福田隆浩のレビュー一覧

  • 手紙 ふたりの奇跡

    Posted by ブクログ

    秋田県秋田市の小6の清水穂乃香と、長崎市の小6の吉野耕治の手紙のやり取りで、ほのかがコウジに送った4月の手紙から始まり、中学生になったコウジから送られてきた4月の手紙で終わる。全てが手紙文で成り立っている。
    ほのかは、作文全国コンクールで優秀賞をとったコウジの作文をインターネットで、読んで小学校気付で、コウジに手紙を出す。気になっている場所の長崎に住むコウジの作文を読んだ事を、運命と感じで、書いたという。用件は、その気になっていた事、ほのかのお母さんが、若い時に一生思い出に残る奇跡みたいな事、それが長崎での事なので、調べたいので手紙を書いたとの事。驚きながらも返信するコウジ。それから、お母さん

    0
    2022年05月04日
  • ふたり

    Posted by ブクログ

    福田隆浩さんの作品3冊目。
    今回初めてガツンと恋愛要素が入ってて、淡い恋心の描写がすてきでした(*´ ꒳ `*)

    ストーリーもどんどん先を読みたくなるような展開で、スルッと読めちゃう。

    3冊読んで感じたことは、福田隆浩さんの作品はミステリーの導入として子どもたちに出会ってもらうと、今後、さらなる長編に挑戦する読書体力のある子どもたちが増えるのではないかな、ということです。

    高学年の子どもなら、内容も理解できるし朝読書で毎日読んでも1週間前後で読み切れる作品が多い。
    今後さらに福田さんの作品を読んでみたいと思う♬.*゚

    0
    2021年10月03日
  • ひみつ

    Posted by ブクログ

    以前自分が友だちのいじめを見てみぬ振りしてたことが許せない主人公が、自分の正義を信じ、見えない敵に向かっていく感じが爽快だった。

    実際の学校現場はこうなのか??
    子どもたちから見た大人(先生)はこうなのか?

    自分の生活と照らし合わせながら、子どもにしか見えない世界を垣間見た感じ。

    正しいことを信じぬく気持ちを思い出させてくれた1冊(๑⃙⃘ˊ꒳​ˋ๑⃙⃘)

    0
    2021年09月22日
  • ふたり

    Posted by ブクログ

    5年生の甥っ子が面白いと言って読んだそうなので、4年生の息子用に借りた本。息子も読んで面白いと言っていたので、どんな話が面白いと思うのか気になり私も読んでみました。

    小6の男の子と女の子の淡い恋の話に、いじめ、家庭の問題、将来の夢等が盛り込まれ、ちょっとした推理も絡めてある。小学生高学年にはとてもいい本だし、私も面白かったです。

    息子は恋愛話には拒否反応を示すような子だけれど(アニメで恋愛っぽい話だと耳に手を当てたりする)、このお話を面白いと言ったのはとても興味深い。

    多くの子供達がこういう本を読んだら、人の気持ちが分かる子になっていじめが減るんじゃないかなぁと思う。将来娘にも読んでもら

    0
    2021年09月07日
  • ひみつ

    Posted by ブクログ

    小規模学校から大規模学校への転校初日、次から次へと声をかけられ「友だちができた」気になっていた明里だが、自分の転校前にいじめがあったのではないか、ということを学年集会で発言すると、周りの態度が一変して…

    最初のほうの、先生と子どもたちのやりとりからすでに、決して表には現れないいじめの気味悪さのようなものが感じられる。

    いじめられた経験のある子が、いじめる側に回る、またはその逆も。いじめの連鎖がなくなってほしい。

    0
    2021年07月22日
  • 幽霊魚

    Posted by ブクログ

    キャラクターの葛藤がじわじわと伝わってくる本作。「幽霊魚」に自分の願いを込め、釣竿をふる男子たち。それぞれの過去にもの悲しさを感じつつ、一緒に釣竿を握りたくなります。まっすぐなアツさっていいなぁ。

    0
    2021年07月15日
  • ブルーとオレンジ

    Posted by ブクログ

    いじめを扱った本作。同じクラスのブルーくんとオレンジさん、それぞれの視点でお話しが進んでいきます。自分のできることから始める2人の姿に、小5のリアルな現実を想像させられるのでした。

    0
    2021年07月13日
  • 熱風

    Posted by ブクログ

    テニスを通じてお互いを理解するきっかけをつかんだ中学生2人のお話し。福田センセイの作品に共通しているのが、人物や場面の描写の自然さ。本作でも、登場人物を素直に受け入れることができました。

    0
    2021年07月13日
  • YA! アンソロジー 告白

    Posted by ブクログ

    5人の作家さんによる「告白」エピソードを集めた一冊。中高生の心の動きを鋭く綴った内容に、なぜかドキドキしてしまいます。お話しを読み終わるごとに、思わず「よかったね♪」とつぶやくのでした。

    0
    2021年06月29日
  • 手紙 ふたりの奇跡

    Posted by ブクログ

    手紙という手段を使ってある謎に挑み、一つの結論にたどり着いた小学生2人のお話し。『ふたり』を知って福田さんのファンになった私、以来楽しませていただいてます。本作も謎解き要素あり、わくわくしながら読みました。

    0
    2021年05月19日
  • ブルーとオレンジ

    Posted by ブクログ

    2人以上の視点から読むのはとても楽しかった。
    わがままを言えば、伊藤くんとかの視点も欲しかった。
    それに、糸川くんとか、久保田先生みたいな少し面白いキャラも居て、とても楽しまされた。
    とても良い本だと思った。

    0
    2020年03月08日
  • 香菜とななつの秘密

    Posted by ブクログ

    香菜は無口でクラスでも目立たない。でも小さなことに気づいてその原因を推理するのが得意だった。ある日、下駄箱の上に並んだ十二支の人形に猫が加えられていることに気づく。さらに、誰かが人形の向きを変えていて…。一体誰が、何のために? シャーロック・ホームズのように回答を導き出す香菜の名探偵ぶりが爽快です。

    0
    2018年04月29日
  • ふたり

    Posted by ブクログ

    課題図書のやつすごく気になってたんだけどやっと読めた!!学校での人間関係とか、不安定な高学年のクラス内のあれこれがとてもリアルだなあと思いました。外では会って話もするけど学校だと他人のふりするみたいな関係性ってなにか秘密を共有してるみたいでわくわくする!それわかる!って思った!あと指文字を暗号のように使ってたけど、自分も子どものときに友達内でしか通じない暗号をつくったりして、懐かしいなあと思いました。
    謎解き要素もあるし楽しく読めた!作家さんの話す、未来のことについての台詞がじーんときました。

    0
    2015年12月20日
  • ふたり

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    久しぶりのYA小説。著者の「熱風」が面白かったし、期待して読んでみた。
    いじめ、親の離婚とそれから来る色々な不和…。つらいことがあっても、ひとりじゃない。君がそばにいてくれれば、ふたり。温かくてぬくもりのある物語。「ふたり」という平仮名3文字のタイトルが抜群に内容と合っている。
    そばにいて本を読むだけの時間、それはどれだけかけがえのない時間なんだろう。そういうひとりと巡り会えたことは、どれだけ素敵なことなんだろう。
    大人になって変わってしまうものはあるけど、確かに変わらないものはある。信じよう。ひとりじゃない、って本当に素敵なことだなぁ。
    物語としては、謎解きがあって続きが気になるし、

    0
    2015年10月04日
  • ブルーとオレンジ

    Posted by ブクログ

    「ふたり」を読んで福田さんの本をもう少し読みたいと思ったんだけど、なかなかよかった。すっきり解決しないところがいいよね。実際はこんなとこ、それでもちょっとの勇気がちょっとのいい方向に向かう、いい話だった。

    0
    2015年09月09日
  • YA! アンソロジー 友情リアル

    Posted by ブクログ

    「友情」と言われてもピンと来ない人でも寧ろこういう話のお陰で色々考え学ぶことができる。
    そして、恙なく終わった己の思春期に安堵と寂しさを覚えるのだった。

    前半の2作はタイトルが微妙な気がした。

    0
    2015年05月31日
  • ふたり

    Posted by ブクログ

    小学生ふたりが好きなミステリー作家を通じて距離を縮めていく。爽やかでとても微笑ましい小さな恋の物語。
    いろいろなテーマてんこ盛りだったけど、読後感も良かった。
    これからふたりがどう変わっていくのか?変わらないで成長していくのか?見守りたい気持ちになりました。

    0
    2014年11月04日
  • グッバイ マイ フレンド

    Posted by ブクログ

    6年1組のタクヤが突然死んだ。親友、クラスメイト、幼馴染、テニスのパートナー、担任がそれぞれの立場でタクヤの思い出やタクヤ死んでしまったことで生じた後悔など、自分の今を語る。ひとりの語りがひとつの章になっていて、全体の物語を構成する。タクヤが良い人過ぎに描かれる。泣ける。

    0
    2014年09月17日
  • ブルーとオレンジ

    Posted by ブクログ

    この手のいじめ作品は苦手。読んでいて息苦しくて楽しくない。でも、いじめの実態を見るようで勉強になる。
    私は伊藤くんの立ち位置だったな。あんな人気者ではなかったけど。後ろを振り向きもせず一番前を歩いていたから。後ろで笑われてても気付かないで。
    子供達だけでなく大人も読んだ方がいい作品だと思う。

    0
    2014年08月25日
  • ふたり

    Posted by ブクログ

    小学生らしい将来への不安とか、ちょっと背伸びした冒険とか描かれていて、
    甘酸っぱい恋の予感みたいな微妙なふたりの距離感がキュンっと可愛くて
    小学生に「読んでみて!」って勧めたくなる作品でした。

    0
    2014年08月26日