福田隆浩のレビュー一覧
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ネタバレ秋田県秋田市の桜坂小学校6年清水穂乃香は、長崎県長崎市の小6の吉野耕治に宛てて手紙を送った。心に残る思い出作文コンクールで賞を取った耕治の作文をネットで読み、面識はなかったし住所もわからないけど、学校宛てに手紙を送ったのだ。
耕治の作文にから読み取った人柄を信じて、ある頼み事をしたのだ。
穂乃香のお母さんは昔、長崎で「奇跡みたいな楽しい思い出」をしたという。でも、それがどんあ奇跡なのかはわからない。
二人は手紙のやりとりをして、それぞれの思いを書いていく。
穂乃香のお母さんは、もう死んでしまっていて、それがどんな奇跡なのかさえわからない。
でも奇跡的な出来事は、たしかにあった。
思いもか -
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ネタバレ佐々野香菜はしゃべるのが苦手な5年生。仲良しグループの友達とも、あまりしゃべらない。でもみんなは、香菜はしゃべらないけど、優しいいい子だと知ってくれている。
香菜はしゃべらないぶん、たくさん本を読み、いろんな事を考え、ゆっくり推理するのが好きだ。
そして、みんなが困ったことにならないよう、こっそりみんなを助けていたりする。
そんな香菜のクラスに転入生・広瀬くんが来た。広瀬くんは転校初日から「友達は作る気がありません」というかんじで、誰とも仲良くなろうとはしない男の子だった。でもサッカーが得意で、本もたくさん読んでいる子だった。
広瀬くんも香菜はほとんどしゃべらないけど、いろんな事をよく見てい -
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表紙にくぎづけ。ブルーとオレンジってタイトルで、全身ブルーの少年とオレンジの少女が並んで立っている。ちょっと、顔が怖い・・・
物語はブルー編とオレンジ編に分かれている。
ブルーはおとなしくて気が弱い。クラスでは目立たないようしてきたけど、5年になって4月の始業式の日、新しい教室にはいった瞬間にもうピンときた。これは本当にまずいぞって。油断したらダメだぞって。用心しないと最悪な一年になるかもしれない。
そしてその予想通り、ブルーはクラスで浮いてきた。どうやったら、みんなにバカにされずにすむ?自分の武器はなんだ?
考えた末に出した答えは、クラスで一番人気の伊藤くんと近所に住んでいる、という事を -
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ネタバレ郊外から父親の転勤で都会に転校した岡崎明里。出迎えたクラスメートは明るく親切で、クラスも和気あいあいとしていました。明里は転校することに緊張して損した、とさえ思うほどでした。
ある日、学級会で、入院している東川さんにお見舞いとして千羽鶴を折っておくる話し合いをします。東川さんは、事故でけがをして意識不明で入院していました。
実は、明里は、夏休みに転校する前、学校を訪れた時、図書室で東川さんに会っていました。彼女は、初めて会った明里に「本当の友だちになって」といきなり言ったのです。
何か、不自然さを感じた明里は、東川さんが落ちたという場所に行き、ある考えにたどり着きます。
そして次の日、学年