高橋由太のレビュー一覧

  • もののけ本所深川事件帖 オサキ婚活する

    Posted by ブクログ

    “それにしても、オサキと江姫はともかく、狐目の主人は、いろいろなことを知りすぎている。ただの屋台の主人だとは思えない。
    「佐平次さん、このご主人はいったい……?」
    と、佐平次と狐目の主人を交互に見ながら聞いてみた。
    佐平次は人の悪そうな笑みを浮かべ、見るからに悪人顔で言った。
    「どこぞの稲荷の狐じゃねえのか。みんな揃って化かされていたりしてな」
    狐目の主人の正体を知っているくせに、教えぬつもりらしい。不思議顔の周吉を面白がってか、佐平次が軽口を続ける。
    「手代さんが食ったのも、稲荷寿司じゃねえで、泥の団子かもしれねえですぜ」
    ——おいら、変なものを食べたのかねえ。泥の団子なんて食べたくないねえ。
    泥どころか、石見銀山の鼠とりの毒を食っても平気なくせに、オサキが真顔で心配している。
    狐目の主人は佐平次の軽口に付き合わず、
    「女さらいの黒幕が小暮裕三郎かどうかは分かりやせんが、女比べで一等になるのは危ないでしょうね」
    と、言った。さらに、意味ありげに狐の面を被ると、こう付け加えたのだった。
    「まだ一騒動も二騒動もありそうですな」”[P.96]

    3巻目。
    周吉が煮え切らないなぁ。

    “「草木も眠る」と言うだけあって、周吉はすやすやと眠っていた。
    今まで手代など眼中になく、大川堤でもまともに見なかったが、こうして周吉の寝顔を間近で見ると、噂以上の美男子だ。
    「眼福、眼福」
    思わず、そんな言葉が口から飛び出した。
    いくら美男子でも、いつまでも周吉を見ている暇はない。今は女比べが差し迫っている。後ろ髪を引かれる気持ちで、おかねは周吉から目を離し、目当ての着物をさがしはじめた。
    狭い部屋のことで、すぐに着物は見つかった。
    (こいつはたいしたものだね)
    何十年も仲人をやり、美しい着物など見飽きているはずのおかねでさえ驚くほどの豪華な着物だった。
    (ちょいと派手すぎて品がない気もするけどねえ……)
    と、思いながらも、おかねは懐から、はさみを取り出した。”[P.138]

    0
    2012年01月14日
  • もののけ本所深川事件帖 オサキ婚活する

    Posted by ブクログ

    1作、2作目に引き続きこれまたさらさら読めるお江戸本。

    遂に周吉とお琴に進展が!?
    と思いきや・・・
    ちょっと肩透かしを食らったような落ちで残念。

    2作目の方が面白かったかな。

    0
    2012年02月16日
  • 恋閻魔 唐傘小風の幽霊事件帖

    Posted by ブクログ

    猫骸骨、こうくるとわかっていたのに・・・わかりきっていたのに、ウルっときちゃった私って~~!!! それにつけても、卯女が気になる~~!!!

    0
    2011年12月22日
  • もののけ本所深川事件帖 オサキ江戸へ

    Posted by ブクログ

    オサキと言う魔物に付かれた周吉と言うイケメンなのに最高に天然で朴念仁の主人公がお江戸で起こったちょっとした騒動を解決すると言うお話。

    初めて時代物を呼んだけど、
    すらすらと読める文章に抵抗もなくあっさりと読めた。

    0
    2011年12月21日
  • もののけ本所深川事件帖 オサキ江戸へ

    Posted by ブクログ

    オサキ、かわいい♪ 周吉もとぼけているけど、カッコいい♪ そして、蜘蛛ノ介がカッコいい!しかし・・・うーん?何だかよくわからなかった・・・。展開が唐突で、ずいぶん強引な感じがしたし。。。でも、とりあえずキャラが好きなので、期待を持って、次を読んでみる♪

    0
    2011年12月10日
  • もののけ本所深川事件帖 オサキ江戸へ

    Posted by ブクログ

    狐のモノノ怪、オサキに憑かれたオサキツキの周吉は、人にはない能力をもっている。

    読みやすいんだが、すこーし文章に癖があるかな…
    オサキかわいい。

    0
    2011年11月26日
  • もののけ本所深川事件帖 オサキ江戸へ

    Posted by ブクログ

    オサキツキの周吉
    不思議な力をもつ オサキといいコンビです。
    話が、いろいろ巡って 最初のころは 読みずらかったのですが、
    最後はいいかんじで 終わりましたね。
    何かあると
    オサキが「ケケケ おいらじゃないよ。怖いねぇ周吉は…」
    ってところが 好きです。 本当はどちらの力なんでしょうかね。

    0
    2011年11月06日
  • もののけ本所深川事件帖 オサキ江戸へ

    Posted by ブクログ

    もののけ本所深川事件帖~本所深川の献残屋のやりて手代・周吉にはオサキキツネが憑いている。箱根で主人が妖狐に襲われそうになっている所を助けたのが縁で一人部屋を与えられ,一人娘のお琴も周吉に夢中になっているが,野暮天の周吉は気が付かない。辻斬りならぬ槍突きが深川に出没し夜回りに出て団子屋の常連である年配の柳生蜘蛛ノ介が凄腕の剣豪であることも分かった・・・~安い文庫本だから,みんなで読んでやろう,成長を期待しつつ

    0
    2011年08月24日
  • もののけ本所深川事件帖 オサキ江戸へ

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    妖狐オサキと、オサキに憑かれたオサキツキの周吉の話。
    雰囲気は「しゃ〇け」の二番煎じのような感じ。結局、新市は何故鬼寺にいたのか、首を吊ったのか、何だか腑に落ちないところは随所にあったけど、面白さはそれなりに。ちょっとした時間の暇つぶしくらいでいいかな。続編があるようなので、また時間のあるときに。

    0
    2011年08月10日
  • もののけ本所深川事件帖 オサキ江戸へ

    Posted by ブクログ

    今まで読んだ時代物、畠中恵とか宮部みゆきに似たようなエッセンスは含みつつ、でもなんかイマイチ魅力には欠けるような。説明がメンドクサイのかなぁ。面白いと思う所もあったけど、そんなに熱中して読んでいたワケでもなく、、なんだかよくわかんね。

    0
    2011年08月02日
  • もののけ本所深川事件帖 オサキ鰻大食い合戦ヘ

    Posted by ブクログ

    相変わらずトーンが一定しない。文章がなってないところが多い。これは校正が悪いのか、編集のレベルが低いのか…。今後宝島社の本を買うときは要注意。

    0
    2011年09月11日
  • もののけ本所深川事件帖 オサキ江戸へ

    Posted by ブクログ

    トーンがくるくる変わるなど、練れてない、安定していない部分は多いけど、すぐ読み終わる軽い本としては面白い。
    誰も彼も美形である必要、なんかあるのかな?

    0
    2011年09月11日
  • 唐傘小風の幽霊事件帖

    Posted by ブクログ

    あっさり読める本。伸吉の存在感が、性格のせいもあってかちょっと薄い気がする。登場人物(幽霊)が多いので、一つ一つのエピソードの中身が盛り沢山と散漫の中間くらい。小風と猫骸骨はかわいい。今後に期待で星3つ。

    0
    2011年07月01日
  • もののけ本所深川事件帖 オサキ鰻大食い合戦ヘ

    Posted by ブクログ

    江戸・本所深川で、献上品の売買を行う、献残屋の手代・周吉。彼は妖狐に憑かれたオサキモチ。もののけがとり憑いた献上品をせっせと磨いていると懐から “オサキ”が顔を出し、町を騒がせている放火魔の噂話を始めた。ある晩、預かり物の高級掛け軸が燃やされて、店は倒産の危機に。周吉とオサキは百両の賞金を目当てに“鰻の大食い合戦”への出場を決意するが…。妖怪時代劇第二弾、開幕。

    0
    2011年03月08日
  • もののけ本所深川事件帖 オサキ鰻大食い合戦ヘ

    Posted by ブクログ

    “(オサキ、どうしよう?)
    娘に泣かれて、魔物に助けを求める若者も珍しい。
    ―――食べておやりよ、若旦那。ケケケケケッ。
    オサキはあっさりと言った。
    (これをかい?)
    周吉は固まった。自分でも嫌そうな顔になっているのが分かった。瞼のあたりがぴくぴくと痙攣している。
    そんな周吉の様子を見て、お琴の顔がくしゃくしゃになった。大雨になりそうな塩梅だった。
    お静まで、周吉を見ている。お静の目は、お嬢さんの秋刀魚を食べてあげてください、と言っているようだった。
    (これを食べるのかねえ……)
    周吉は、焦げに焦げた秋刀魚をまじまじと見てみた。やはり秋刀魚には見えない。
    それでも、お琴の泣き顔をちらりと見て、周吉は何度目かのため息をつくと、
    (まあ、死にはしないだろう)
    自分にそう言い聞かせると、ぱくりと黒いかたまりを口に放り込んだ。”

    鰻の描写が丁寧で鰻が食べたくなってしまって困った。
    しげ女は何もかもお見通しなのかも。
    オサキの台詞もどこまでが確信あることなのやら。
    また続編が出たらいいな。

    “さて、肝心要の大食い合戦であったが、最初は参加者も少なく、一斉に食って、いちばん多く食った者の優勝というだけであった。それが一昨年あたりから、参加人数も増え、予選を始めるようになったのであった。
    予選開始と同時に、鰻職人たちが鰻をさばき、淡々と焼き始めるのであった。
    江戸の生活排水である米のとぎ水や野菜屑が流れ込んでいる大川の鰻は、肥えていて質もよかった。
    その脂ののった鰻を開いて竹串をさし、白焼きにしてから蒸す。さらに、みりんと醤油のタレをつけて焼き上げるのが江戸風であった。脂ののった鰻を好むくせに、その脂をきれいに抜くように調理するのだから、江戸っ子は面倒くさくできている。
    江戸っ子の好むような鰻の蒲焼きが焼き上がるまで、半刻から一刻ほどかかる。
    「鰻は煙で食わせる」と言われているように、鰻好きの連中にとっては、焼き上がってくるまでの匂いがご馳走であった。鰻の煙をかぎながら、漬物で一杯やり、ゆっくりと鰻の蒲焼きを待つのが粋とされていた。鰻好きの連中を見物客に集めておいて、煙を端折っては野暮というものであろう。
    鰻が焼き上がるまでに、漬物をおかずに丼飯を何杯食えるかを競い、上位四人が決勝へと進む仕組みとなっていた。
    そして、決勝の大一番では、勝ち抜いた四人の前に、焼きたての鰻の蒲焼きが並べられ、それをおかずに丼飯と鰻の大食いを競うのだった。不公平にならぬように、予選で食った丼の数もそこに加えられる。日没を知らせる暮れ六つの鐘が鳴るまでの半刻の間に、予選に加え、一番多く食った者の優勝となる。”

    0
    2011年01月09日
  • もののけ本所深川事件帖 オサキ鰻大食い合戦ヘ

    Posted by ブクログ

    前巻と同時に買ってしまい、前の巻がかなりつまらなかったので、全然期待せずに読んだら、前の巻よりずっとおもしろかった。軽く読めるのは一緒だが、ずっと整理されていて、キャラも立っているように思う。やっぱデビュー作は、とっちらかってるもんなんですかねえ???

    0
    2011年09月12日
  • もののけ本所深川事件帖 オサキ鰻大食い合戦ヘ

    Posted by ブクログ

    続編。
    前作と比べて、
    小説としてこなれた感が。
    (上から目線!?)

    妖怪に憑かれた手代さんの活躍。
    鰻大食い競争って、妖怪が関係なさそうな分野で大活躍。

    0
    2010年11月17日
  • もののけ本所深川事件帖 オサキ江戸へ

    Posted by ブクログ

    『このミス』大賞の「隠し玉」として出版された著者のデビュー作、ということらしい。(といっても随分書き直されているらしいけれど)軽く読める一冊でした。もう少しどうにかすると、もっと面白くなりそうなんだけれど、なんだかもどかしい。印象が薄くなるのは、なんとなく「しゃばけ」シリーズはじめ今まで読んだことがある本とかぶる感じがするからかなぁ。でも続編も出るようなので、読んでみよう。

    0
    2011年07月17日