越智睦のレビュー一覧

  • ビール職人の醸造と推理

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    好感のもてる主人公で良かったです。ロマンスの種はまかれて次巻へ持ち越しといったところでしょうか。訳者あとがきにビールが飲みたくなる、とありましたが、私はドリトスが食べたくなりました。ていうかドリトスとドンタコスをずっと食べてる。肝心の事件はあっさりして少し拍子抜けでしたが、コージーミステリに稀にみられる、「動機に全く共感できない近所の奥さん、しかも地味キャラが犯人でした」ってのよりは良いかな。

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    2021年01月14日
  • 書店猫ハムレットの跳躍

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    猫が事件を解決にみちびくミステリー。軽妙な会話、お洒落なNYの雰囲気、それぞれ癖のあるキャラクターなど、コージーミステリのお手本のような本。殺人は起こるが凄惨ではなく、結末もやっぱりねと思うものではあったが、猫がしめす手がかりからの謎解きは気が利いていて面白かった。文体も読みやすく、さらさらと気軽に読める。

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    2020年07月06日
  • ビール職人の醸造と推理

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    久しぶりの海外ミステリィ。ジャケ買い。まず訳に違和感がない!海外作品は何より翻訳が一番大事だと思うのです!!!こちらは申し分ない訳でした^^ 嫌いの私ですら旨そうに描写されるビール、好きな人ならもう涎が出ることでしょうww 一緒に出される料理やデザートも良し。ビール職人の主人公・スローン、夫・マック。その両親のクラウス夫妻。新しく出来たブルワリー〈ニトロ〉経営者・ギャレットなど…魅力的なキャラクタも多く、読んでいて楽しかった^^ 唯一のマイナス点は・・邦題が糞過ぎること。この訳者にはユーモアというセンスがありません…。自分ならどんかタイトルにしようか、と考えながら読むのもまた楽しいかも。星四つ

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    2019年06月12日
  • ビール職人の醸造と推理

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    自分がビール好きなので好感の持てるコージーでした。もうひとひねりあるかと思いきや、案外あっさり終わりました。次回も期待。やはりコージーの選択は創元推理さんと気があいます。

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    2019年05月30日
  • モリーズ・ゲーム

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    映画を観てからの読書。

    華やかな夜のポーカーの世界で動くとんでもない金額のお金にも勿論驚いたけれど、それ以上に、モリー・ブルーム氏、ご本人の持つエネルギーや意思の強さにただただ驚き、そして圧倒された一冊でした。


    「え、本当に……」と、読んでいる間、何度もこの物語がフィクションでないことを確認。
    個人的に、某俳優さんについては訳者さんのあとがきでの一文に同意……。

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    2018年12月20日
  • 書店猫ハムレットのうたた寝

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    ニューヨークの本屋が舞台。
    猫と書店員が事件を解決?するシリーズ。

    大きな黒猫のハムレットは賢く、書店のマスコットというより主(ぬし)。今日も気ままにうたた寝したり、ゆうゆうと街を行き来しています。
    猫ごと遺産として受け継いだ書店を経営するダーラは、35歳。(初めて年齢が明記されてました。登場したときから30代後半かと思ってたけど、やや若い)
    2階にカフェコーナーを作ったのも成功。
    若い店員のロバートが美味しいコーヒーをいれ、なかなかハンサムなので女の子たちもよく来るように。

    独立記念日の催しとして、商店街でお祭りを開催することになって大騒動。
    ダーラは幹事サイドとなって、企画に力を入れて

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    2018年08月14日
  • 書店猫ハムレットの休日

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    書店猫ハムレットのシリーズ3作目。
    キャット・ショーに招かれて、フロリダが舞台のお話。

    ニューヨークの書店を受け継いだダーラがヒロイン。
    書店とともに受け継いだのが、大きくて真っ黒なマスコット猫、いや真の主?のハムレット。
    気むずかしい猫なのですが、前作でのハムレットの動きがネットにアップされて、一躍人気者に。
    空手大会に出場したダーラの演じる型を猫がいちいち真似ていたのだから、想像するだけでも楽しいです。

    ハムレットは、全米キャット・ショーに特別ゲストとして招かれます。
    フロリダに飛んだダーラとハムレット。
    ここが地元の下宿人ジェイクの母親が出迎えに来てくれます。
    場所を移動しても、ただ

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    2018年04月01日
  • 書店猫ハムレットの休日

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    あぁー、何で犯人に気づかなかったんだろう…怪しいとは思ったけど、動機が全くわからなかった。
    今回は少し、事件よりもバカンス色が強くて、事件の背景より、楽しい!と思う場面が多かったなぁ。おいしそうだったし、私もフロリダ行ってみたくなりました。
    最後に、ちょっとホロリとしてしまった…

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    2017年04月12日
  • 書店猫ハムレットのお散歩

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    書店猫ハムレットのシリーズ、邦訳2作目。
    賢い黒猫ハムレットが事件解決に一役買います。

    ニューヨークで書店を経営することになったダーラは30代。
    書店と一緒に受け継いだ店のマスコット猫がハムレット。
    大きくて気難しいハムレットにようやく認められたよう?
    そのハムレットがなんだか元気がない‥
    猫の共感力者を名乗るセラピストに診てもらったところ、なんと前の事件のことで自分を出来損ないのように感じているという?

    そんなとき、ダーラが通う近所の武術道場で事件が起こります。
    そこには複雑な人間関係が‥?
    若い店員のロバートも空手を習いに通っていたのですが、そこで飼い主を喪った犬を一時預かることに。

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    2016年12月10日
  • 書店猫ハムレットのお散歩

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    冒頭から、主人公の経営する書店で読書クラブが開催されていたり、主人公が通う武道場の師匠がイタリアングレーハウンドを飼っていたり、私的にツボの多いコージーミステリでした。
    ローマ(イタリアングレーハウンドの名前)かわいいよ…。
    以前は謎解きやトリック、犯人当てに主眼を置いて読んでいたミステリだけど、大人の女性が主人公のコージーミステリの面白さにハマり始めたかも。
    続きの翻訳も楽しみです。

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    2016年09月09日
  • 書店猫ハムレットの跳躍

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    ネタバレ

    動機まではわからなかったけど、バリーが怪しい…と始めのほうで思っていた。
    そしてなぜだか、なかなか読み進められなかった。あまり、作家との相性が良くないのかもしれない。
    とは思うけど、またシリーズが出たら読みます!

    でもハムレット可愛い!
    私もハムレットとグータッチしたい。許されないかもしれないけど(笑)

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    2016年07月04日
  • 書店猫ハムレットの跳躍

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    本屋が舞台のコージー・ミステリの新シリーズ、翻訳1冊目。
    ただし、原作では2冊目?

    ダーラ・ベティストーンは大叔母から本屋を相続した。
    黒い猫付きで。
    大きな黒猫のハムレットは神出鬼没、頭が良くて気難しく、新しい店員を選ぶのにはっきり主張するほど。

    ダーラは、30代後半かな?
    バツイチで普通に仕事は出来て、平均より人がよさそう。
    猫の扱いはそれほど巧みではなく、なかなか懐いてくれないハムレットに振り回されます。
    気に入った店員のことは認めている様子なのを羨ましく思いつつ。

    本屋の常連客が事件に遭い、ご近所の店では母娘の問題が‥?!
    心配するダーラ。
    建物の地下の部屋には、長身の元刑事の女

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    2016年06月24日
  • 書店猫ハムレットの跳躍

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    ブルックリンの書店(黒猫ハムレット付き)を相続したダーラと書店員&ご近所さんを巻き込んでのミステリー小説。
    ハムレットが示すヒントを頼りに解決していく。
    久しぶりに一気に読むほど面白かった。

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    2015年09月13日
  • 彼と彼女の衝撃の瞬間

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    〈海外サスペンス〉で検索した作品。
    裏表紙の【予想外の展開とどんでん返しが待ち受ける、第一級サスペンス!】という言葉どおり、最後まで先が見えない展開にドキドキした。

    各章が終わるごとに新事実が明かされるので、やめられなくなり一気読みだった。

    ロンドンの森の中で、女性の死体が発見され、〈彼〉と〈彼女〉と〈犯人目線〉によって語られていく。

    登場人物全員が怪しく見える。
    表の顔と裏の顔。一体誰が嘘をついているのか…。

    夢中になったし、結末も予想を超える面白さだった。
    でも、どうしても高評価をつける気持ちになれなかったのは、あまりに胸糞悪い事件の数々だったから。その背景も気分が沈むような不快さ

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    2025年06月30日
  • ビール職人の醸造と推理

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    なるほど…

    クラフトビールというモチーフは素敵だけど、話の筋にいまいちノリきれなかった。登場人物も素敵な人がいない〜。嫌いってほどではないけど、面白いとあまり思えないうちに終わってしまった…

    シリーズもののようですが、続きは多分読まないかな…

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    2025年06月23日
  • 彼は彼女の顔が見えない

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    峠を過ぎた中年夫婦の腹の探り合い……とてもよくある〈サスペンスドラマ〉のパターン、と、思わせておいて!

    なんてやつだ!

    登場人物二人の独白を交互に描写しながら、並行して過去の出来事をレター形式で徐々に明らかにしていく。
    手の込んだ展開は読者を惑わし、終盤のどんでん返しの効果を高める。

    洋館(教会)、吹雪、連絡不能と、古典的なスリラーの中に“相貌失認”という疾病を絡めて、まんまと乗せられて読んでしまった。

    騙されたー

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    2024年12月19日
  • 彼は彼女の顔が見えない

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    病気で人の顔を見分けることができない設定が、読みながら、何かあるんだろうなと思ってしまって、邪魔だった。
    前作の方が好みだったなあ。

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    2024年12月10日
  • ビール職人の秘密と推理

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    クリスマスイルミネーションが街に飾り付けられ、クリスマスメニューが溢れて雪も降りそうな雰囲気。まだ秋の景色が残り冬のイルミネーションが混ざり合う微妙な季節の移り変わりが絶妙。風景描写が秀逸で地元愛が伝わる。ごはんの書き方も良くて、香りや視覚的な表現や歯触りを丁寧に買いてくれてるのでワクワクする。

    ミステリというよりは、レブンワースの魅力と主人公の過去にまつわる真相が気になるシリーズ。
    孤独に慣れた過去から愛する家族を得て、夫の浮気により家族とのつながりを整理しようとする主人公が、今作で新たに女性の友情を感じてるのがまたよい。コージーミステリには、理解ある友人は絶対必要。
    過去の真相にいよいよ

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    2024年12月07日
  • 彼と彼女の衝撃の瞬間

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    主人公2人の視点+犯人と思われる人物の視点で進んでいくストーリーは同著者の『彼は彼女の顔が見えない』と似たような構成。収束の仕方がちょっとイマイチ

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    2024年12月03日
  • グッド・バッド・ガール

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    CL 2024.11.28-2024.11.30
    母親と娘、母親と娘。
    主要な登場人物、4人の女性たちがどんな人生を送ってきて、どんなふうに繋がっていくのかが読みどころ。わかるようでわからないように語られるそれぞれの事情が終盤で見事に繋がって面白かった。

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    2024年11月30日