【感想・ネタバレ】書店猫ハムレットの跳躍のレビュー

あらすじ

ニューヨーク、ブルックリンの書店を大叔母から相続した、三十代半ばのダーラ。その書店にはマスコットの黒猫ハムレットがいた。かごにかわいらしく丸まり、ゴロゴロと喉を鳴らして客を迎える――ことは決してなく、堂々と書棚を徘徊し、緑色の目で冷たく客を睥睨する黒猫が。ハムレットが気に入る従業員を確保できてほっとしたものの、ダーラはある工事現場で書店の常連客の死体を発見してしまう。その脇には動物の足跡。最近夜に外を出歩いているらしいハムレットのもの?! 黒猫ハムレットが必殺技で犯人を告げる! コージー・ミステリ第1弾。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

アメリカのコージーミステリーですね。
私的には、ハードボイルドサスペンスミステリーです。
大叔母から相続した書店を中心にした、殺人事件をめぐる物語です。
三十代半ばで、書店を引き継ぐ事になったのが、主役のダーラ。そして、書店の看板猫のハムレットと、元大学教授のジェームズが書店の店長と協力して書店を切り盛りする。もう一人、従業員を雇うところから物語は始まる。
 ハムレットとなかなか打ち解けないダーラだが、実はハムレットはもう一人(一匹?)の主役で、この物語では、重要な役割を演じる。
 そして、元警官で探偵のジェイクと刑事のリースが、ダーラを助ける。
ハムレットとジェイクとリースはハードボイルドですね。
 アメリカのサスペンスミステリーの面白いところが味わえますし、ユーモアとウィットが物語を飽きさせません。
 新しい従業員のロバートは、感じの良い青年で、物語の円滑材的役割がよく出ています。
 このシリーズは、実はこの作品が二作目なのですが、書店と近隣の人物、ジェイクとリースとの関係、何よりダーラとハムレットとの関係が深まっていくストーリーになっているので、事実上の一作目を排除して、日本ではこの作品を一作目にされています。
 物語としてはその方がすんなり受け入れやすいですね。(事実上の一作目は番外編でいずれ出るかも?)
 とにかく、面白いです。人間模様を心理的にもよく書かれていて、謎解きの面白と、どんでん返しが絶妙ですね。
 シリーズを引き続き読んでいきたいです。
(この本も、メメさんの本棚登録で興味を惹かれました。メメさん、アメリカンミステリーの醍醐味と、ハムレットの大活躍に痺れました。ありがとうございます♪ヽ(´▽`)/ )

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2024年07月30日

Posted by ブクログ

ネタバレ

猫が出てくるので。

ニューヨーク、ブルックリンの書店を大叔母から相続したダーラ。
相続したのは書店だけでなく、スタッフも含まれていた。
元教授の店長ジェイムズと、喧嘩っ早い黒猫ハムレット。
お客のひとりで「いい感じ」になっている建築業者と、
改装中の建物に行くと彼の同僚の死体を発見してしまい…。

店の地下に住むのが元警官の探偵で、
元同僚の刑事が出入りするという設定が無理がなくて良いし、
ハムレットが気に入らない従業員候補を追っ払うところとか、
でも新しい従業員ロバートと仲良くなるところとか、
そのロバートの住まいを見つける話は微笑ましくて良い。

そして、
ニューヨークの裏庭のついたブラウンストーンの建物で、
経営しているのは書店、
お店の上に住んでいるとは本当にうらやましい。

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2021年04月11日

Posted by ブクログ

ネタバレ

動機まではわからなかったけど、バリーが怪しい…と始めのほうで思っていた。
そしてなぜだか、なかなか読み進められなかった。あまり、作家との相性が良くないのかもしれない。
とは思うけど、またシリーズが出たら読みます!

でもハムレット可愛い!
私もハムレットとグータッチしたい。許されないかもしれないけど(笑)

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2016年07月04日

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