さらちよみのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
悲鳴系(?)ヒロインのエリッセと俺様ナルシスト自信過剰ヒーローのディガンによる、ラブコメファンタジーの第一作。
ビーズログでも売れ筋作品の作家が書かれたということですが、批評のところでちょっと気になる話もあったものの、意を決して読んでみました。
結論言えば、ヒロインの会話文4割くらいは悲鳴で占めているじゃなかろーかという位の悲鳴ヒロインです。悲鳴の例で言うと、
「きゃきゃきゃのきゃー!?」(*あらすじより)
「きゃきゃー! きゃーいたたたた! 痛いっ、きゃーのきゃー!」(*P129あたりより)
と、まぁ悲鳴にバリエーション(きゃーの変化形的な)がありますが、とにもかくにも文章のどこもかしこも悲鳴文。
……ってことで、苦手な方はとことん目が滑ると思います。悲鳴がここまで占有してなければ個人的には好みなのですが……。
実際(悲鳴を除けば)喜怒哀楽の激しい年頃の女の子、という印象です。ちょくちょく突込みしながらも、めげずに頑張ってるところは応援したくなりました。
ヒーローのディガンは唯我独尊ナルシスト的俺様であり、実力も相当なキャラですので、戦闘シーンなどは結構さくさくと見れます。
ファンタジー且つ戦闘シーンが目玉、というところに点を置くと、個人的に戦闘などさくさくっとしてて読みやすかったですし、ファンタジーならではの設定や魔法詠唱が非常に好みでした。
ヒーロー&ヒロイン以外のサブキャラも個性的な性格で、とりあえず、ハーシエル君の性格が大変びっくりでした。期待を裏切らない性格の方が多い印象というべきか……w
次巻はもう少しヒロインの悲鳴度が下がるといいな、なんて期待しつつ、(悲鳴を許容できるのでしたら)ファンタジー話や俺様ヒーローが好きな方にはお勧めします。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ陰陽師とかあやかし絡みの平安ファンタジー。すっごいファンタジー。
元が卒論ということで、下敷きにしている平安時代の基礎知識については丁寧に描写されている印象です。
ただ、「下敷きとして利用した範囲では」ということで、時代考証や文化的なことに突っ込みを入れ始めればキリがなさそうです。歴史に疎いわたしでも「それはない」な箇所がいくつかありました。まあ、それ故にファンタジー。
時代背景とか現実的に不可能なんじゃないかとか、そういった問題をすべてすっ飛ばせば、設定は好きだし、面白い話だと思いました。
ただ、話の筋が結構シンプルなわりに登場人物が多く、結果として話をややこしくしてしまってるような気がします。当時の人の名前は慣れてないとややこしくて混乱しますし、それならいっそ人物を削って、一人ひとりにもうちょっと光を当ててあげる方が話の中でも輝くんじゃないでしょうか。
なにより、主人公がそんな人物氾濫の被害に遭って空気が薄くなっている気があるのが惜しい、勿体ない。
あと、蜘蛛なのに挿絵が蝶なのはどういうことですか……?