中原淳のレビュー一覧

  • 残業学~明日からどう働くか、どう働いてもらうのか?~
    「人は自分の経験という色眼鏡を通して世の中を見つめている」

    「努力と成長を結びつけるのが日本人。現代は、競争優位を作り出すイノベーション、量ではなく質が求められる時代です」

    「良いアイデアは人、本、旅から生まれる」
  • 「事業を創る人」の大研究
    どうかなぁ。アンケートを図表にして解説してくれるので、分かりやすい。ただ、アンケートの中身が、会社に対する不満というか、新規事業を進める人に対しての人事評価が足りないとか、なんて言うか、居酒屋トーク的。そりゃ、そうだ。共感の根源は私自身も、感じた事があるから。日本の大企業は、会社によっては、自発的な...続きを読む
  • 「データと対話」で職場を変える技術 サーベイ・フィードバック入門 これからの組織開発の教科書
    職員向けの大学IRの研修の教科書として使えそうな気がした。学問的な知見は皆無。企業の現場レベルではあまり参考にならない本だろう。最後の事例が一番参考になり、面白かった。
  • 女性の視点で見直す人材育成―――だれもが働きやすい「最高の職場」をつくる
    ”最もメジャーなマイノリティ”=女性に対応できる職場をまずは作り、今後想定される更に多様な文化的属性・社会的属性に属する人々を包摂(インクルージョン)できる環境を作っていくためにはどのようなことに留意すればよいかが解説されている。

    ・多様性がもたらす混乱や葛藤は、組織やチームが自らを強化していくた...続きを読む
  • 残業学~明日からどう働くか、どう働いてもらうのか?~
    わたしの職場はいわゆるブラック企業で、みんなそれを承知で、昼食も食べずに働いているし、朝出勤すると、社員の誰かが徹夜をしている。公休なのに、働いていたりする。

    組織の体質を変える、ということは、それなりに時間がかかる。今の体質を作るにも時間をかけてきたように、ちょっとやそっとじゃ変わらない。
    これ...続きを読む
  • 残業学~明日からどう働くか、どう働いてもらうのか?~
    残業の発生メカニズムをデータで説明するところは、無料の労働力を利用できる先生ならでは。
    行きつ戻りつ残業のメカニズムを述べてはいるが、結論に目新しさはない。
     ・ジャッジ力
     ・グリップ力
     ・チームアップ力

    何事にも共通するキーワード。

    働き方改革が声高に叫ばれる会社にお勤めのマネジャーの理論...続きを読む
  • 働く大人のための「学び」の教科書
    胃の存在はふだんは「意識」しない。その存在は「故障」してはじめて意識する。同じように「わたしは誰?」という問いは、たぶん「わたし」の存在が衰弱したときにはじめて際立ってくる。…ここまで引用。他の本の引用でしたけど、この部分だけすごく共感しました。学ぶ意識が高い人には、響かない内容のような気がしました...続きを読む
  • [音声DL付き]ストーリーで学ぶアカデミック英会話 English Academia
    オンライン講座から生まれた教本です(オンライン講座をしばらく受けていましたが,途中で自ずと辞めてしまいました).
    本書では,下記9場面の重要性と役立つ英語表現を,主に会話形式にてまとめています.
    1.自己紹介
    2.ラボミーティング
    3.ラボ内の議論
    4.ポスター発表
    5.口頭発表
    6.懇親会等での交...続きを読む
  • 働く大人のための「学び」の教科書
    人材開発の研究を行う著者がこれからの人生100年時代を生き抜くための大人の学びについて自身の知識や経験と関わりのある7人の体験談をもとに書いた一冊。

    人生100年時代と言われるなかで古代社会から近代社会へとシフトしているなかで変化を受け入れ、自分でキャリアを形成していくことが大切であることを本書を...続きを読む
  • 研修開発入門―――会社で「教える」、競争優位を「つくる」
    OJTのメンターにアサインされたので、さわりだけでもと読んだ。研修の目的は、学習者が学ぶこと、すなわち、学習者が研修を通じて変化することにある。ナレッジ、プラクティス、バリューの3つの点での変化があり、「〜できる」という達成条件で記述できる。


    企業における人材育成は、組織の戦略達成や事業の存続を...続きを読む
  • 研修開発入門 「研修転移」の理論と実践
    中原先生の研修転移の本。
    最初に理論的な部分を同氏が解説し、その後は6社の事例とコラム、座談会によって成り立っている。
    聴講型の研修では効果は薄く、どうしたらより研修転移が促進できるかの実情をしれた。しかし、これを実践し続けるのはなかなかパワーがいるなぁ。

    メモ
    - 研修の定義
    - 「組織の掲げ...続きを読む
  • 女性の視点で見直す人材育成―――だれもが働きやすい「最高の職場」をつくる
    立教大学の中原淳教授とトーマツイノベーションの共同研究レポート。トーマツイノベーション主催のセミナー参加者を対象に行ったアンケート結果に基づいている。女性のキャリアを考えるにあたって、女性社員をスタッフ期・リーダー期・マネジャー期・ワーママ期の4カテゴリに分類。集計データには各種検定を有意差の有無を...続きを読む
  • リフレクティブ・マネジャー~一流はつねに内省する~
    この2人の共著で学びがない訳がない...。部下の育成(発達)支援に関わる者にはとても示唆に富んだ内容でした。
  • 育児は仕事の役に立つ~「ワンオペ育児」から「チーム育児」へ~
    ・あなたは管理職になりたいですか?ではなく周囲から期待されたら管理職になってもいいと思いますか?や、信頼の置ける人から管理職になってほしいと言われたらなりますか?など聞き方によって結果が全然違ってくる。
  • 「事業を創る人」の大研究
    まさに研究の成果といった一冊です。さまざまな調査結果から新規事業成功における”よいおこない”について相関の強い要素を引き出し経営者にとっては一つの指針になるでしょう。新規事業がうまくいくかどうかは人や組織の構造によるところが多分にあるのだとするとで事業そのものの良し悪し以外にも取り組みの過程多少なり...続きを読む
  • ダイアローグ対話する組織
    対話には、
    行動が理念に沿ったものだったか?
    正しい問題設定ができているか?
    の意味づけをする重要な効果がある

    対話と議論を混ぜながら意思決定をしていく必要

    一方通行のコミュニケーションでは、相手の行動は変わらない
  • リフレクティブ・マネジャー~一流はつねに内省する~
    2人の掛け合いで進んでいくという構成が面白く、理解しやすかった。教育学と経営学の融合と言う視点もなかなか面白いと思えた。
  • 働く大人のための「学び」の教科書
    総括:「長い仕事人生を完走し、キャリアを全うするための研究」を行っている著者が、「今からの時代に必要な『学ぶ姿勢』とは何か?」を共に考える。腑に落ちる点も多く、分かりやすい。ただ、個別のキャリア語りの部分が多く、飽きる。やはり一般化が難しい部分なのだろうか。
  • 研修開発入門 「研修転移」の理論と実践
    序盤の先行研究の整理が非常に参考になった。後半の事例と座談会は本の分量を稼いでる感じ。ニコンの事例は上司インタビューと人脈マップの作成という面白い取り組みであり参考にしたい。
  • 働く大人のための「学び」の教科書
    ビジネス寄りの話で、使われている用語もビジネス書でよく見るものが多い。きちんと分析して説明されると、頭の中が整理される。ただ、大学で論文の書き方や研究の仕方をきちんと教わっていれば、分野は違ってもそれは社会に出てからも応用できると思う。一番の問題は大学で学んでこなかったことかもしれない。