スエカネクミコのレビュー一覧
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大人気アニメ「BLOOD+」から生まれた
アニメでは語られなかった”もう、1つの物語”。
1916年、ロシア。
小夜とハジの二人に第一の任務が託された。
革命前夜のロマノフ宮廷を舞台に人類と翼手の壮絶な戦争が幕を開ける。
アニメでは語られていなかった、ロシアでのお話ですね。
一体、ロシアで何があったのか。
このお話を読んだだけで、アニメの見方が変わりますね。
あの場面のあのセリフは、こういうことだったのか・・・と。
アニメの中でチラホラ名前のみ登場していたグレゴリーが、こちらの物語では登場します。
「BLOOD+」好きさんには是非ともオススメです。 -
Posted by ブクログ
浪人生活つねに悶々、目もすっかり壊れてしまって。なんかもう普通のセックスじゃ満足しないんじゃないか?
毎日コキコキ。そりゃあっちゃんもいい歳だし、浪人生活中だから毎日コキコキしたいですよ。なのにさせてくれないオトナたち、誘惑だけしといてそりゃずるい。どんどんと目が荒んでいくあっちゃんが面白かったです。1巻のころはまだ可愛らしい目つきだったけど、話が進むに連れてこの世の中すべてが間違っているプラス欲求不満のような目つきになっており、童貞という病から抜け出せない哀れな男を演出していました。しかし、毎日コキコキしたかいもあって大学合格これで晴れて童貞卒業するのか果たして。
なんか簡単に大学 -
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クローンであることを受け入れ、自分が生きてきたことを否定しない。史良の出した答えが辛くも自分を捨てないもので少し安心できました。
自分が生きてきたことを捨てない。セントクレイオの外をみて、自分の過去も知り、どうあがいてもセントクレイオからは逃げられないことを知る史良。セントクレイオを潰そうとするヒトラーをみて、変わったと呟きました。その後のセントクレイオを守るという言葉通り、彼の中にはまだ変わらない何かがあることが見れたのが良かった。そのあとのナポレオン、一休、ナイチンゲール、エリザベスの自分のアイデンティティから真っ向から挑むその姿には彼らの生きる意味が垣間見えてたのが偉人クローンをテ -
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作者買い。「放課後のかりちゅま」でも思いましたが、スエカネ先生下ねた大好きですね。同居しているおじさんがAV男優で悶々とした浪人生活を送るなんて好きな人はホントハマりそうなシチュなのではないでしょうか。というよりもう表紙からどストレートに狙ってます。
どちらかというと女性が思うであろう童貞像。まぁなんというか全体的に18歳浪人童貞山田敦が可愛すぎるキャラです。こんな童貞いたら女性は可愛いと思うのであろう。事実は違うぞ!童貞はもっと卑屈だしもっと最低だしもっともっともっとスカしたカッコつけの塊だ!と声を大にして言いたいですが、これはこれでコメディ化された「童貞像」としては面白いと思います。 -
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今まで表舞台に立ちながらも語られてこなかったものたちの過去。ロクスウェル、神矢、黒江の3人が邂逅したその話は今なお史良たちが抱える命の価値に通ずるものでした。
今までセントクレイオのクローンを支えていた「黒江」の存在。今回で語られた黒江の設定はセントクレイオでは異質であった純粋な一般人。本来の史良のポジションですが、そこからみたセントクレイオの異質さ、人間の価値を決めつけて疑わない狂った父「X]、そしてその父のクローン「神矢」と築いた生活。この過去話でとことん語られたのは人間の価値です。息子とクローンを比べ、黒江の存在意義を殺していくXがなんともセントクレイオを形作った原型だと思いました -
Posted by ブクログ
いよいよ偉人クローンという存在の核心にも迫りはじめ、話がどんどん黒く昏く救いが無くなっていく。疑心暗鬼に囚われて誰も信用できなくなる史良。あまりにめまぐるしい人間関係の変容に読んでるほうですら混乱するくらいだから致し方なし。ここでふと、史良という名前について考えてしまった。この名前、もしかしてかなりこの作品の主題と密接なんじゃないのか?意味するところは歴『史』をより『良』くするなんじゃないのか?
ところで、ラスプーチンはともかく卑弥呼のクローンなんてその証明とかもう…無理筋にもほどがありますよね。言ったもん勝ち、思い込んだもん勝ち。浮浪者のキリストのおっさんと信ぴょう性同じレベルやん…そりゃ