遠野春日のレビュー一覧
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ネタバレ▼あらすじ
幼い頃に両親を強盗に殺害された過去を持ち、いまでは派遣会社の若き青年社長となった里村。その陰には、里村の身体を担保に、無利子の貸し付けを引き受けた金融ローン会社の社長・長谷の存在があった。里村の美貌と身体に魅せられ、取り引きを始めて半年──
ある夜、二人は政治家のパーティーを訪れる。そこで里村は、両親を殺害した犯人と思しき男と衝撃の再会を果たし…!?
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表紙の雰囲気とあらすじからして結構、重たい話なのかな?と思い覚悟を決めて読んだのですが、思ってたよりも読みやすいお話でした。
とりあえず、受けも攻めもまぁ〜大人げないこと大人げないこと(笑)
どっちも強気で負けず嫌いで意地 -
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貴族シリーズ9作目
現国王に子供が居なくて継承を公爵家のクレイトン、ヴァレンタインどちらかをと宣言されて以来、親戚筋でもあるにも関わらずヴァレンタイン公爵から執拗な妨害をされているヴィクター・クレイトン。
ヴァレンタイン家の新しい策士のせいらしく、気になっていたところ晩餐会で見目麗しいレイモンドと出逢う。
実はレイモンドは親の仇とヴァレンタイン公爵から知らされ復讐のために策を練っていた。ただ、仇であるのは前クレイトン公爵で、いまひとつ実感が湧かず、。
そしてレイモンドは毒を盛ろうとして失敗してしまい、、、。
復讐劇と継承する子供と恋愛を絶妙に掛け合わせていて読み応えがある作品でした。
受 -
Posted by ブクログ
ネタバレ▼あらすじ
伯爵家の次男である佐樹は、大富豪の桜田との見合いを親に画策される。
成り上がりの男のもとに嫁ぎたくない佐樹は家出するが、何者かに捕らわれる。
さらに競売にかけられ不遜だが抗えない魅力を持つ眼帯の男に買われてしまう。
眼帯の男は堂上と名乗り、佐樹をすぐ抱くかと思えば言葉で嬲り、そっけない態度で翻弄する。
そして佐樹を淫らに喘がせるのだった。
佐樹は気丈にふるまいながらも、いつしか彼の熱情を秘めた瞳に囚われていき…?
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商業BLで眼帯キャラというのはなかなか見かけないので、気になって購入してみました。まず、読んで吃驚したのが時代設定。
伯爵だなんて書いてあるものだから、てっき -
懐かしいな
初めて読んだ遠野先生の作品です。紙媒体で購入し、私はこれ結構好きでした。他の方のレビューを見ると、ひょっとして後書きまで入ってないのかな? 後書きには「日本人名だけど、舞台が日本とは何処にも書いていない」的な事が書かれていたので、ファンタジーの感覚で読むのが良いかと思います。「日本人の名前だから、舞台は昔の日本なのだ」という先入観を捨てましょう。まずはそこからです(笑)。
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金融会社の強面社長×若くして起業したIT派遣会社の美人社長。
情熱シリーズを彷彿とさせる、いかにもセンセらしいcpでした。
青年企業家の里村は、会社の資金繰りのため方々に頼み込むがすべて断られ、仕方なく長谷の経営する融資会社に縋ります。
借金のカタに身体を要求される…という使い古された王道ネタです。またかと思いましたが、イラストが笠井あゆみセンセだったことと、王道ネタだけど嫌いじゃないのでw楽しく読みました。
イラスト、表紙はスーツイケメンとタバコでカッコいいですが、ちょっとめくるとたいへんエロいことをいたしているシーンに目が釘付けになります…攻様のズボンが少し下がっていて、もう少しで半ケツブ -
Posted by ブクログ
遠野センセのファンタジー。笠井あゆみセンセのイラストで保存版になりました…
魔界を追放された迫力満点な王子×いい加減な毎日を送る美貌だけど普通の男子。ていうか、泰幸はかなりのアホっ子ですね。ベレトさまはメンクイなのか?
でも、泰幸の気の強さと裏表のないまっすぐな心意気には、心配させられながらもなぜか心をくすぐられるものがあります。
きっとベレトもそんなところに惚れたのではないかと推測。
べレトは傲岸不遜で何でも意のままにならないと満足しないタイプのようでありながら、泰幸には弱いところにニヤつきました。なんだかんだ言っても泰幸だけには甘いです。
そんな二人をひんやり冷たく見守るサガンがよか -
購入済み
15年前。。
の作品の加筆修正らしーですが特に違和感もなく、茅島氏の独特な間合いと感性が「彼」じゃなくとも愛おしく感じられますね。社会的地位や富があり見目麗しくおよそ凡人が憧れる全てを持ち得てるのに天涯孤独で世慣れしていないせいで恋愛がままならない。単純に不器用と言うだけでなく恐ろしく純真なところが堪らなく可愛い氏。先にコミック読んでたんですが「彼」は結構なSですね〜コミックから受けた印象との間にギャップがありました。がこれはこれで悪くないです、特に意地悪に責め立てる褥シーンがね(笑)。結局「彼」は読者には名無しとゆー不思議な設定でしたが何故かすんなり受け入れえあれる。遠野さんの筆力は圧倒ですねぇ。
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ネタバレまさかまさかの展開で、ドキドキが止まりませんでした。
前作はわりと王道かなと思わせるストーリー展開だったんですが、今回は二人での日本へのハネムーンで甘々イチャコラばかりですかと思わせといて、衝撃的でした。
深刻な事態が勃発。
もちろん、二人きりの甘い時間もしっかり描かれているんですが、幸せがしっかり描かれているからこその、その後の思ってもみなかった衝撃はさらに大きいです。
…読ませます。
心を支えてくれ、排除しようとする輩から守ってくれる心強い存在だったイズディハールが消息不明になったどころか、生存が危ぶまれるという最悪の事態。
憔悴しきった秋成に救いの手を差し伸べたのはハミードです。
腹 -
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タイトルそのまま花嫁モノで、HQ級のロマンスでありながらしっかりSMでした…
花嫁は当たり外れの振り幅が大きくて、食傷気味でもあるジャンル。それにこういったサディスティック嗜好も読む人に拠って拒絶反応出そうですよね。
でも、私的には好みで遠野センセの描写力に安心して物語に浸りきることができました。
鬼畜攻め×ドM受け。
無理矢理人身御供のように男花嫁にさせられてしまったアイシスは、人を人とも思わない冷酷非情な皇帝ヴァシルに嗜虐の限りを尽くされます。
花嫁ものといってもこれはかなりのマニア向けで、サマミヤアカザセンセのかわいいイラストからは程遠い鬼畜エロ展開になってます。遠野センセ、容赦ない -
Posted by ブクログ
情熱シリーズ、2本の書き下ろしに入手不可能になっているドラマCDのSSも収録。新しい展開になってもしっかり読ませます。遥×圭人も東原×貴史もできあがったcpだし、ラブラブだし、変わりばえしないんじゃないかと懸念していましたが、新たな登場人物のせいで面白かったです。
固い絆で結ばれた遥と圭人は、もう夫婦のような雰囲気でラブ面では安定感があります。そんな馴れ合いを自重するかのように、圭人は仕事面だけは自立しようと決意します。
ただ愛する人に護られて安穏と生きるという選択をしない圭人に、芯の強さを感じます。やわらかさの中に、一本鋼のような強さがあるんですよね。とても魅力的です。
そうなると遥の秘書 -
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キター!
情熱シリーズスピンオフ。
ヤクザ(幹部)×弁護士です。
「艶悪」その後ですが、やっと・・・やっとだ。
『恋』ですね。ちゃんと恋になってます。
これまでのどこかいびつな熱くなりきれない関係から、覚悟を決めたふたりに変わります。
このCPは情熱シリーズでもジレジレに焦らしてましたから、本気になった攻の熱さに思わず私が「わー」と走り出したくなるよな照れくささに襲われました。
ともあれ、これからも、とても楽しみ。
情熱シリーズスピンオフ作品
1.「艶悪 」
2.「艶恋 」
リンク作
情熱シリーズ(再販なので時系列です)
1.「ひそやかな情熱 」
2.「情熱のゆくえ 」
3.「情熱の飛沫(