化野燐のレビュー一覧
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ネタバレなんだかとんでもない展開になっています。
前の巻まではそれでも、世界観とか世界設定とかがつながっているかな、と思っていたのですが・・・・これは、大丈夫なのでしょうか???
とにかく、敵だった人たち、味方だった人たち入り乱れての大混乱でした。そしてどうにも認識圏外なモノたちの登場。
仲良し5人組+2もバラバラで、消えた人あり、翻った人あり、やめちゃった人あり。。。
みおさん・勝呂には違和感を覚えんでもなかったけど・・・・どうなんだろう。これは。
なんとなく、大生部がよさげな人に見えてきたのは気の迷いだと思います。
石和さん、それでも私はあなたが好きです・・・ -
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主人公は不幸体質の平凡な青年。
あるきっかけで遺跡の発掘調査のアルバイトを始めて事件に巻き込まれる話。
途中までは良かったんだけど最後の方で時系列や視点がバラバラになって読みづらくなった。
主人公が最初から最後までぱっとしないのも残念。
白衣を着た傲慢な探偵役が他人の夢からインスピレーションを受けて事件の謎を解くのも違和感がある。
探偵は偉そうな割に天才ではないし主人公が予知夢の特殊能力に目覚めるわけでもないというどっちつかずの設定で事件が解決してしまうモヤモヤ感。
もっとキャラの設定を極端にしても良かったと思う。
ミステリの構成としては殺人事件が起きたり犯人の他に黒幕がいたり主人公視点で -
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古本で購入。
人工憑霊蠱猫シリーズ第2弾。
鬼神データベース「白澤經」を利用する有鬼派の計画、散りばめられる謎。
三部作の中編であるこの『白澤』は、第1巻『蠱猫』と同一時間を別の人物の視線で描く、いわゆるグランドホテル方式の作品。
割と好きな手法なのだけれど、あまりうまく行っていない気がする。やや冗長に過ぎるという感じ。
登場人物や世界観のアウトラインを描くのに必要なのかもしれないが、3分の2近くが前作と同じ時間の話とは…
『蠱猫』のレビューで「1巻丸々で序章」ということを書いたが、2巻も大半が序章だった。ここまで来たら、物語のひとつの区切りが付く(だろう)『混沌王』はぜひとも読まねば。 -
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古本で購入。
狂気の本草学者、美袋玄山が書き遺した『本草霊恠図譜』。
妖怪・鬼神などと称される存在を具現化できるこの書物を狙う有鬼派。
彼らから祖父玄山の遺した『本草霊恠図譜』を守るため、小夜子は「蠱猫」の力を覚醒させる―
というわけで、妖怪伝奇小説「人工憑霊蠱猫」シリーズの第1作。
妖怪も伝奇も好きなので、書店に並んでいるのを見て気にはなっていた本です。
友人の勧めもあって読んでみた。
身も蓋もない言い方をしてしまえば、異能力バトルモノ。
スタンド・念・アルター能力…そういうものの延長線上にあると言っていいかと。
文章に少し生硬さ・くどさを感じるところもあるけど、妖怪エンターテインメン