【感想・ネタバレ】蠱猫 人工憑霊蠱猫のレビュー

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Posted by ブクログ 2013年03月16日

ツボにハマった。。。 妖怪ものです。京極夏彦を思い出します。 あっちはおどろおどろしい雰囲気でそれはそれでよかったのですが、こっちはちょっとSF風で、自分の嗜好にばっちりはまり込んでしまいました。 その点では「女神転生シリーズ」にも通じるものがあるかも。悪魔召喚プログラムが妄想記述言語に対応するのか...続きを読むな、とか。 妖怪(作中では鬼神)に関する文献や研究者に関する豊富な薀蓄も、士郎正宗の欄外が好きな私のような者には非常にマッチ。

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Posted by ブクログ 2021年12月03日

鬼神を具現化する書物を巡り、有鬼派と争う怪異バトルアクション。

作中での鬼神論や怪異に関する解説、議論がとにかく濃くて面白い。
著者が怪異の研究家で、その圧倒的な知識量に基づく記述は非常に読み応えがあります。

人工憑霊蠱猫シリーズの第一巻ということで、物語としてはまだ序章。
主人公である美袋小夜...続きを読む子、白石優の能力が発現するとともに、有鬼派との対立が明らかになり、本格的に争いが始まるというところで一巻が終了。
物語が動き出し、面白くなってきたところなので、続きが気になります。

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Posted by ブクログ 2013年09月20日

文化人類学はけっこう好きで大学選ぶとき迷ったから、読んでてifが味わえた気がする。司書も憧れの職業ですのでなおさら。本業をいかした世界観作りがたまりません。
まだまだ序章な巻ですが、激しくはまっていく予感…

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Posted by ブクログ 2012年11月25日

書店で何か面白そうな小説がないか物色していて発見。
通常の文庫コーナーなので、文学系かと思いましたが、どっちかというとライトノベルのが近い感じ。

学園を舞台として、異形のモノを使役して戦うストーリーで、伝奇カテゴリーになるのでしょうか。
そういう類が好きな方なら、楽しく読める作品になっています。
...続きを読む
それでもやはり文学らしく、考証や文体はライトノベルのような、悪く言うと軽薄な感じではなく、読みごたえが感じられます。

冒険活劇的なもので読む本に悩んだら、おススメです。

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Posted by ブクログ 2010年06月03日

妖怪ものが好きなのと、前評判もそこそこ良かったので、まとめて購入。
とりあえずまだまだ序章ですが、文章の表現が好きです。

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Posted by ブクログ 2009年10月04日

人間が持つ果てしない欲望と、その引き合いに出された妖怪、
そして巻き込まれながら懸命に戦う一人の女性と一匹の黒猫。
馴染みある妖怪たちが全く予想だにしない形で次々と現れる、
続きが気になって仕方ありません!!お勧めです!

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Posted by ブクログ 2022年10月03日

司書の美袋小夜子と大学生の白石優の話が後半に交差してたちまちド派手な人間・妖怪が入り乱れた戦いになる。最後の場面までは、「本草霊恠図譜」という本が人工慿霊を生みだす装置になっているだとか、大学生たちが鬼神についてのデーターベースを構築してごちゃごちゃ揉めるという何だかじりじりする展開だとか、一体この...続きを読む物語はどこへ行くのという感じだったが、それが意外と面白かったりしてね。

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Posted by ブクログ 2022年01月19日

面白い。シリーズが何冊もあって、後の巻ほど手に入りにくいから、多分続かなかった人が多いんだろうけど。無駄な詳しさに愛を感じる。飽きるのと読み切るのとどっちが早いかなー。

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Posted by ブクログ 2016年02月13日

扱っている内容は好み。
なんだけど、文章がまどろっこしいというか、ストーリーがだるいというか…詰まんなくはないんだけど、話の展開が遅すぎて飽きる。
しかも、えーこれで終わり? な感じで終わってしまった…続き物のようなので、次はテンポよく進むのかな。
この本はシリーズの前フリ的位置づけなのかもしれない...続きを読む

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Posted by ブクログ 2015年07月11日

壮大なオープニング。
登場人物紹介と、前日譚で終わってしまった感じです。
とりあえずは、猫娘ファンにでも勧めておけば良いでしょうか。(^^;
ま、続きを愉しみにってところで。

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Posted by ブクログ 2013年08月16日

古本で購入。

狂気の本草学者、美袋玄山が書き遺した『本草霊恠図譜』。
妖怪・鬼神などと称される存在を具現化できるこの書物を狙う有鬼派。
彼らから祖父玄山の遺した『本草霊恠図譜』を守るため、小夜子は「蠱猫」の力を覚醒させる―

というわけで、妖怪伝奇小説「人工憑霊蠱猫」シリーズの第1作。
妖怪も伝奇...続きを読むも好きなので、書店に並んでいるのを見て気にはなっていた本です。
友人の勧めもあって読んでみた。

身も蓋もない言い方をしてしまえば、異能力バトルモノ。
スタンド・念・アルター能力…そういうものの延長線上にあると言っていいかと。
文章に少し生硬さ・くどさを感じるところもあるけど、妖怪エンターテインメント小説として素直に楽しめばOK。
元のノベルス版の装丁の方がライトノベルっぽいのも、娯楽小説としての意図があるからかな。

元考古学学芸員にして妖怪研究家という経歴を持った作者だけに、作中において語られる妖怪の話や鬼神論は実に濃い。
少々ペダンティックに過ぎるような気もしないでもないが、薀蓄好きにはたまらん内容でしょう。

1冊丸々で序章となっており、どうも『蠱猫』『白澤』『混沌王』の三部作らしい。
話も気になるし、とりあえずこの3冊は読みたい。

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Posted by ブクログ 2012年12月17日

 岡山県出身の作者が県北の学園都市(津山?総社?)を舞台に描く妖怪変化がゾロゾロ出てくる学園伝奇ライトノベルでした。
 3部作か4部作になるらしいので本作はほんの序章。登場人物と関連キャラのお披露目といったところ。
 年末年始の暇つぶしのゴロゴロ読書には最適かと・・・

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Posted by ブクログ 2012年10月23日

シリーズものと知らずに買ってしまいました。

大学に勤める普通?の女性がある封印を解いてしまったことにより、謎の組織と戦うことになってしまうというお話しです。

妖怪がでてきます。
よくはわかりませんが、細部まで説明されていて本格的な印象を持ちました。
妖かしについて書かれている書物が文中に沢山でて...続きを読むくるのですが、私にはそのような部分がちょっと長く感じました。

もっといろいろな妖怪が出てきて妖怪同士が戦うのかと途中期待しましたが、そんなになかったです。
でも、面白かったので次も読んでみよう。やはり気になるし。

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Posted by ブクログ 2012年01月27日

妖怪を呼べるよぅになる
本を巡る戦い!!・・・の序章。

これ丸っと一冊で序章でした(^皿^;)

『きっとこぅなんでしょ』ってトコロで
主人公(?)がいつまでも悩んだり疑問に思ったりして
ちょっと飽きそうになったり

無駄に改行が多くて読みにくかったりしたケド

コレは続編も読みますww

むしろ...続きを読む次が楽しみだっ!!

付録にある 専門書も読みたくなってくる!!

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Posted by ブクログ 2011年11月16日

面白かった。この分厚い一冊で序章かいとは思いました。

 文章のあざとさとかへんに凝った感じはアラマタ先生以降の日本の伝奇小説の感じ。展開はややマンガちっくだけれど、薄い、軽いとは思わないな。

妖怪なんて気配が9割なわけで、「妖怪が出そうな雰囲気」を描こうとしていたらこんな展開になっちゃいました、...続きを読むという感じだと思う。そういう雰囲気を共有できる人ならおもしろいのでは。

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Posted by ブクログ 2011年05月02日

久々に感想。
妖怪ものでかっこいいものが読みたい、で選んだのがこれ。
作者の名前が激しく妖怪を主張していたので(笑)

感想としては思ってたのとは全然ちがったけど面白い。

最初想像してたのは青白い男の人が妖怪についてどーのこーの言う感じ。
実際はキリッと格好良いおねーさんがドガーン!バーンとアクシ...続きを読むョンする感じ。

読みやすさは格別で長さが気にならない。(しかし妖怪好きは本当に長編が好きだなぁ(笑))
逆に言うとラノベっぽい軽さがあって嫌いな人も多いかも。
仕立ては菊地秀行とかが近いかもしれない。
もうちょい見せ場をあざとく(ラノベもしくは某魔界都市並に)してもらえると萌え(燃え)要素が多くなるのになぁとか思う。
ラノベ・謎解き・妖怪・ハードボイルド・サスペンスどれも押し出せる素敵な設定なんだし。

ともあれ四冊ともぺろっとイケたので次にも期待。

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Posted by ブクログ 2010年08月25日

話は、とても面白いと思うのですが、シリーズ全般に渡って、話の展開パターンが同じなので、ワンパターンが嫌な方にはお薦めできません。
でも、話は面白いです。私は、文庫の方で購入してしまったので、ノベルズで出ている巻まで早く読みたいです!!!

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Posted by ブクログ 2009年10月26日

題名が面白い。
「なにそれ!」と思わず手にとってしまった。
シリーズもので、『蟲猫』はその第一巻にあたる。
憑霊(あるいは鬼神とも呼ばれるもの)を召還・行使できる”科学的な”技術が編み出された、という設定のもと、その技術が記された本『本草霊恠図譜』を巡る二派の争いが基軸となる。
”科学的な”霊の召還...続きを読むと行使というのは、設定だけ聞くとなかなか面白いのだが、読んだ限りだとまだ”非科学的な”ものとしか読み取れない。
呪法装置(これには人の死体が使われたりするようだ)の上に特殊な言語をソフトウェアとして走らせることで、人の妄想などを実体化させ行使する技術……らしいのだが、現時点ではその技術もよくあるオカルト的な儀式の範疇にしか読めず、”非科学的な”ものである。
現実的に考えればなにをどう説明しても、霊を行使するというのは”非科学的”なものなので、あとは作中でどれだけその技術を”科学的”なものとして読ませてくれるかだと思う。
登場人物において言えば、敵側の勝呂が一人だけ異様によくできている。
陰険で非常に気持ち悪く、読んでいると嫌悪感が沸く。
そのために作られた人物であろうから、役としては大成功であろう。
ほかにも登場人物はいるが、まだ第一巻ということであまりキャラ立ちはしていない。
これからどのように描かれていくのか、気になるところだ。
なお、文体はかなり軽め。
改行も多く、さくっと読める。
がっつりとした伝奇ものを期待すると肩透かしを食らうので注意。

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Posted by ブクログ 2009年10月04日

学園都市を舞台に一冊の本を争う謎の一派と司書。良い妖怪蘊蓄とアレなアクション描写のラノベでした。(つづく)

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Posted by ブクログ 2009年10月04日

妖怪研究家・化野燐氏の渾身の作家デビュー作。

待望の文庫化に文庫史上主義の私は飛びつきましたよw

第一巻ではオープニングに近い部分しか語られていないようですが、先を思うと期待大。

一つだけ残念なのは表紙のイラストが新書の方の物と違っていた事。

結構新書でイメージを膨らませていただけに残念です...続きを読むw

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