福田隆浩のレビュー一覧

  • さよならミイラ男
    電子じゃなく紙本で。胸にささった。リアル小学生はどう読むのだろう。ミイラ男のなぞがわかるシーンではかなり震えた。ラストの爽快さにすごく納得。
  • さよならミイラ男
    野間児童文芸賞受賞後の作品。前作とはちがう雰囲気にとまどったが、読み出すと一気にひきこまれた。シビアな展開だけど、自分の同級生もこんな感じだったし、決して特別なことではないと思う。強く印象に残ったのはミイラ男の詳細でリアルな描写、そして、中盤の黒板絵のシーン。いじめがそこで大逆転したので正直ほっとし...続きを読む
  • ふたり
    まだ出会っていなかった名作に出会った気分!!
    本が好きな主人公准一くん、好きな作家の新作本を持っていることで同じクラスの小野さんと話すことに。2人とも同じ作家が好きということを共通点に、2人の時間が始まる。

    謎探しもあるので、真相がわかった読後感の良さも格別。

    本棚から本を分けてこちらを見ている...続きを読む
  • ふたり
    のんびりゆっくりと進んでいけばいい。

    思い出が詰まった一冊になりました。
    福田隆浩さんの本、もっと読みたいな。
  • 香菜とななつの秘密
    香菜とななつの秘密。福田 隆浩先生の著書。話し上手で攻撃的で活動的な性格の子もいれば聞き上手で慎重な性格な子もいる。話し上手で攻撃的で活動的な性格の子は生まれつき話し上手で攻撃的で活動的な性格の子なのかな。聞き上手で慎重な性格な子は生まれつき聞き上手で慎重な性格な子なのかな。性格は不思議。私は話し好...続きを読む
  • 手紙 ふたりの奇跡
    児童書だと思って軽い気持ちで読み始めたけど、結構奥が深かった。
    秋田と長崎で文通を始める6年生の2人。

    母を病気で亡くしたり、父の再婚の話が出たりと思春期の女の子にとっては環境の変化が大きすぎる生活をしている秋田のホノ。
    ‪亡き母は、生きていて幸せだっただろうか?との疑問から長崎のコウへ手紙を送る...続きを読む
  • ふたり
    福田センセイの作品を知るきっかけになった1冊。小6の2人が繰り広げる冒険から、終始目が離せません!続編もついつい期待してしまいます。
  • ひみつ
    仲間の後押しを得て、気持ちを奮い立たせクラスの問題に立ち向かう5年生の明里。その行動力には鬼気迫るものが。読み終えた後、明里のクラスの新しい日々が明るいものであるよう祈りたくなりました。
  • 香菜とななつの秘密
    すぐに緊張してしまい、人前で話すのが苦手な5年生の香菜。しかし彼女には、鋭い洞察力と論理的な思考という別の持ち味もありました。学校の難事件に挑む香菜とクラスメイト達のやりとりが面白い!
  • ふたり
    大先輩にあたる人のイチオシの本だったけど、すごく納得できてしまった。
    6年生の主人公二人は、どちらも問題を抱えている。准は離婚した父がどうやら再婚するようで、一緒に暮らす母はどこか不安定な気配。転校生の小野さんは、荒れ気味なクラスで理由なきいじめに遭っている。
    偶然にも同じ作家のファンだと知ったとこ...続きを読む
  • おなべの妖精一家2 ワロンカフェ、本日開店です!
    おなべのようせいルーミナおばさんは、料理がとても上手です。少しふしぎなおかしだけど、心や体がとってもワクワクするおかしばかりです。読んでいるだけで楽しくなりますよ。
  • おなべの妖精一家1 ワロンの料理をめしあがれ!
    ワロンという、なべの一族が、はるかの家に来て、「三くち目からの思い出スープ」を出します。三くち目から思い出が出てくるスープだから、すごいと思いました。
  • 熱風
    スポーツを極める人が全て人格高潔になるわけではないけれど、スポーツマンが勝利のみ追い求めているその瞬間だけは侵し難く神聖な時間なんだと思う。
    その時間が、苦しみを抱えた二人の少年を通して描かれることでさらに純化されてたとえようもなくまばゆくて、ひたすら酔わされた。
    悩み苦しみぶつかり、色々なものを抱...続きを読む
  • ふたり
    ただ横に座って、一緒に本を読んでいるだけ。
    それが何より嬉しく、何より落ち着く。
    ずっとこの時間が続けばいいのにって思う。

    これはやっぱり恋物語だ。
    素敵な恋物語。
  • ふたり
    小学6年生の准一と佳純が覆面作家の正体を突き止めていく物語。
    二人がそれぞれ相手を大事に思い仲良くなっていくのが純粋で微笑ましい。
  • ふたり
    【物語】ふたり 小学六年生の話。素直に共感でき読みやすかった。今年一番はまった本です。小学生から大人まで読んでほしい。
  • ふたり
    読み終えると、この「ふたり」というタイトルがまさにこの物語を表してるなぁ、と強く思う。クラスの誰にも言えない二人だけの秘密を共有しつつ、不安や苛立ちや悲しみ、ひとりでは抱えきれないものを、「ふたり」で一緒に支え合って越えていく物語。上手いのは、物語に出てくる「大人」の描き方。大人は決して清廉潔白じゃ...続きを読む
  • グッバイ マイ フレンド
    突然、サヨナラも告げられず亡くなってしまったタクヤ。クラスメイトたちは深い悲しみからまだ立ち直れずにいた。タクヤの死を恐れる子、タクヤの死を受け入れられない子…けれど、まるでタクヤが優しく背中をそっと押すかのように、彼との思い出が同級生たちを立ち直させていく…
  • グッバイ マイ フレンド
    一人の同級生が突然亡くなった。
    死を受け止めようとする子どもたちの葛藤。
    仲のよかった子も、ただのクラスメイトだった子も、「友だちの死」に真剣に向き合います。
    彼らの、前に進んでいこうとする思いに、涙を堪えさせられました。
    最後の担任の先生の語り。
    自分は大人側にいるので、とても共感したのですが、子...続きを読む
  • ひみつ
    子どもの悪意は恐ろしい。
    大人がもつそれと違い、遊び半分に、でも巧妙に、都合の悪いことは隠したり、忘れたりで、なかったことにしてしまえるあたりが何より罪深い。
    天使のふりをする悪魔が一番手強い…そんなことを思い出しました。