荒木飛呂彦のレビュー一覧
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ネタバレ『武装ポーカー』から『第三部』まではまあまあ熱心なフォロアーだったので、本書の内容にも幾つか隙を見いだせる。
1つ目は身上調査書。本書は氏の業績の集大成ではあろうから、若き日のことをつついても仕方がないとはいえ、その頃のファンであれば、シーザー・ツェペリは誰の孫ってことになったんでしたっけ?という思いを抱くことは禁じ得ないであろう。
2つ目は達人画。本書ではそれは達筆の一種とされ、見るものを置き去りにして書いたものが悦に入っているようなよくない絵と定義されている。
今ではジョジョ立ちとして知られる荒木飛呂彦氏のモードはファッション業界から獲得したものだとされているが、本当でござるかというのが積年の思いで、端的に言うと天野喜孝の影響を受けたのではないかと睨んでいる。
手首を妙な角度にした、韻に乏しい立ち絵やバストアップというのは天野喜孝の手抜き仕事の代名詞みたいなもので、この手の量産品のせいで80年代中頃には氏の絵に熱狂していたのに80年代終盤には嫌いになっていた。FFの頃にはもう嫌い。天野喜孝の手抜き画バストアップのようなものを、ジョジョ第二部の頃、コミックの余白によく見かけた。ここでいう達人画というのはそれを指すのではないかと解釈している。
3つ目は空から降ってくる魔法の剣。「デウス・エクス・マキナ」はよくありませんよという意味の言葉だが、承太郎がDIOに勝利できた理由を明確に語れない時点で語るに落ちている。
不遜にも、アオキホノオのホノオモユルが高橋留美子やあだち充に抱いた「かわいそう」感のようなものを、荒木飛呂彦に抱いたことがある。みんな好きじゃないかもしれないけど、ボクは好きだというやつだ。創作好きなら一度や二度は密かに思い抱くものであろう。
そんな思いを抱いた相手であるがゆえに、ツッコミはしたもののいまさら減点をつけたりだとか、正解を求めるという類のものではない。長い付き合いのあったものを愛で楽しむという類のものだ。 -
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ネタバレジョジョ関連の漫画は全て読んできた。
ただ小説はなぜか遠ざけてきていたので、今回が初の小説。なぜ避けてきたのかというと荒木飛呂彦作でないからかな。
でも、今回驚愕した。
小説なのにも関わらず、脳内では漫画の絵が、コマ割りが、ときに動画的に完全に再生されている。そして声はドラマの高橋一生の声。
小説の持つ力は未だ計り知れないな。
曰くのない人形。
人形に込められた怨念というスタンド。所有権をどうするか、まさか落とし物として警察に届けさせるとは。
ペアリペア。
夫を奪われた老婦人の怨念というスタンド。入園料のくだりが最高に不気味でよかった。双子の赤子を殺すそうという発想。脱帽。
みずのしんじ。
同姓同名という偶然。偶然と思わせて最終的には全てが必然。話の持って行き方がうまい。
鏑木八平太。
まさかの二重人格というオチ。何回も使われているはずなのに、なぜか新鮮。ヘブンズドアでどう戦うか。最後はファンという性質が鍵になった。
どれも自分だったら、どう戦うか、予想しながら読むもののことごとく当たらない。予想を超えてくる。それがジョジョであり、岸辺露伴である。そこに痺れてしまうし、憧れてしまう。
これは星5以外にはない。
漫画化されたら必ず買う。
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Posted by ブクログ
ジョジョのスピンオフ作品は「the book」、「恥知らずのパープルヘイズ」が既読で、岸辺露伴シリーズは読んだことがなかった。
前述した二作品がよかったため「大丈夫かなあ」と読み始めたわけだけど…あ、ありのまま 今回の読書の感想を話すぜ!
「ベネ(よし)」
いやっ!「よし」なんてもんじゃあねぇ!面白い!よく小説の帯なんかに「ページをめくる手が止まらなかった」なんて書いてあるけどよぉ、あれ、俺は一度も信じたことがなかったんだ。でもよお、マジで手が止まらなかったっ!スタンド攻撃を受けたかと思ったぜぇ〜。
冗談はさておき。
とても良かった。まず、ジョジョという世界観は本当によくできているなと思った。
漫画のためなら危険すら厭わない好奇心旺盛の漫画家と、殺人鬼や宇宙人、なんかおかしな人たちがゴロゴロいる杜王町という舞台。この二つだけで無限にお話ができてしまいそうなのがすごい。
なお、今作は短編集でいろんな作家さんが参戦している。作家さんごとに岸辺露伴のテンションが違うのも読んでいて面白い。北國ばらっどさんの岸辺露伴が一番テンション高くていい感じだった。
作品として一番好きだったのが宮本深礼さんの「血栞塗」。呪いの栞に襲われる、というテーマが面白かったし、モブキャラだとおもってたやつがだんだん不気味な存在に豹変していくのが◎。
あともう一捻りほしいなと思ったのが、怪異に遭遇→ヘブンズドアーで「やりすごす」という展開が多かったので、そこがイマイチだった。
あとこれはどうでもいいことだけどタイトルで「岸辺露伴は叫ばない」とうたっているわりには、岸辺露伴めちゃくちゃ叫びがち。
「なんだってぇぇぇぇぇーーーー!!!!」
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購入済み
らしさ
5巻を見て思ったことは、9部の新しさと本来のジョジョらしさの融合がいい感じであった。いいキャラ発見。
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ハウラー社長の登場。
グリーンピースを入れた北海道産昆布の出汁を女性達と楽しむ。
そこに銀行ドルフィン銀行の取立てが。
フアラライ山の北斜面を担保に貸した300億ドル。
お金の流れのシステムが変わった事に気づいたハウラーはバグズグループのルルちゃんに、
「ホビージーン捜査官(グローリーデイズ)には言わずに、溶岩石を回収」
する様に指示を。
病原菌の様に対象の体内に入り込み、病気の様に破壊するバグズグループ。
発射した銃のスピードを遅くできるグローリーデイズ。
ルルちゃんの不安定な精神。
ホビージーン捜査官の暴走テロ行為。
ルルちゃんは溶岩の秘密をホビージーン捜査官に伝えてしまい、
溶岩の力に目が眩んだホビージーン捜査官をジョディオが倒す。
ルルちゃんはホビージーン捜査官がやられた事の悲しみから、能力が解除される。
そして、ドルフィン銀行のMr.ヨコハマが持っていた、ハウラー氏への300億ドルの債権が、ジョディオ達の手元にやって来る。
流れが来たと悟ったジョディオは、この債権を利用して取立てる決意をする。
(流石にそこまで出来るのか?)
わちゃわちゃとして読み応えのある巻でした。