土井英司のレビュー一覧
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「努力が報われないのは選択を間違えているから」「人生の9割は選択でできている」など、「成功するための選択」について書かれています。
そのためには「センターピン」を見極める力が必要になります。たとえ小さな力でもセンターピンを倒せれば成功できます。そのセンターピンを見極めるためには「選択に100%を求めないこと」が重要です。100%を求めたばっかりにそれ探しに終始して、結局何もできなくなる。これは自己肯定感を下げてしまいます。そうではなく、「確率の高いものを選び」「試行回数を増やす」ことができれば最終的には成功します。むしろ正しさよりも速さが大切です。
どうすれば確率の高いものを選べるのか。単に「 -
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20代をその先の人生で花を咲かすための仕込みの時間と定義し、どの年代でどんなスキルや経験を積んでおくべきかまとめた本。なぜその努力をすべきなのか、戦略的な理由も述べられていて、個人的には納得感の強い1冊だった。
ただ、タイトルが気にいらない。若いうちに仕込みすべきなのは人生の年収を最大化するためでなく、自分以外の人をも幸せにして、自己肯定感の高い満足できる人生を歩むこと、とある。であれば、年収という言葉とは別のタイトルを付けた方がいいのかなと感じた。
また、20代に友達はいらないという論調は極端すぎる。いつか友人を大切にしておくべきだったと後悔したときに自己肯定感が下がるのでは?と思う。
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ネタバレとにかく、元気をなくした、失敗した、悩んでいる人に読んでほしい!!
いい意味で何にフォーカスすべきなのかが明確になり、めちゃくちゃ元気が出る本。
以下要点、印象に残っている部分の抜粋。
第一章:結果の9割は「選択」で決まる。
勝負の大半は「何を選択したか」「試行回数を増やせるか」で決まる。
なぜ成功したかといえば、最初からポテンシャルの高い人物、商品を選んでいるから。
人生で勝利したいのならば、確率の高い集団の中にいて、センターピン(KPI)を見極め、適切なものを選択することに尽きる。仕事も投資も結婚も。
また勝率をあげたのであれば、「独占状態を構築できるビジネス」を選択し、プライスメーカー -
ネタバレ 購入済み
成功の確率をあげるための本
筋の良い選択肢を選ぶこと、試行回数を増やすこと、が人生の成功のための選択にあたってのポイントだと主張され、筋の良い選択肢を選ぶための技術論と試行回数を増やすためのマインドセットの持ち方についてうまくまとめられている。対話形式で読みやすいこと、著者の実体験が豊富に例として使われていること、理論とノウハウのバランスが良いこともあり、分かりやすく腹落ちした。著者も筋の良い選択肢を見極めるための目利き力を培うまでに失敗もしているだろうが、選択肢の期待値を見極め繰り返し挑戦をしてきたからこそ、目利き力が向上し成功に結び付いたのだろう。他の自己啓発書にもいえるが、あとは粘り強く実行あるのみ。
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「資本主義における商社と敗者の差は、ささやかで簡単なことをやるかやらないかの微差である」
この本は最初から才能ある人しかできないようなことを書いているわけでもなく、かといって今のままの自分で会社にしがみつこうと言っているわけでもない。
成功キャリアがいくつもある現代では「自分の立ち位置」をしっかり見定め、20代のうちに仕込みをしておくことが重要だ。会社が自分に求めるもの、自分が提供できる強みは何なのか、将来の仕事につなげるためにも一歩一歩20代でやるべきことをやる。最初は馬車馬のように働き、20代後半で一発当てる。自分のキャリアを考えるのはそれからでも遅くない、わかりやすく説得力のある本でした -
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数多くの書籍の書評を書き、数々のベストセラーを世の中に生み出した著者が、読書の際の線の引く箇所について持論を述べた一冊。
本書ではビジネス書を軸に読書法から自身に役立つ線の引き方まで解説されており、大変勉強になりました。
また、ビジネスの仕組みから書籍を選別する方法が書かれており、第1章で書かれていた読書戦略は目から鱗だと感じるともに8つの部分練習についてはビジネスにおける肝所を知るための項目そして書籍が紹介されているだけでなく、学習するべきエッセンスも書かれていて、知識を深めることができました。
また、書籍から得られた企業戦略にも触れられておりそちらも勉強になりました。
巻末の44冊の線引 -
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今年読んだビジネス書の中ではNo.1である。何故本を読まないといけないのか?どのようにして何を考えてどうアウトプットしていくのか土井様の考えが淡々と述べられている。知識は人を作り、人を動かしていくという典型だと思う。小説は消費、ビジネス書は投資、偉大な著者たちのものの考え方、フィルターを覗ける、1冊すべてを読破する必要性はない、目的が明確化どうかで読書の質も時間も変わる、ものごとのセンターピンをつかめ、勝者は違いを作り出す、違う世界のものを受け取って自分の世界に適用し成果を生み出せ、分厚い本・古典こそ読めば競争優位性を作れる、等この本に多くの線が引かれた。それほどエッセンスが詰まっているともい