榎宮祐のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
東部連合との闘いを前に姿を消した空。さらにステフやジブリールからも空の記憶が消えていて白は途方に暮れるが…
シリーズ第三巻で流れ的にはここで一区切りといったところでしょうか?(アニメ版もここまででしたしね)。それだけに今巻は過去の二巻以上に内容の濃い展開が続きます。
まず今まで兄妹二人で協力し様々なゲームで勝利を収めてきた空白ですがこの話では、空そして白がそれぞれ一人で試練に立ち向かわなければならない場面があります。
そして、それは敵の思惑や作戦を読み切るだけでなく、なぜ兄が(もしくは妹が)その行動を取ったのか、までを読み取ることを意味します。戦略や心理戦の天才である空と計算能力の天才である白、それぞれがはじき出した思考を考え相手に何を望んでいるのか推理する、そうした読みあいもあり、今までにないパターンだったと思います。
そして様々な大国や間者を巻き込んでの駆け引きや計画もとにかくすごい! いったいこの二人はどこまで見越して行動をしているのか、語られれば語られるほど、その先を読んだ思考に溜息をつかされます。そして一巻からの伏線も回収しさらに先が楽しみな展開につながっていきます。
キャラ立ちもよく浴槽シーンのお約束のギャグ要素も面白く読めました。次巻からはアニメ版で描かれていないところにはいっていくのでさらに楽しみです。今後の展開もそうですが、個人的にはステフやいづなの空白被害者の会がどんな不遇な目に遇うのかが楽しみでもあります(笑) -
Posted by ブクログ
ノゲラ世界の一番の謎、何故人類種が生き延びてきたかが明かされる、大戦の物語。
無敗不敗の最強のゲーマー空と白の二人と完全に正反対な、本作の「最弱が最強」を体現するような、リクとシュヴィの「ゲームメイカー」。
「二人でいる限り絶対に負けない」っていうのと、家族、もっと広げて「受け継ぐもの」って言うのが濃密に込められているのは、作者自信のことを考えると、より来るものがある。
空と白はゲームプレイにおいて無敗だけど、自分たちでルールは作れなかった。だからルールのない現実は「クソゲー」で「人の作った」ゲームに没頭するしかなかったけど、でもここでリクとシュヴィの話があり、そんで
テト本人から「後者の方が強い」と言い切られているのだから、空と白が「ゲームをクリア」した後の話、クリア後にどうするか、と言うのに凄く興味があるね。
負け続けたのをステイルメイトに持ち込んだように、勝ち続けたゲームをステイルメイトで締める、と言うのもありだけど、もっと、上を行くものをみたいし、榎宮さんなら読ませてくれる、と言う期待もある。
楽しみ。