福田隆浩のレビュー一覧

  • 熱風

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    スポーツを極める人が全て人格高潔になるわけではないけれど、スポーツマンが勝利のみ追い求めているその瞬間だけは侵し難く神聖な時間なんだと思う。
    その時間が、苦しみを抱えた二人の少年を通して描かれることでさらに純化されてたとえようもなくまばゆくて、ひたすら酔わされた。
    悩み苦しみぶつかり、色々なものを抱えているのに多くを自分の胸にとどめたまま、最後はどこかあっさりと別れようとしているところは中学生らしく思えて、作者の巧さが見える気がする。
    テニスが書かれている名作として紹介されたのだけど、テニスシーンはもちろん、小説として本当に良かった。外で読むんじゃなかった。涙が止まらなくて不審がられたよ…。

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    2016年11月10日
  • ふたり

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    ただ横に座って、一緒に本を読んでいるだけ。
    それが何より嬉しく、何より落ち着く。
    ずっとこの時間が続けばいいのにって思う。

    これはやっぱり恋物語だ。
    素敵な恋物語。

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    2014年07月07日
  • ふたり

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    小学6年生の准一と佳純が覆面作家の正体を突き止めていく物語。
    二人がそれぞれ相手を大事に思い仲良くなっていくのが純粋で微笑ましい。

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    2014年01月09日
  • ふたり

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    【物語】ふたり 小学六年生の話。素直に共感でき読みやすかった。今年一番はまった本です。小学生から大人まで読んでほしい。

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    2013年12月22日
  • ふたり

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    読み終えると、この「ふたり」というタイトルがまさにこの物語を表してるなぁ、と強く思う。クラスの誰にも言えない二人だけの秘密を共有しつつ、不安や苛立ちや悲しみ、ひとりでは抱えきれないものを、「ふたり」で一緒に支え合って越えていく物語。上手いのは、物語に出てくる「大人」の描き方。大人は決して清廉潔白じゃないということを描きつつも………あとは読んでお確かめください。

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    2013年10月04日
  • グッバイ マイ フレンド

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    突然、サヨナラも告げられず亡くなってしまったタクヤ。クラスメイトたちは深い悲しみからまだ立ち直れずにいた。タクヤの死を恐れる子、タクヤの死を受け入れられない子…けれど、まるでタクヤが優しく背中をそっと押すかのように、彼との思い出が同級生たちを立ち直させていく…

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    2012年09月14日
  • グッバイ マイ フレンド

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    一人の同級生が突然亡くなった。
    死を受け止めようとする子どもたちの葛藤。
    仲のよかった子も、ただのクラスメイトだった子も、「友だちの死」に真剣に向き合います。
    彼らの、前に進んでいこうとする思いに、涙を堪えさせられました。
    最後の担任の先生の語り。
    自分は大人側にいるので、とても共感したのですが、子どもの目からは、多分違ってみえるのかもしれませんね。
    先生だって悩むし、間違うこともあるし、完璧じゃない。
    先生から見た子どもたちと先生の葛藤―。
    堪えた涙がと止まりませんでした。
    友だち。こんなにステキなものはないですね。

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    2012年07月15日
  • ひみつ

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    子どもの悪意は恐ろしい。
    大人がもつそれと違い、遊び半分に、でも巧妙に、都合の悪いことは隠したり、忘れたりで、なかったことにしてしまえるあたりが何より罪深い。
    天使のふりをする悪魔が一番手強い…そんなことを思い出しました。

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    2012年03月04日
  • YA! アンソロジー 友情リアル

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    下手だけど大好きな野球よ淡い恋。主人公の男のコが、ぼやっとしてそうでいて実は思慮深いところがよかった。
    2話目は泣いたー。

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    2011年11月09日
  • ひみつ

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    信じてくれる人が側にいなくても、よく頑張った!大人に信じてもらえないって小学生にしてみれば絶望だよな。スゴい。

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    2025年09月09日
  • たぶんみんなは知らないこと

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    重度の知的障害のある5年生すずちゃんの内面の独白と、支える家族や先生の、連絡帳やブログなど文章で状況を浮かび上がらせ話は進んでいく
    このようなテーマは初めてだったので新鮮
    そして軽く衝撃。
    例えば若い頃初めてダイビング体験をした時、目に見えるところだけが海ではなく、見えなかったその下こそこんなにも世界が広がっていたんだ!と体感した時(知識としてはあったんだけどね)その類の感じ。
    わかってる、相手の気持ちになってということもなるべく良心的に行いたい、でもやっぱり表面しか見ていなかった、と思ったり。
    新しい視点のきっかけを得られたかもしれません。
    読み終わってタイトルに唸る。

    講座課題図書

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    2025年01月26日
  • 熱風

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    「テニスボールを追いかけている時だけは熱くなれる」

    テニスというスポーツに魅せられた中学2年生の孝司と、ダブルスでペアを組むことになった中山。
    性格もプレーも正反対な二人は反発し合うが、次第に自分の内面をさらけ出し、本気でぶつかり合う。

    二人にはそれぞれハンディがあり、それによる学校生活での苦悩も多く、親ともギクシャクする毎日だ。
    思春期ならではの不安定な精神状態が丁寧に描かれていて、彼らの苦しさや、自身でも手に負えないほどの荒れた感情が胸に刺さる。

    そんな二人を決して甘やかさず、厳しく指導する安田コーチの愛情もひしひしと伝わってくるし、
    同じテニスチームの坂井さんというオジサマが本当に

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    2024年09月14日
  • ひみつ

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    表紙がホラー?な内容って思っちゃうけど
    幽霊的なホラー小説ではない笑
    転校してきた学校ではいじめはあった?なかった?
    入院している子は崖から落ちてしまっただけ?それとも自殺?
    主人公がなによりも強い それは一度間違ったことをしてしまったからだろう
    子どもって純粋にみえるけど流されやすく残酷なこともする でも間違いに気付いたらやり直せれる
    ぱっと光が差し込む終わり方だった

    小5/いじめ/ソフトボール/いじめ

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    2024年06月08日
  • さよならミイラ男

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    ネタバレ

    ネグレクトされている六年生の話。工藤さん、すごい。こんなにしっかりした人、大人でもなかなかいないかも。アキトもお母さんも幸せになれますように。

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    2024年04月21日
  • さよならミイラ男

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    小6男の子
    母子家庭で、お風呂に入ることもご飯に食べることも厳しく、学校ではからかいの標的にされている
    ある日、誰も使われていない教材室に入りミイラ男と遭遇する

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    2024年04月06日
  • さよならミイラ男

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    4.5年。いじめられっ子の主人公は、学校の教材室でミイラ男に出会う。家庭環境や友達関係の心の苦しさや我慢に、同調するようにうめくミイラの声。親しみと共に彼の存在の謎に近づき、自分を知っていく。表紙の暗さはいつもながら、児童の手にとりにくさがある。少し重たいテーマだが、ミイラの謎に迫ることで好奇心が膨らむところがよい。

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    2024年03月21日
  • ブルーとオレンジ

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    言い返したいことを我慢し
    へらへらしていじめられていたブルー

    本当はダメだと分かっていたのに
    言いたいことを我慢して
    いじめに加担していたオレンジ

    それぞれの視点から物語は書かれている 
    実際いじめが起きるのも本当に些細なことや理由がないことなのかもしれない

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    2023年09月12日
  • スポーツのおはなし テニス テニスキャンプをわすれない!

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    3年から。弱気なサオリがテニス合宿で強さを身につけるお話。展開の仕方が早く2.3年生にはちょうど良い。サオリと一緒に自分も強い気持ちになれるところがよい。

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    2023年05月27日
  • たぶんみんなは知らないこと

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    重度の知的障害を持つ女の子の物語。一件意地悪そうに見えたお兄ちゃんだったけれど、実は妹思いの優しい人物で感動した。

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    2022年08月25日
  • 香菜とななつの秘密

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    たんていになっているみたいでドキドキしました。
    そして、このお話に入り込んでいるような気もちになりました。

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    2022年07月03日