遠野春日のレビュー一覧
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情熱シリーズの東原と貴史のスピンオフです。ドラマCDで展開していたシナリオを小説化したそうですが、聴いていませんでした。なので、こちらを読んだらCDがとても気になってきました。
893の若頭×弁護士。
強引で横暴な東原相手でも、鼻っ柱が強くて決してひるんだりしない貴史。控えめな中にも痛烈な言動が、やっぱり弁護士だなと思わせてとても爽快感があります。
そんな彼も、東原にすげなくされることで、さすがに気持ちが浮き沈みしてしまいます。飽きられたのかもしれないからこれ以上期待してはいけない、と貴史を自戒するまでにさせてしまった東原が悪いですよね。
しかし、東原が遠ざけるような態度を取った理由がある事 -
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幸福の絶頂→安定期と順調に愛を育んでいる遥と佳人。お幸せに~と思っていたところのまさかのアクシデント。
そのアクシデントですが、遥ならば絶対そういう行動に出るだろうなと思いました。なにしろ、佳人の出逢いも他人事なのにほっとけなくて、バーンと一億!でしたからね。
無口でクールに見せて、実は不器用な熱血漢。
新婚旅行?が一転して、遥の記憶喪失という、どん底の展開になります。
記憶喪失は、使い古されてる非常にベタなお題です。よくある展開だからこそ、手腕と実力がはっきり出る場面。
特に、有名な作家さんは一度は手を出しているので、いろいろ読み比べたりして、私的にはとっても好物です。
記憶喪失になった遥 -
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マハラジャです♡
もうそれだけで射抜かれました。
インド及び藩王国の総督である父を持つパブリック時代の親友
ロジャーにマハラジャを見舞いに行く旅に誘われれ、行く旨を
綴る手紙を書いた伯爵子息恭弥。
ああ、もう冒頭から心を持って行かれてしまいました♡
イギリス紳士らしく礼儀正しくユーモアたっぷりのロジャーと再会し訪れた藩王国には正妃の息子なのに立場を奪われ、黒太子と呼ばれて忘れ去られた王子シルダール・シンがいた。
その強烈な個性に惹かれてしまう恭弥。
王宮内には次期マハラジャを廻り不穏な動きが。。。
まるで、インディアナ・ジョーンズの世界♡♡♡
もう一つのお話では、三人が不穏な儀式を執り行ってい -
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高貴な家柄とお育ちのせいで高慢にもとれる茅島氏の言動ですが、素直で純粋だとも言える。
雨の夜、唐突に自宅アパートへ雇い主の茅島氏がずぶぬれで立っていてしかも執事にも断らずに勝手に来たとあっては驚愕して当たり前。
しかも、一介の庭師である自分を好きだと言われてしまい。
初めは只の世間知らずの我儘だと思っていた彼も茅島氏の真剣な
気持ちに段々気持ちが傾いて。
茅島氏の怜悧な美貌と淡々と主語抜きで語る口調が大好きです☆
後で、毎月定期健診に来る医者になる高倉聖司が淫らな集まりで嬲られているのには驚きました。
彼の兄との関係もなにやら含みがありましたし。
その状態を見て茅島氏が行動に出た、のですね~♪ -
Posted by ブクログ
この作品を読んでいると必ず紅茶が飲みたくなります。
ティーポットから美しい花々の描かれたボーンチャイナの白い茶器へ
熱い紅茶を注いで。
少し枯れた色になってきた晩秋の庭でテラスから庭を眺めながら静かに過ごす一時は日本にいると難しいです。
茅島邸ならば可能でしょうね。
相変わらず頑に庭師を愛していて、自分ばかりが彼を愛していると思い込んでいる澄人さんの不器用さが可愛らしい。
高貴なお育ちからか、すこし風変わりな行動に出てしまう澄人さんが今回は黙って彼の故郷へ一緒の飛行機でついていってしまった事に子供っぽい執着を感じた。一緒にいたかったんですね、彼と。
ですがそれで彼の逆鱗に触れてしまい、空港でぶ