【感想・ネタバレ】書店猫ハムレットの跳躍のレビュー

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2021年04月11日

猫が出てくるので。

ニューヨーク、ブルックリンの書店を大叔母から相続したダーラ。
相続したのは書店だけでなく、スタッフも含まれていた。
元教授の店長ジェイムズと、喧嘩っ早い黒猫ハムレット。
お客のひとりで「いい感じ」になっている建築業者と、
改装中の建物に行くと彼の同僚の死体を発見してしまい…。
...続きを読む
店の地下に住むのが元警官の探偵で、
元同僚の刑事が出入りするという設定が無理がなくて良いし、
ハムレットが気に入らない従業員候補を追っ払うところとか、
でも新しい従業員ロバートと仲良くなるところとか、
そのロバートの住まいを見つける話は微笑ましくて良い。

そして、
ニューヨークの裏庭のついたブラウンストーンの建物で、
経営しているのは書店、
お店の上に住んでいるとは本当にうらやましい。

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Posted by ブクログ 2020年07月06日

猫が事件を解決にみちびくミステリー。軽妙な会話、お洒落なNYの雰囲気、それぞれ癖のあるキャラクターなど、コージーミステリのお手本のような本。殺人は起こるが凄惨ではなく、結末もやっぱりねと思うものではあったが、猫がしめす手がかりからの謎解きは気が利いていて面白かった。文体も読みやすく、さらさらと気軽に...続きを読む読める。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2016年07月04日

動機まではわからなかったけど、バリーが怪しい…と始めのほうで思っていた。
そしてなぜだか、なかなか読み進められなかった。あまり、作家との相性が良くないのかもしれない。
とは思うけど、またシリーズが出たら読みます!

でもハムレット可愛い!
私もハムレットとグータッチしたい。許されないかもしれないけど...続きを読む(笑)

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Posted by ブクログ 2016年06月24日

本屋が舞台のコージー・ミステリの新シリーズ、翻訳1冊目。
ただし、原作では2冊目?

ダーラ・ベティストーンは大叔母から本屋を相続した。
黒い猫付きで。
大きな黒猫のハムレットは神出鬼没、頭が良くて気難しく、新しい店員を選ぶのにはっきり主張するほど。

ダーラは、30代後半かな?
バツイチで普通に仕...続きを読む事は出来て、平均より人がよさそう。
猫の扱いはそれほど巧みではなく、なかなか懐いてくれないハムレットに振り回されます。
気に入った店員のことは認めている様子なのを羨ましく思いつつ。

本屋の常連客が事件に遭い、ご近所の店では母娘の問題が‥?!
心配するダーラ。
建物の地下の部屋には、長身の元刑事の女性ジェイクが下宿していて、頼りになりそう。
ご近所も個性的で、だんだん色々な面が出て来て絡むんだろうなあと楽しみです。

よく出歩いている猫がご近所の異常に気づいても不思議はないけど、本棚から落とした本で事件のヒントを出すというのはちょっと無理があるけど(笑)
本好きのためのゲームの一つってとこかな。
ほかは猫らしく描かれているので、応援したくなります☆

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Posted by ブクログ 2015年09月13日

ブルックリンの書店(黒猫ハムレット付き)を相続したダーラと書店員&ご近所さんを巻き込んでのミステリー小説。
ハムレットが示すヒントを頼りに解決していく。
久しぶりに一気に読むほど面白かった。

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Posted by ブクログ 2023年01月16日

ハムレット(ΦωΦ)可愛い♡
なかなか事件が起こらない(笑)

コージーミステリ
知的でユーモラスな主人公が、日常的な生活で遭遇した事件の謎を解くストーリーを軽妙なタッチで描く探偵小説で、主人公の多くは刑事やプロの探偵ではない一般人である。非情で暴力的な主人公が登場するハードボイルド小説と対照をなす...続きを読む推理小説と位置づけられる。コージーcozyは英語で「くつろいだ」や「心地よい」などを意味する。

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Posted by ブクログ 2018年07月08日

最近ワールドカップに夢中で本読めてなかったので、姪っ子が帰ってから久しぶりに本を読むためにカフェに行ってきました。しばらく読書から離れてると、環境変えて読みたくなるこの感じ、何なんですかね…。

さて、本作。
書店に、猫に、ミステリー。
私のツボを遺憾なく押さえてきた作品であります。
装丁の絵も可愛...続きを読むい。
でも、某古典ミステリのネタバレをしてるのはよろしくないなぁ笑。

亡き大叔母の書店を相続したアラサー女子・ダーラ。彼女の飼い猫であり書店の真の(?)主・黒猫のハムレットや、気難しいけど頼れる雇われ店長、素行不良と思いきや爽やか好青年なバイト君、元警官で私立探偵の女友達などなど、個性的なキャラ達が賑やかに活躍しまくるコージー・ミステリです。

うん、なんていうか、ザ・コージーミステリのお手本!っていう以上の印象に欠けます(笑)。

キャラクタ達はすごく魅力的なんですが、本筋であるはず(もしかしたら違うのか?)のミステリの部分が全く機能していません。

①主人公が容疑者になりうる人達の発言を受けて、直感で(もしかしてこの人が犯人なのかしら?!)って勝手にビビる。

②その後のやり取りで、(やっぱ違うわ!この人にこんなことできんわ!)と勝手に合点する。

もはや推理してない(笑)。頼りは女の勘(笑)。

あとは、ハムレットの一挙手一投足に「犯人を示しているに違いない!」って本が落ちるたびに色めき立つのが面白かった(笑)。

邦訳されてないシリーズの前作で、ハムレットが探偵としての才能を発揮したからこその信頼なのかも知れないけど、大の大人達がそろってニャンコの行動に理由を見出そうとするのはなかなかイタい(笑)。

散々言ってますが、読み進めるほどキャラクタ達の魅力はいや増していく作品なので、読み物としては一読の価値ありだと思います。ただ、推理小説ではありません。最初から最後までコイツだろな…と思ってた人がやっぱり犯人でした(笑)。

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Posted by ブクログ 2018年02月25日

限りなく★2に近い★3…

こないだまで読んでいた刑事ジャックフロストシリーズなら30頁位で終わりそうな驚きの薄い内容と云うか…。
犯人が最初から何となく判ってしまう(笑)
けれども、細々した描写が多く、この頁数なのかな。
その細々とした描写内容を頭の中で描けたらそこそこ楽しめる1冊。
太々しさ溢れ...続きを読むる気難しい大きな黒猫、真面目で賢いゴス好青年、元大学教授の知識人書店員、「タフガイ」な元女性警官、等々。
キャラクターは魅力的なんですがね…なんか惜しい。

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Posted by ブクログ 2017年07月08日

ブルックリンの本屋を叔母からの遺産として引き継いだダーラ。本屋の飼い猫ハムレットは名推理猫で、事件のヒントとなる本を書架からさりげなく落とす。
ダーラの本屋の近くの工事現場で、なじみ客の死体を発見してしまうダーラ。どうもそこにハムレットのものと思われる足あとがあった。さて犯人は??

まあまあでしょ...続きを読むうか

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Posted by ブクログ 2016年11月10日

舞台は本屋、そして黒猫が導く推理。
と来たら読まずにはいられない。

中盤、だれてしまってなかなか読み進められなかったけど、
最後の対決シーンハムレットハラハラドキドキ。
ちょっと涙してしまったのは、やはり猫好きだからかな。

犯人も最初に目星がついてしまっていたし、やっぱりねって感じだったのだけど...続きを読む、主要登場人物がみんな親しみやすくて愛おしい。
設定的には短編で読みたい感じ。

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Posted by ブクログ 2015年12月12日

読んで良かった。楽しかった。ネコ。ねこ!なんで2作目から始めたのだろう。解せない。つづき、楽しみにする。

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Posted by ブクログ 2015年10月08日

NYブルックリンの書店。従業員を従え、客を選び、君主の如くお店に君臨するは黒猫ハムレット。
権力をふるい、愛想はふりまかず、しかし鋭敏な頭脳と勇気ある行動で人間たちの事件を解決に導く!
そんな猫に振り回される、書店のオーナー、ダーラが主人公です。
(作中でエドガー・アラン・ポォの「モルグ街の殺人」の...続きを読むネタバレがありました)。

まずブルックリンにある書店という雰囲気が素敵。近所の人々との交友もほのぼのしていて、穏やかな生活感が漂います。この猫を中心とした温かく楽しい人間関係が本書の一番の魅力に思いました。

猫のハムレットは強烈な存在感を放つものの、あくまでも物語の外側から全てを見通しているかのような立ち位置で、変に擬人化されたりしていないのも好感でした。
可愛らしさではなく、謎に満ちた猫の魅力があったと思います。

事件の方は、犯人が分かりやすいのがちょっと残念でしたが、終盤の犯人との攻防にはハラハラしました。犯人のいやに頭が回る不気味さが際立って恐ろしかったです。

しかしなんといっても、ハムレットがかっこいい!
ダーラはこれまで、飼い主の尊厳を得られずハムレットを鬱陶しがったりもしていたのですが、彼女が泣きながらハムレットの心配をする様にはこちらも胸が締め付けられました。

街と人々の作品世界がすごく好みです。軽すぎず重すぎず、読後感が良いコージーミステリ。ぜひともこの人々と猫の他の作品も読みたいです。

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