中原淳のレビュー一覧

  • ダイアローグ対話する組織

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    「対話」の重要性を伝えている一冊。

    普段、「対話」=「雑談」のように感じている私たちにとって
    非常に重要な指摘をしている。
    また、そのまま物事を伝えようとする、導管メタファーにとらわれすぎていることも指摘されており、

    企業人でなくとも一読に値すると思う。

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    2013年01月03日
  • リフレクティブ・マネジャー~一流はつねに内省する~

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    人々が教育についてやたらと雄弁になる(なれる)理由は「誰もが教育を受けた経験をもっているから」であり、またそれが「『評価』の難しい営みであるから」という中原氏の指摘はもっともであると思う(P228)。しかし僕は、ある意味、だからこそこれまでこの分野にはそれほど関心が持てなかった。
    人にものを教えたり教わったり、「学び」それ自体はとても好きなのだけれど、それは例えば「収益」といった形で定量的に分析・評価されるものでもなければ、そうするべきものでもないものと勝手に思っていたし、仕事との関連で言えば、本当に意味のあるのか疑わしい退屈な研修などを想起させるから、やはり関心のわかない分野であった。「人材

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    2012年09月24日
  • リフレクティブ・マネジャー~一流はつねに内省する~

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    「つねに内省する」という表現は抑制的で、それでいて力強いイメージです。社内から社外から、人から本から、実践から座学から、単に情報を増やすのみならず本質を見極めつつ向上していく感じ。

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    2012年06月18日
  • ダイアローグ対話する組織

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    導管メタファーでは伝えきらないことを「対話」で解決することの大切さを教えてくれる本。
    読まれ易さを意識した装丁(一見稚拙に見える)もこの手の本には大切な要素で好感が持てる。
    具体例を多用した記述はイメージが容易で非常に判り易い。
    情報やデータをそれぞれがどのように「意味づけ」を行った上で「対話」というコミュニケーションで相互理解に帰着するか?という半分ワインの入ったボトルの話なんか秀逸。
    僕自身は「対話」の大切さを著者とのFace to Faceの「対話」で学んだ訳ではなく、活字を通した「対話」で理解することができた。
    「対話」はちゃんと書かれた活字をちゃんと読めれば、すなわちコミュニケーショ

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    2012年04月02日
  • リフレクティブ・マネジャー~一流はつねに内省する~

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    ネタバレ

    リフレクション=内省、この言葉はあまり使わない為、良く意味がわからなかった。一流は、ここぞという大事な場面では常に内省した上で、アクションがとれる。という。しかも、過去を振り返るために内省するのではなく、将来をより充実させるために内省をする。アクションとリフレクションはあまり意識せず実施しているが、アクションに繋がるリフレクションこそが意味があると問われるとリフレクションをもっと意識して、この2つのバランスを取ってみたいと考えさせられる。

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    2012年03月10日
  • リフレクティブ・マネジャー~一流はつねに内省する~

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    中原さんと金井さんがテーマごとに書きたしていったような構成。

    「人の発達は一生続く」
    ともすると忘れがちな、自分に言い聞かせるべき言葉。
    中でも、大人の学びとは人から言われても、聞くような段階は過ぎ去っていて、自分から内省できる姿勢を持っていないと、学びは起こらない。

    というメッセージが印象的でした。

    共著なので、ちょっと話題が飛んだりするような感もあるので、読みづらい感じもしました。

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    2012年01月11日
  • リフレクティブ・マネジャー~一流はつねに内省する~

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    「人は他者とのかかわりを通して内省し、学ぶ」
    いま自分がやっている仕事の意味を、(これまでも分かっているつもりだったが)、より実感できるようになった。

    わりとうちの会社は「動く人事部」だと思うけれど、それを作るひとりになっていきたい。

    Learning bar がしばらく開催されないのが、とても残念だ・・・。

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    2011年12月07日
  • 社会人大学院へ行こう 生活人新書セレクション

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    平成15年の著作であり、ちょっと記事が古いところもあるが、登場する方々のそのときどきの気持ちはよく伝わってくる。
    実力主義・能力主義に日本全体が急速に移行するため、働くために必要な力を付け、学び続けることが求められているのは言うまでもないこと。

    院に行くと、全体を俯瞰できる力がつき、前よりも会社の組織図が小さく感じるようになった人も紹介されている。ほんの少しだが今の私もそういう瞬間がたまに訪れる。

    ・研究計画書を書くにあたり、先行研究のリサーチや、必要な知識については自ら手探りで勉強しなくてはならない。
    ・仕事も研究も、背景を認識し、本人の問題意識と解決する価値のある問題があり、それに対し

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    2011年01月27日
  • 知られざる日本の不思議百景 「県境」の秘密

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     写真秋山忠右さん、文章中原淳さんが、日本の奇妙だったり特徴的な県境に行き、レポートしてきた本。

     県境に建つ神社や、温泉街、はたまたまだ県境が未確定のところ、飛び地のところと、よくまあ行ってきたなあ……と感じます。歴史的な曰くがあったり、県境を越えた他県側の方が結び付きが深かったり、面白い地域ばかりです。

     霊峰富士も、境界が未確定部分です。富士山本宮浅間大社が八号目より上の土地を所有しているそうですが、これも国と浅間大社との間で、所有権を巡っての丁々発止のやりとりがあったらしい。個人的にこの項目が一番印象に残りました。

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    2010年12月03日
  • ダイアローグ対話する組織

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    大人の学びをテーマに研究する中原淳さんと、長岡健さんによる本。仕事におけるコミュニケーションの重要さと、その中での「対話」の必要性を説く内容には共感するところ大。

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    2010年03月27日
  • ダイアローグ対話する組織

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    ■概要
     東京大学の中原准教授と、産業能率大学の長岡教授による、最新の書籍。

     SNSなどの非公式なネットワークや、パワーポイントを使ったプレゼンテーションなど、情報の伝達・共有などが一昔よりも容易かつスピーディーに行われるようになったものの、「なんか伝わらない」「行動に移らない」という問題意識を時々耳にする。組織の理念浸透やOJTなどにしても、みんな言葉や技術、数値、やり方はそらで言えたりするのに、懸案が一向に解決しなかったりする。これらの問題は、すべてコミュニケーションのあり方に起因する、と著者らは言う。

     唯一絶対的な解釈などない、人は事象に対して主観的な意味づけをすることで物事を

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    2010年11月09日
  • ダイアローグ対話する組織

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    とても分かりやすい。従来のコミュニケーションの問題点は「情報の移動」だけを考えていた事。相手の共感を得られないと「伝わらない」。

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    2009年10月07日
  • ダイアローグ対話する組織

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    購入者:鶴岡
    コメント:日立ハイテクの教育センタ長から薦められた。
         「コーチング」という言葉はでてこないが、
         我々がやりたいことが「教育学」の観点で書かれている。
         「一斉授業」の伝統と弊害などについての言及もあり、
         メタファー集めにもいいです。

         著者の中原氏は東大の教育学の研究者で、
         ”ラーニングバー”という企業の人材開発担当者
         及び教育ベンダー向けの交流会を開催している。
       
         今度ラーニングバーに参加してきます。

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    2009年10月04日
  • ダイアローグ対話する組織

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    企業や組織の中のコミュニケーションの問題を取り上げ、議論や会話などとは異なる社会構成主義に立脚した「対話(ダイアローグ)」によるアプローチが学びにつながるというもの。ビジネスの文脈で語られてはいるが、もちろん、教育現場にも十分に落とし込めるなぁと考えながら読みました。「教員組織の学び」として捉えるのもよし、「学習者の学び」として捉えるのもよいだろうなぁと。
    英語教育の文脈でよくある「達人の技を伝授的ワークショップ」などで起こっているコミュニケーションはどうなっているか、一方通行になっていないか、対話になっているか、と考えてみることは面白いのではないだろうか。別にワークショップを批判しているので

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    2009年10月04日
  • 働く大人のための「学び」の教科書

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    大人の学びに関して、3つの原理原則と7つの行動に整理し、平易な言葉でわかりやすく解説されています。
    後半には7人の実際の学びのケースも載っており、刺激になります。

    とりあえず、もっと本を読もう!プランドハプンスタンスでとにかく動こう!と改めて考えるきっかけになる良書です。

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    2025年12月11日
  • 増補版 駆け出しマネジャーの成長論 7つの挑戦課題を「科学」する

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    管理職になりたての時につまづく課題が項目ごとに分かりやすくまとめられていた。
    一つ一つの項目に対する、対策の深さなどは物足りないものの、マネージャーの仕事の概要を捉えるには良かった。

    増補版で追記された残業についての研究は、60時間以上で幸福度が増えるとのことだったが、本当に麻痺なのか?と今回追記された内容には疑問が残った。

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    2025年11月30日
  • 仕事人生のリセットボタン ──転機のレッスン

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    ネタバレ

    為末大さんと中原淳さんという方との対談本でした。

    中原さんは人材育成の専門家で、実務としても研究者としても取り組まれているとのことでした。為末さんが、キャリアシートを使ってこれまでの人生を振り返りながら分析していくような内容でした。

    リセットボタン、というと、とてもすっきりする響きですが、現実にはそんなことはできない中で、どんなお話になっているか気になり読みました。

    読み終えてからあらためて考えてみると、

    このリセットというのは心機一転というか、自分の想いの持ち方を改めるというような感じかなーと思いました。

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    2025年11月26日
  • 「対話と決断」で成果を生む 話し合いの作法

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    「対話」と「決断」
    フラットに話し合い、相手の背景を理解した上で
    決めて実行する

    p.190よい対話例

    再読

    ※会社や学校、付き合いや立場がある人間関係が毎日続く中で、フラットに話し合うのは難しいなぁ
    ※もし対話が成功するような人間関係であれば、その集団が出した結論はどんなものでも尊重され実行しようとするだろう。対話が成立する時点で本来の目的は達成されている
    ※その集団は上位下達が通用しないから、何をするにも対話と決断なら、合意形成にものすごく時間がかかるのでは?集団規模が大きい、定期的な人事異動があるならなおのこと
    ※対話を重ね以心伝心が成立する環境を作れたらなら、それは伝説の黄金のチ

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    2025年11月11日
  • フィードバック入門 耳の痛いことを伝えて部下と職場を立て直す技術

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    在宅勤務が中心になってから、部下との関わり方が本当に難しくなった。対面する時間が限られていて、業務負荷が「ストレッチ経験」なのか「ただの無理」なのか、見極めがとても難しい。

    この本では、成果につながらない状況にこそ“耳の痛いこと”を伝える必要があると説いていて、読んでいて何度も立ち止まった。伝えることで相手の心が折れてしまうのでは…という不安は、どうしても残る。でも、感情や思い込みを排して、相手の成長を信じて言葉を届けることが、マネジャーとしての責任なのかもしれない。

    フィードバックは、相手のためだけじゃなく、自分自身の学びにもなる。そんな気づきが残る一冊でした。

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    2025年10月19日
  • 学びをやめない生き方入門

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    継続の本質は、「毎日々かさず続けられるかどうか」ではなく、「やめてしまっても、もう一度はじめられるかどうか」である!ぜひこのことを忘れないでください。

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    2025年09月22日