庵田定夏のレビュー一覧
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シリーズ番外編第1弾。短編4本を収録しています。
第1話「スクープ写真の正しい使い方」は、文研部のメンバーたちが2人の教師の恋愛をすっぱ抜いた新聞をバラまく作戦を立てる話。
第2話「桐山唯の初体験」は、陸上部の大沢美咲(おおさわ・みさき)という少女が、唯にラヴ・レターを出したことで、2人がデートをする話。
第3話「稲葉姫子の孤軍奮闘」は、姫子と伊織が太一を挟んで三角関係にあったころのエピソード。姫子を中心に、文研部の中で伊織と太一の双方と良好な関係を築くため、姫子がさまざまなミッションを自分に課していきます。
第4話「ペンタゴン++」は、2年生に進級した文研部のメンバーたちが、新入部員 -
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シリーズ本編第4弾。
ヴァレンタインの直前、伊織に想いを告白した太一ですが、伊織の返事は「太一とは、付き合えません」というものでした。
ちょうどその頃、「ふうせんかずら」による新たな異変が文研部のメンバーたちの身に起きており、そのことが伊織の心を壊していきます。今度の異変は、心の中の感情が、他のメンバーに届けられてしまうというものです。太一たちは、伊織の心の中の言葉が、普段の彼女のキャラクターと違うことに戸惑い、そのことを知った伊織は、周囲の人たちに対して心を閉ざすようになります。
そんな中、文研部顧問の後藤龍善が、文研部の顧問からジャズバンド部に移るという話が持ち上がり、文研部とジャズ -
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シリーズ本編第3弾。
今回は、12時から17時まで、太一以外の文研部4人のうちからランダムに選ばれたメンバーが、子どもの頃の姿にもどってしまうことになります。さらに太一の前に、いつもの「ふうせんかずら」とは別の、「2番目」と名乗る正体不明の存在が現われ、今度のことは他のメンバーたちに告げてはならないと言います。
文研部のメンバーたちは、いつものように協力し合って今回の異変を乗り越えようとしますが、かつて唯の空手のライヴァルだった三橋千夏(みはし・ちなつ)という少女がやってきて、どうして空手から逃げ出したのかと唯に詰問します。しかも、義文が過去に唯と似た西野菜々(にしの・なな)という少女に恋 -
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シリーズ第1弾。
私立山星高校の文化研究部のメンバーである、八重樫太一(やえがし・たいち)、稲葉姫子(いなば・ひめこ)、永瀬伊織(ながせ・いおり)、青木義文(あおき・よしふみ)、桐山唯(きりやま・ゆい)の身に、魂の入れ替わりという奇妙な出来事が起こります。そんな彼らの前に、文研部の顧問を務める後藤龍善(ごとう・りゅうぜん)の身体に入り込んだ「ふうせんかずら」と名乗る正体不明の生き物がやってきて、彼らの観察をおこなうことを宣言します。
太一たちは、周囲の人びとに怪しまれることのないよう、注意を払いながら魂の入れ替わりに対処しますが、そんな中、一つの事件が起こります。唯の身体に入り込んだ青木が -
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1巻完結ものと思って購入したのだが、どうも続巻が出るらしい。物語として確かに終わってはいないが、先の話を匂わせながら完というふうに考えるとこの一冊でも完結しているとも言えそう。
主人公は高校生活が終わるときに死ぬ運命にあったものが高校入学時点に逆戻し、再度高校生活を送ることになる。ただし、3年後に死ぬ運命は変えられないと言われる。そう言ったのは誰なのか、本当に3年後に死ぬ運命は変えられないのかという命題で物語は進む。
さて、本のタイトル「アオイハルノスベテ」ってアオイハルという人物が出てくると思っていたのですが、出てこない。これは青春(あおいはる)という事なのでしょうか?? -
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ネタバレ4つの短編からなってます。
ファーストエンカウンター
文研部。部活が決められなくて寄せ集められたメンバー。
ペンタゴンのはじまり。
『なんとなく』がきっかけで全員が集まり、部活として活動を始める話。
ふたりぼっちの友情
伊織と姫子の話し。二人とも同じ側の人間だと認識している。
表面上の友達はいるが、本当の友達が居ない二人。
正反対のようで全く同じでどうしても人の中に一歩は入れない。
そんな伊織と姫子の友達物語。
デート×デート×デート
唯が青木と付き合い始めてまだデートもしてない。
業を煮やしたクラスメイトと伊織がトリプルデートを提案。
それぞれのやり方があるんだから -
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ネタバレこれ、キツいよ。
思った事、筒抜けでランダムに相手に伝わっちゃうんだもん。
時はバレンタイン。
この状況で、太一は伊織に再度告白し、玉砕。
伊織は太一をフり、姫子は太一に想いを寄せている事が皆にバレバレで。
伊織の完全異変はどうした事か?
伊織はそのせいでクラスメイトといざこざを起こしてしまう。
ってネタバレだけど、ここまでの章って、伊織が殆ど主人公じゃない?
ぶっちゃけ伊織の自分探し。
時は流れてゆく。
バレンタインが過ぎ、テストを終え、文化部の発表のために伊織抜きの悪戦苦闘。
相手の声が聞こえる中で、last一週間前になって発表のための作品がバラバラに。
その犯人達を姫子が偶然通りか -
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シリーズ4~また<フウセンカズラ>が現れ,感情伝導を始める。そんな2月13日,稲葉からチョコを貰って告白されることが確実で困る太一は,永瀬に交際を申し込み,あっさりと振られる。振った永瀬はジャズバンド研究会の城山から交際を申し込まれ,こちらもあっさり拒否。すると,不良っぽい瀬戸内が永瀬に絡み始め,クラスを煽動し始める。永瀬は誰からの助けも拒否し,孤独の道を歩み始める。永瀬伊織は誰からも好かれるキャラを演じているだけで,本当の自分がビビリで,ひがみっぽい性格で,暗いことを知られるのが嫌で,冷たさの中に沈んでいたのだ。都合の良い顧問をジャズ研と争うため,文研部は学校周辺のお得マップを作成し,学年末
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シリーズ3~陸上部の女子・大沢の肉体を乗っ取った<二番目>は12時から17時まで太一にはナイトになって貰うと宣言する。フウセンカズラではないようだ。桐山は11歳に,永瀬は6歳になってしまった。太一の前に現れる二番目は自分の事を誰にも話すと云うから,誰にも打ち明けられず,10歳になった青木は桐山の事を菜々の姉だと思っている。菜々は中学校で付き合っていた子で親の仕事の関係でM県に越してしまって別れたが,初恋の相手に似ていたから桐山唯を好きになったのかと青木は悩み始め,桐山は小学校時代のライバル・三橋が別れた父を訪ねて,高校になったら全国大会で会おうという約束を何故忘れたのか詰る。若返りが起こる時間
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ネタバレココロコネクトシリーズ8作目。短編集。
文研部及びその周囲でのこれまでで現象と関わってない物語。
相変わらず最終話は次回への布石。
「ファーストエンカウンター」
文研部設立物語。
なんとなくってすごいよね。
「ふたりぼっちの友情」
稲葉姫子と永瀬伊織の友情秘話。
スタンスは違えど本質は似ている。だからこそ通じ合える部分があるふたり。
「デート×デート×デート」
栗原主催(永瀬便乗)による石川・中山、青木・唯、稲葉・太一のトリプルデート。
「この我が道を行く疾走」
千尋、円城寺の1年コンビが藤島と共にリア充を目指して奮闘する話。
『リア充及び文研部研究会(仮称)』発足。
全くの日常話のな