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「千三つ」と呼ばれるほど、新規事業を当てるのは難しいと言われています。
これまで、新規事業は成功を収めた企業や経営者による「戦略論」によって語られてきました。
しかし、戦略が良くてもコケるのが現実。では一体、何が真の問題なのか…?
本書では、その答えを探るべく、暗中模索の新規事業を統計データと質的データを用いて解剖し、新規事業をめぐる現場と組織を科学的に分析しました。
その結果見えてきたのは、新規事業部に配属された人々の孤独な茨の道。
「新規事業を成功させるのは斬新なアイデアではなく巻き込み力」
「新規事業の敵は『社内』にあり」
「出島モデル、ゼロイチ信奉の罠」
など、定説を覆すような、“人”をとりまく現実が明らかとなりました。
本書は、新規事業の担当者、現場マネジャー、経営幹部を成功に導く最先端の「見取り図」です。
[目次]
・はじめに
・「事業を創る人と組織に関する実態調査」の概要
・序章 事業創造の実態を探る
・第1章 新規事業は「人」で決まる
・第2章 データで見る、創る人の実像
・第3章 創る人を発掘し、任せる
・第4章 創る人を支える
・第5章 創る人と事業を育てる組織
・第6章 Interview 事業を創る先進企業の最前線
・おわりに
Posted by ブクログ 2018年10月11日
新規事業をやったことも既存事業の何かをやったこともありませんが、新規事業の渦中にいる人の視点、状況に加え、その周囲の動きも俯瞰して見えるような本。
新規事業でなくとも、こんな場面はあるなあとか、思うことは多々。
最近は、事業をやりたい人と、財務視点だけで事業をみる人とのコミュニケーションや両者の...続きを読む
Posted by ブクログ 2018年02月04日
外から見るとかっこいいが、当事者は悲哀に満ちた新規事業。これまでナラティブに語られていたこの特殊部隊を、組織論人事論の面から分析した学術的な書(底本となる学術論文は別にある)。この本を読んだからといって組織が変わるわけではないが少なくとも個人としての腹落ちはする。その腹落ちが持続的なモチベーションに...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年06月08日
企業の新規事業開発における課題として、人と組織に焦点を当てた本。
特に大企業の新規事業開発は人と組織が大きな問題になっており、統計的データやインタビューを交えて、その解決法を示す。
近い領域で働く者としては違和感なくその通りと感じる内容が多かった。
新たな発見は、アイデアより、社内交渉力が成功要因...続きを読む
Posted by ブクログ 2019年07月12日
新規事業をやるにしても、既存事業をやるにしても、アイデアも重要だが、それを形にする「人」が大事だと思い知らされた一冊。
また、人を巻き込む力、意思決定者のコミットが重要なキーポイントになる。
「事業を創る」とは、「既存事業を通じて蓄積された資産・市場・能力を活用して、経済成果を生み出す活動」と...続きを読む
Posted by ブクログ 2018年06月19日
企業が本業とは別の事業、つまり「新規事業」を展開することで、傾きかけた会社が持ち直したというサクセスストーリーはよく聞かれる。が、その裏には99%の新規事業の失敗が存在する。
経営者にすれば当然、そんなことはわかっちゃいる。しかし、経営者は新規事業にあこがれ、やりたがる。なぜなら、我の新規事業こそ...続きを読む
Posted by ブクログ 2018年03月13日
新規事業の創り方を、人や組織の観点から研究し明らかにしていく本。
普段、仕事でやっている、インターンを活用して企業が成長していくプロセスにとても似ているなと思った。新規事業の創出に白羽の矢を立てられた人が、既存事業部門から「何でそんな結果出ないことやってんだ」的なこと言われて会社での居場所がなくなっ...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年10月17日
新規事業創出のお勉強。
考えてみれば、事業を創るということは、経済合理性という観点からすれば非合理的な経営活動であり、普通に考えれば「やらないほうが得策』なのです。
新規事業には多大な経営資源が必要です。ヒト・モノ・カネといっ た会社の貴重な経営資源を動員するには、相応のコストが必要となりま...続きを読む
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