手紙 ふたりの奇跡

手紙 ふたりの奇跡

1,265円 (税込)

6pt

3.7

秋田に住む小六の穂乃香は、亡き母の少女時代の大切な思い出の謎を探すため、勇気を出して長崎に住む耕治の小学校へ手紙を送る─。『ふたり』が感想文全国コンクール課題図書に、『香菜とななつの秘密』が厚生労働省社会保障審議会推薦児童福祉文化財に選ばれるなど、人気、実力を兼ね備えた現役教師作家、福田隆浩氏による感動作。「この手紙は、長崎市の東山小学校に届いていますか? そして、6年生の吉野耕治さんの手元へ届いているでしょうか? そうなっていることを信じて、続きを書くことにします。 はじめまして! わたしの名前は清水穂乃香といいます。秋田県秋田市にある桜坂小学校に通う小学6年生です。 吉野さんが、この手紙を読んでいるとしたら、きっとびっくりしていることと思います。 だって、会ったこともない、まったく知らない子から、突然こんな手紙が届いたのですから。─中略─お母さんの人生って、いったいなんだったのだろう……。 最近、よくそのことを考えてしまいます。 自分のために生きていたのかなあって。うれしいことあったのかなあ。きらきら輝いていたことがあったのかなあって……。 でも、お母さんがすっごく笑って、本当に本当に楽しそうにしていたことがありました。 そう。 それが、長崎での出来事について、わたしに話してくれたときでした。」(本文より)

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手紙 ふたりの奇跡 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2021年09月10日

    児童書だと思って軽い気持ちで読み始めたけど、結構奥が深かった。
    秋田と長崎で文通を始める6年生の2人。

    母を病気で亡くしたり、父の再婚の話が出たりと思春期の女の子にとっては環境の変化が大きすぎる生活をしている秋田のホノ。
    ‪亡き母は、生きていて幸せだっただろうか?との疑問から長崎のコウへ手紙を送る...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年09月06日

    11月、コウがホノへと送った言葉。
    「そんなに無理してお母さんのことを忘れなくてもいいんじゃないかなあ」
    私も忘れなくていいのかな。
    私も母の生き方を肯定していけるかな。

    手書きの文字ってあたたかいですね。

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    Posted by ブクログ 2022年05月04日

    秋田県秋田市の小6の清水穂乃香と、長崎市の小6の吉野耕治の手紙のやり取りで、ほのかがコウジに送った4月の手紙から始まり、中学生になったコウジから送られてきた4月の手紙で終わる。全てが手紙文で成り立っている。
    ほのかは、作文全国コンクールで優秀賞をとったコウジの作文をインターネットで、読んで小学校気付...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2021年05月19日

    手紙という手段を使ってある謎に挑み、一つの結論にたどり着いた小学生2人のお話し。『ふたり』を知って福田さんのファンになった私、以来楽しませていただいてます。本作も謎解き要素あり、わくわくしながら読みました。

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    Posted by ブクログ 2022年04月05日

    文通形式で表現された物語が、とても新鮮でした。生きることを肯定的にとらえる結末は、主人公達の成長をも感じさせます。小学校高学年の子ども達に、紹介したいと思いました。

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    Posted by ブクログ 2021年02月22日

    離婚して離れて住んでいて亡くなったお母さんの秘密を知ろうと、作文コンクールで優秀賞をとった耕治に手紙を出した穂乃香。二人がやりとりする手紙だけで話がどんどん進んでいく。
    秘密は意外なものだったけれど、家族や友達関係についても考えさせられる話。

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    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2019年08月27日

    秋田県秋田市の桜坂小学校6年清水穂乃香は、長崎県長崎市の小6の吉野耕治に宛てて手紙を送った。心に残る思い出作文コンクールで賞を取った耕治の作文をネットで読み、面識はなかったし住所もわからないけど、学校宛てに手紙を送ったのだ。
    耕治の作文にから読み取った人柄を信じて、ある頼み事をしたのだ。

    穂乃香の...続きを読む

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手紙 ふたりの奇跡 の詳細情報

  • カテゴリ
    小説・文芸
  • ジャンル
    児童書 / よみもの
  • 出版社
    講談社
  • ページ数
    208ページ
  • 電子版発売日
    2019年06月26日
  • コンテンツ形式
    EPUB
  • サイズ(目安)
    3MB

閲覧環境

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