は、十分に市場調査をして顧客の声を聴いてもBtoCでは80%、BtoBでは40%の製品が目標に達成していないそうである。そして、新製品の殆どが、既存の製品の延長でセグメンテーションを繰り返した末の製品で、非常に狭い場所のみを狙った製品になってしまっている。この事実に対し、この本では、セグメンテーションしてターゲットしてマーケティングミックスをしてという従来のマーケティング(バーチカル)に加えて、創造力を必要とするラテラルマーケティングの要素を加えた方がよいこともあると説明している。製品の切り口でいえば、製品の発送を変える(代用・逆転・強調・結合・除去・並べ替え)をすることで全く新しいセグメントが狙える製品が考案できるのではないか?(Ex.宅配ピザの発想を逆転させると冷凍ピザとなり、異なるセグメントが取り込める等々)また、他の製品群では当たり前のサービスを自分の製品群で適用させる等々も書いてあり、0から何かを創造するわけではなく、できているものどうしを組み合わせる事で全く別のセグメントを攻められる製品ができるのではないか?という事が筆者がいいたいことであると私は理解した。
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ネタバレリテール4.0 10の法則
1.不可視であれ
消費者が目的を達成するのに必要となる認知的、物理的努力を最小化し、無理なく自然にできる。
2.シームレスであれ
リアル店舗で始まりオンラインで完結するショールーミングと逆にオンラインで情報を収集しリアル店舗で完結するウェブルーミングを人はシームレスに行き来する。
3.目的地であれ
製品の技術的優位だけで選択される時代は過ぎ去った。行かなくてはならない場所から行きたい場所へ変化している。
4.誠実であれ
5.パーソナルであれ
「顧客にもっと近付きなさい。顧客がまだ気付いていないニーズを語れるほどに密着しなさい。」スティーブ・ジョブズ
6.キュレーターであれ
「無限のコンテンツがある世界で,人々はワンストップショップを探している。」マイク・カプット
7.人間的であれ
技術とデジタルの進化において、どのように使用、適用するかは人間が決定する。
8.バウンドレスであれ
クリック&コレクト オンライン購入し、リアル店舗で受領する。など発展して来ている
9.エクスポネンシャルであれ
サードパーティ(第三者)との協力によって、自社のオファリングの限界を超えよ。
10.勇敢であれ
変化し続ける世の中では、安全に行動することが、最大のリスクの一つとなる。 -
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デジタル時代のマーケティングについて学べる本。前回の3.0から、人の求める価値観の変化に合わせたマーケティングに対して、その人の心理に向き合いデジタルを活用してどのようにマーケティング活動を行なっていくかのヒントが得られる。
学びメモ
・マーケティングは、製品やサービスを顧客が知り、購入、推奨に至るまでのカスタマージャーニーの質の変化に対応していく必要がある。マーケティング4.0の究極の目標は、顧客を認知から推奨にに進めることである。
・カスタマージャーニーは、認知、訴求、調査、行動、推奨の5Aモデルの時代になっている。
・5Aフレームワークはあらゆる産業に適用できる柔軟なツールであり、顧客の行動を描写するために使われる時、従来のフレームワークより、実際のカスタマージャーニーに近い図を描いてくれる。このツールを使うことで、産業間の比較も可能になり、それぞれの産業の特性について知見を得ることができる。また、企業と顧客との関係についても競合他社と比較しての特徴を把握できる。測定する価値があるのは、2つの指標がある。購買行動率(PAR)、ブランド推奨率(BAR)カスタマージャーニーには様々なパターンがあるが、蝶ネクタイ型のパターンを目指すのが重要である。 -
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マーケティング3.0の時代のマーケティングの考え方について学べる。物を作れば売れる物主体の1.0の時代から、顧客主体の2.0の時代、と時代の流れを踏まえて、2000年以降求められている価値主導のマーケティングの時代の中身について学べる。
ソーシャルメディアの発展や環境、所得格差、グローバル化などの社会的背景から、顧客自身がマーケティング、ブランドを作っていくこと、顧客の精神的な価値を踏まえたマーケティングが求められている、など時代の変化に合わせたその時代のマーケティングに必要な考え方について学べる。
学びメモ
・マーケティング3.0では人を消費者としてではなくマインドとハートを持った全人的存在と捉えること。
・機能的、感情的充足だけではなく、精神の充足も求められている。
・消費者はより協働的、文化的、精神的なマーケティング手法を求める、洗練された形の消費者中心の段階である。
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マーケティング5.0とは、人間を模倣した技術を使って、カスタマー・ジャーニーの全工程で価値を生み出し、伝え、提供し、高めることだ。マーケティング5.0の重要なテーマの一つが、マーケターの能力を模倣することをめざす一群のテクノロジー、いわゆるネクスト・テクノロジーである。こうしたネクスト・テクノロジーには、AI、NLP、センサー、ロボティクス、拡張現実(AR)、仮想現実(VR)、IoT、ブロックチェーンなどがある。これらの技術の組み合わせが、マーケティング5.0のイネーブラー(実現を可能にする要因)となる。
実際、CXは企業業績のおもなドライバーの一つである。セールスフォースの調査によると、接続された顧客の三分の一が、素晴らしいCXには上乗せ料金を払ってもよいと思っている。プライスウォーターハウスクーパースの調査でも、顧客の四人に三人弱が、素晴らしいCXは自分をそのブランドに留まらせ続けると答えている。また、顧客はよりよいCXには最高で16パーセントの上乗せ料金を払ってもよいと思っている。
■セグメント・オブ・ワンの顧客プロファイリング
1.地理的変数
・どこに住んでいるか?
・関心のある場所はどこか?
・現在どこにいるか?
2.人口統計学的変数
・年齢、性別
・職業と所得
・結婚歴と家族の人数
3.心理的変数
・何に関心や情熱を持っているか?
・モティベーションや人生の目標は何か?
・行動の推進力となる価値観や態度は何か?
4.行動変数
・どのような購買ジャーニーをたどるか?
・どのようなメディアを消費しているか?
・製品・サービスをどのように使用するか?
■アジャイル・マーケティングを構築する
アジャイル・マーケティングには、従来型企業に欠けているある種のマインドセットが求められる。スタートアップ企業はもともと資源が乏しいので、すでにアジャイルなメンタリティを備えている。こうした企業は乏しい予算が尽きる前に、素早く行動しなければならない。しかし、大企業はアジャイル・マーケティングを別の形で採用すべきである。大規模組織に特有の複雑な組織構造と硬直もう性は、アジャイル・マーケティングにとって最大の敵である。企業は安定した儲かる事業を維持しながら、次の大きなチャンスを逃さないようにするために、現在の事業とは関係のない独立したチームを設立する必要がある。アジャイルなプロセスは、通常、新しい成長エンジンに重点的に取り組むイノベーションプロジェクトにのみ適用される。
■アジャイル・マーケティング組織の重要な構成要素
・リアルタイム分析
・分散型チーム
アジャイル・マーケティングには、それぞれ異なる問題に取り組む複数の小さなチームが必要である。チームにとっての武器は、リアルタイム分析によってもたらされる知見だ。アジャイル・マーケティングでは、それぞれのチームに完了までのスケジュールが決められた特定の任務が与えられる。このモデルはスクラム―ソフトウェア開発によく使われるアジャイル手法からヒントを得ている。マーケティング分野におけるアジャイル手法の適用には、新しいCXの設計、製品イノベーション、マーケティング・プロセスの改善、新規事業の開発などが含まれる。
アジャイル・マーケティングのおもな障害に、部署間の壁がある。多くの大企業が、相容れない重要業績評価指標(KPI)を持つさまざまな部署を連携させるのに苦労している。したがって、それぞれのアジャイルチームは、製品開発、マーケティング・テクノロジーなど、多様な専門知識を持つ部門横断的な専任メンバーで構成されるとよいだろう。少人数で同じ目的に取り組むチームなので、壁を排除できる。同時に、メンバーたちはより参加意識を持ち、自分たちの仕事には意味があると感じるようになる。
部門横断的なチームは、摩擦を減らすだけでなく、いかなるイノベーション・プロジェクトにも欠かせない発散的思考に適している。また、アイデアに命を吹き込むためにも不可欠だ。たとえば、マーケティングの専門家は知見の解釈で重要な役割を果たし、エンジニアリングの専門家は作業用プロトタイプの開発で力を発揮する。それぞれのチームは、独立して目的を達成するために必要な資源を備えていなければならない。
何層もの承認プロセスを必要とする従来の意思決定モデルは、アジャイル・マーケティングにとって時間がかかりすぎる。決定は迅速になされる必要があり、遅れは結果に重大な影響を及ぼす。したがって、チームは自律的でなければならないし、任務に関連する意思決定の権限を与えられていなければならない。このような柔軟なモデルには、トップマネジメントの強いコミットメントが必要だ。アジャイル・マーケティングにおける経営陣の役割は、進捗状況をモニターし、戦略レベルでのフィードバックを与え、チームに自由を与えると同時にコーチングも行うことである。しかし、もっとも重要な点として、経営陣はすべてのアジャイル・プロジェクトを統合して、会社の全体的な目標と整合させなければならない。
・柔軟な製品プラットフォーム
・並行プロセス
・迅速なテスト
・オープンイノベーション -
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<目次>
はじめに
第1章デジタル時代
第2章リテール4.0における10の法則
第3章経営者の視点
P10デジタルツールを使う人が増え続けていることで
誘発された変化に照らし、他の業界同様、
小売りの伝統的モデルを見直す必要がある
P14リテール1.0セルフサービス式店舗の誕生
P15リテール2.0ショッピングセンターの誕生
P17リテール3.0インターネットとECの誕生
P18リテール4.0デジタル技術の加速
P30人々は企業よりもすっと早いスピードで変化して
いく~~テデジタル革命による変化とピュアデジタルプレーヤー
の出現の結果、顧客経験が全面的に最優先事項となった
そして、人々の期待が進化した。
P248リテール4.0とは主に消費者の拡大した期待と予備軍で
あり、それと並行して進んだ、製品N経済から経験の
経済への移行である(リーバイス中欧)
P263リアル店舗は人間的であれの法則に従って、差別化
できる役割を追及しながら、ユーザーの複雑に入り組ん
だジャーニーに調和的に取り込まれなければならない
(モレスキン)
P269企業の経営幹部は、現在ほんの4,5年前とは全く
異なった戦略をとらなくてはならない。当然異なる
能力、メンタリティー、マネージメントが求められる。
最近の小売りのデジタル化、などは、ちゃらちゃらした
流行的なイメージがあった。しかしコトラーのおっさん
が妙にまじめに語っていると、それはとても大事なこと
であろうと思ってきた。
コトラー承認の時代の流れである、いやコトラーは
もはや時代おくれか。