水壬楓子のレビュー一覧
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ネタバレ▼あらすじ
世界的ホテルチェーンのオーナー・桐原に拾われ、専属モデルとして育てられた暁斗。互いに惹かれ合い恋人となった二人だが、桐原の多忙さにすれ違いの日々が続いていた。そんな折、暁斗はあるショーに出演することになり…?
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前作『お手をどうぞ』の続きになります。
駆け出しモデルである暁斗が新たな課題に挑戦するのですが、前作と比べると今回の方が色々と問題がリアルです(笑)
力量不足を痛感し、思い悩んだり、逃げ出したくなったりと色々共感出来る部分も多く本気で「頑張って…!」と応援したくなります。
前回は桐原が色々とサポートしていましたが今回は見守る立場です。
でも暁斗の事は誰よりも応援しており、相変わらず見てるこっちが恥ずかしくなるくらいの溺愛っぷりです。砂糖よりも甘い(笑)
個人的には最後の、桐原の一日的なお話が好きです。
桐原目線で書かれている為、いかに彼が暁斗の事を愛しているのかという事がこれでもかという程分かります。
"暁斗にちょっかいをかけてくる連中を蹴散らさなければならない。"
この台詞を真面目な顔して思っているのかと思うと笑えてきます。 -
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RDCスピンオフ。隅々まで面白かった~
「シークレットドア」に出てきた名久井組若頭でコワモテの佐古と、組長の兄の弁護士事務所で辛辣で鮮やかな手腕を見せる征眞とのお話です。
冒頭から引き込まれました。バスローブひとつで二人の関係をニクいまでに描ききっていて、さすがです。
一見ふてぶてしく何物にも動じることのなさそうな893の若頭。なのに、そんな彼にも太刀打ちできないウィークポイントが。
征眞は、すんごい女王様!弁護士なので口がたつのは言うまでもありませんが、特に佐古に対しては常に自分がイニシアティブをとっていたいというオトコ。二人はセフレ関係というのが周囲の認識です。
互いにここまで許しあっているのは、同じ場所から這い上がってきて20年、という深い絆があるからなのです。
大きな事件は起こりませんが、唯一大きくことが動いたのが征眞の結婚話。耳にした佐古は組の揉め事の片をつけることよりも、そちらの方が難しい問題であり、心を悩ませることに。
佐古って見かけは非常に怖いし無口で893らしい893なのですが、案外心の中では不器用に一途な恋心を抱えています。好きの一言がコワくて言えなくて、ムード作りも下手くそ。ですが、いざとなれば体を張ってでも大切なものを守り抜く漢気があります。すごくステキでした。
書き下ろし「リーガルガーディアン」では、征眞が持ち前の寸分の隙もない冷徹さでやり込めた事件の被害者から逆恨みされ、危険な目に遭うことに。もちろん、佐古が放っておくわけがありません。
佐古の可愛い一面が充分に引き出されている話です。気の利いた話のひとつもできない自分に落ち込んだり、征眞の昔の男を気にしたり、思わず笑ってしまった…w
「おまえはバラよりきれいだ」は、最高です!!褒めてあげたい!
征眞の佐古に対する本音も描かれていて、彼もまたツンでわからない男だけど実はすごく佐古を愛しているんだなということが伝わってきました。
心情が細やかに描かれていて、読み終わった後の満足度が高かったです。
エロ的にも、二人の今までの歴史があるからこその萌えがあって( ̄ー ̄)ニヤリとさせていただきました。 -
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シリーズ3作目は、トップガード真城です。今まで登場していた場面から、余裕あるオトナの男とかクールで頼れるお兄さん的な印象を持っていたのを見事に覆してくれました。
真城の前職がSPだったことが明らかになっているだけじゃなく、そこで彼が上司との恋に破れ、あてつけに部下だった4歳年下の清家を誘惑して捨てたという過去があったことも判明。過去の過ち、ミステイクですね。
女王様だったのね。
意外だったけど、急に真城のこと色っぽく感じるようになりました。これまで読んでてあまり色気を感じなかった分、急激にセクシーに見える…
清家をもてあそんで捨てるなど、とんでもなく酷い男に見えるのですが、実は自分が清家に対して須藤と変わらないことをしているのだと心苦しくなってしまったからなんです。
そして、5年の月日を経て再会した二人。気まずい思いの真城に詰め寄り、詰る清家です。
それでも任務は全うしなければいけない状況に加え、真城の元カレであり清家の上司である須藤も登場して、みつどもえ?なドキドキの展開になっています。
結論として、清家は正真正銘とてもデキのいい年下わんこでした。水壬センセといえばオヤジ&おじさんが頭に浮かびますが、なんと年下わんこ攻もすばらしくステキです。邪険にされても鼻であしらわれてもめげない。惜しげもなく泣くことだってできる。ちょっと優しくされるとすぐにブンブン尻尾を振る。
全部クリア。女王様のことが好きすぎるところで、もう完璧です。
書き下ろしの「セルフィッシュ」がすごくよかったです。
女王様だけどやきもちは焼くのです。清家のくせに、ってやつですね。一緒に仕事をしたくないとはねつける理由もそこにあったりするのが、勝手だけど、真城の清家を想う気持ちが強く感じられて胸キュン。
真城って須藤や榎本にずいぶん背中を押されてますよね。彼らのフォローが無かったら、清家とは一体どうなっているのかと心配させられます。でも、清家にはゆるぎない愛があるので安心感はあります。
真城が下僕わんこに本心を告げた場面、身悶えました。「俺にはできない」だけじゃなく、清家がやっても許せないと一言あるところがさすがです。女王様らしく、でもかわいくもあり、読んでてメロメロ。
そんな真城に対して清家の反応が非常にわんこらしくてツボりました。
話の展開がとても上手いです。軽妙洒脱でセンスがよくて、最後まで飽き指せません。軽すぎず重すぎず、心に響くものがしっかりあるのがいいです。 -
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「エスコート」のトップ・ガードの延清と×榎本の秘書をしている19歳の律。
義兄の策略で男たちに犯されかけそうになった律は、絶対的に強くて凶暴な男、延清に助けられますが、なんと彼は見返りに律の体を要求してくるのです。でも、取引と称して襲った男たちと変わらない行為に及んだ延清に、なぜか相通じるものを感じる律です。
律が理不尽な目に遭って、悲惨でかわいそうな健気受の話のようで、そうでないところがさすがストーリーテラーな作家さん。
律は、健気ではあるけど、胸の奥には相当な強さを秘めていて、しなやかだなと思わせます。
延清からは飼い主とペットの関係だと容赦なく位置付けられてしまいますが、本人はそんな関係すらも受け入れ、延清の本心を見極めたいと思うようになっていきます。
誰も寄せ付けなかった延清が、唯一自分のテリトリーに入れたのが律なんですよね。その感情の正体も分らないまんま!
つかみどころの無い延清の心を、いつの間にか捕らえてしまった律なのです。
互いに深い傷を背負っているところに、理解しあえるものがあったのがわかります。こういう過去のトラウマ系はありがちですが、延清はそのすべてを律にぶつけているところが生々しかったです。強くコワいものなしで生きているような延清が、19歳の律にすべての感情をさらけだしているんです。
そして、それをすべて受け止める律の気持ちが、強くて優しくて、単なる健気なだけじゃないんです。
延清が「取引」とか本能的な好き嫌いでしか人間関係を判断できないところに、強さに隠れた孤独や寂しさが垣間見えて切なくさせられました。
この話は、むしろ延清の痛みの方が大きいですよね。「ステップ」では、彼の視点でも多く語られているので、とても心に迫るものがありました。
彼の心情がまるまる分かるだけに、律に対する想いに余りにも無自覚なことがかえって切なく、泣かされてしまいます…
大学まで延清が律を探しに行くところは、二人の互いを想う気持ちがあふれまくっていて、すごくいいシーン。
愛に目覚めているのがはっきり受け取れて、すごく胸が熱くなりました。
榎本は、さすが見極めがすごいです。封筒の一言、かっこいい。
不器用に愛を追い求めていた延清が、律とめぐり逢うことによって人間的に成長していて涙ぐんでしまいました。
「僕があなたの何なのか、ずっとそばに置いてくれたら教えてあげる」と律に言われた答を聞かなければ、手放さなくていいのだ、と考えて安心する延清。たまらん…
聞かなくても、もうわかってるよね。 -
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ネタバレコルセーア最終巻。
佳境も佳境という所になって、追い打ちを掛けるように受に試練と不幸のてんこもり。
今まで散々酷い目に遭っていたというのに、オマケとばかりに拉致られて声まで奪われてます。
終わるの……これ……?
というような展開でしたが、終わりましたー。
ふぅ……凄い読み応えだ。
どんどん解き明かされていく謎にドキドキしました。
そして悲しくせつない展開もてんこもり。
シャルク組も好きになってきていたところなので、悲しくてたまらなかったですね。
期待していた大人組の感動ロマンスは期待はずれに終わりましたが、いつかこの大人組のスピンオフが出ることを祈りつつ……。 -
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ネタバレ今回は受の過去がつまびらかになってゆき、なんかもうどんだけ複雑な生い立ちだよ……と目眩を起こしそうですが。
受が過去のしがらみを自ら断ち切り、攻のもとに戻ってくるシーンにはじぃんとしました。
なんだかんだいいつつラブラブなのね、と見ていて安心するカップルです。
前巻でも番外編にすっかり持ってかれた感のある攻ですが、すいません……今回もやっぱり番外編に持ってかれてます。
ピサールの大人組、ヤーンとセサーム様に身悶えして床を転がりまくってしまいました。
ものっそ好みなカップルすぎて、寧ろこっちでスピンオフ一冊出して欲しいと思うくらい、好みでした。
セサーム様がリバになれるという点も高ポイント。
私、シバーシブル大好きなんですよねぇ。 -
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「最凶」シリーズ新装版4冊の後の、7年ぶり新作です。楽しみにしていた気持ちを裏切らない面白さでした。
遙が柾鷹とともに生きる覚悟を決めたあの法事からまもなく、という時系列です。
高校生の頃までとってもシリアスだったのが、ただの中二病だったのかと思うほど、現在の二人はラブラブ。そしてケンカもしているみたいだけど、犬も食わない痴話ゲンカ。ますます姐さんとして肝が据わってツンデレに磨きのかかった遙と、組長としての格はあるのに尻に敷かれてヘタレている柾鷹です。
話は明るく軽いタッチでありながらも、自分のおかれている立場や柾鷹への想いにしっかり冷静に向き合っている、遙のすごく男前な考え方が真摯に伝わってきます。
今回、遙はあることが原因で、沢井組の若頭である小野寺に拉致されるのですが、命の危機とかそんなハードな展開にはなりません。ただ、小野寺は「柾鷹と別れて欲しい」と驚愕の要求を突きつけてきます。
柾鷹は、遙に愛を試されます。以前よりヘタレてるし甘えてばかりだし柾鷹の残念なところばかり目に付いていたので、そんな彼がこの事件にどう決着をつけるのか興味津々になるストーリーです。
遙は覚悟をきっちりつけているので、傍目から見てもなんの心配も無い度胸のある男です。そして、そんな遙の期待通りに柾鷹が動くのかどうか、というのが読みどころです。
うん、やっぱりカッコいいよ柾鷹。ドッキューンとしちゃいました。はっきり言って、負けました。
そんな拉致事件の裏側で、千住組はどんな動向をみせていたのか、というのが若頭の狩屋側から描かれている「his duty2-若頭の領域2-」。こちらがとても面白かったのです。狩屋の相変わらずそつのない手回しのよさ、安心できる活躍ぶりに、このまま独り身は不憫と思わせます…ドーナツのエピがすてき。
そして、柾鷹はなんだかんだ言ってもやはり凄みが利いていて、組をまとめるのにふさわしい力量も感じさせられます。ちゃんとしてる。
二人の愛にやられまくりで萌えました。エロも愛情いっぱいで、読んでいると胸が熱くなります。 -
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生野×知紘の高校生cpメイン、子供世代の話です。親である柾鷹とは対照的に、かわいくて華のある知紘はとても魅力があります。それに、見てくれとは違って柾鷹の血をしっかり受け継ぎ、すごく真の強い子です。
そんな知紘に、全てを捧げて従っていた生野ですが、互いのちょっとした行き違いからの油断で苦境に立たされます。大切な知紘が暴行されて、守りきることができなかった生野のショックは計り知れないし、多分、高校生の身で極道として生きることの最大の試練を浴びせられただろうと思います。
今回、語り口は軽めなけど、すごーくシリアスだったかな。なにせ、守りたい人を守れなかったんだから。知紘が、例え柾鷹の息子じゃなかったとしても生野にとっては男としても痛手です。
そして、その後生野がどう自分自身に決着をつけようとしたのか、オトシマエはどうしたのか、見どころです。
私はとても感動しました。生野は男として飛躍的に成長しています。
さらに、知紘もただかわいいだけのタマじゃありません。将来がとても楽しみな二人です。
柾鷹×遙での話は、知紘の事件直後の「nail―爪きり―」、遙のアメリカ帰国直後の「loven' you―夢の中でも」、千住の本家に遙が住み始めた頃の「dolphin kick―いるかのしっぽ―」の短編で覗き見できます。柾鷹は相変らずの絶倫ぶり。遙は迷惑そうだけど、そんなにイヤじゃなさそうで、やっぱラブラブじゃん!ってかんじ。「loven' you―夢の中でも」では、同級生の結婚式から帰宅した遙が超酔っ払って、いつになく素直でかわいかった。フォトフレームのエピもちょっとじんときて、お気に入りです。
でも、この二人のハナシは、はっきり言って濃厚エロコメディ。胸きゅんなところもあるけど、どれも笑わずには読めません。最初の出会いから考えると、まさかの展開の二人だなぁと、ある意味感慨深いです。
「one summer night―夏祭り―」柾鷹が子供cpに頼んで遙を夏祭りに連れ出す作戦。浴衣でしっぽりには至らずとも、ある意味夏祭りにぴったりな柾鷹だと思いました。 -
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「卒業式-答辞」に続く、オムニバス。
“伝説の卒業式”の志野と箕方に触発された♂×♂cp、まだまだいたんですね。
「祝辞」は県庁にお勤めの公務員と竹叡の養護教員の元同級生同士。高校時代、孤独な自分の親友となった一哉に、友人以上の気持ちを抱いた秦野。一線を越えても臆病な秦野は、自分の本心を押し殺してしまいます。そんな臆病なやり方でしか接することのできなかった秦野は、結局大切な一哉と卒業とともに別れてしまうことに。
そして、大人になって10年余り経った「伝説の卒業式」当日、二人は再会することになります。
この日、竹叡学院は男同士cpが山盛り出来上がってたのね…
「いつでもヨメに来ていいぞ」発言、真剣度がMAXでステキでした。さりげなく、しかもダイレクトで感心。
「卒業証書」は先生と生徒。しかも、お隣同士に住む幼馴染みです。その設定だけで、うんうん!と頷く危うさがありますね。ちっちゃい頃からの全てを知られている幼馴染みとの恋愛って、今さらなところとか、照れるところとかありそう。そのあたりもじっくりと描かれています。
なっちゃんに、中学の時一度だけまじキスされた稜。けれど、なっちゃんが教師をしている高校に入ったら、ただの生徒と先生以外の何者でもなくなって、もやもやと悩んでしまう稜のかわいい恋煩いに、ドキドキハラハラさせられます。
「式歌」はメインcp、箕方と志野の後日談。7年後です。
あのまま、めでたしめでたしといかないのが大人の世界だなーという感じ。愛し合っていても、現実はそうすんなりいくわけもなく、紆余曲折が伝説の二人にもあったわけですね。それでも、愛し合ってるから、向き合って歩み寄る気持ちが大切。とても感慨深い話です。思わず胸が熱くなりました。
「謝辞」は冒頭の一哉×秦野の7年後。「式歌」で伝説の二人を目撃してこちらのcpも現実にしっかり向き合います。この二人はいい大人だし、男夫婦で7年間やってきてるし、絆の深さをものすごく感じさせられました。互いを大切に想っていたわりの気持ちもちゃんと持ってて、ステキです。
どのエピも胸にじんわりくる話で、また読み返してしまいたくなる愛しさがあります。
「卒業証書」の上屋、いい人でした。幸せにしてあげて下さい… -
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卒業式の日に結ばれた3組のカップルの物語。
1組目のカップルの行動が他の2組にも影響を及ぼして…という展開。
卒業式にそれぞれのカップルの転機が交錯する展開も面白いし、筆者も後書きでセンシティブと書いている通り、高校生ならではの不器用さ、ひたむきさをすごく丁寧に描いていると思います。
答辞:ワイルド系一匹狼×優等生美人。カラダ先行、卒業までの期間限定の関係を続けていた2人が別れの日に素直になって…という物語。
吹っ切った後の押せ押せな箕方くんが微笑ましくもかっこいいです。
送辞:幼馴染もの。攻めが恋心を自覚して告白するけど、親友と言うポジションに甘えて受けはなかなか答えを返せなくて…「答辞」の2人の行動にやっと動き出すという展開。
記念品:ワンコ系後輩×ツンデレな先輩。親友に片想いする先輩をそれでも想い続ける後輩…というお話。
森崎くんが意外と脆い先輩をさりげなく支える姿にきゅんきゅんです。森崎くんは「送辞」にも登場するのですが、彼がこんな恋をしているんだ!となんだか他人の秘密を覗き見ている気分になりました。
続編も出ているようなので是非読みたいです。 -
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俺様な柾鷹から逃れるため、期間限定でアメリカ留学決行した遙です。一応相思相愛なんですが、いかんせん♂×♂、しかも相手はヤクザなので、遙としてもただ甘えて依存して生きていくわけにはいかないと思ったんでしょうね。
男の意地とかプライドの問題です。
しかし、そこで柾鷹が慌てて追いかけてきたりしないのがこの話の破天荒なところ。受けました。
なんとアメリカまで出張してきたのは、狩屋さんです。もう、抱腹絶倒!笑えるし、しかもかなりエロくて柾鷹の深い愛情をめちゃくちゃ感じます。
子供たちもとばっちりで恋路をお父さんに邪魔され、迷惑この上ないですね。
ムチャ振りしまくりな柾鷹ですが、あんな使命を背負わされた狩屋はもう諦観してるんでしょうか?だんだん根性がついてきているのか、事務的というか、あれくらいのことでは何のためらいもないとこがいいです。
異国での狩屋のキューピッド役はさらに続き、ベルティーニの息子恋の橋渡しなんかもやってしまってる。このエピソード、ニヒルな狩屋のベッドシーンにとっても萌えました。
そして、遙が柾鷹の元に戻り、マンションを引き払い、同居するに至るまでの話は、笑えて、ジーンとして、エロかった。
二人の仲が一段と深まったことにとても安堵します。柾鷹はやることなすこと横暴だけど、本当に遙が大事なんだなと思えるし、遙も実は全てを捨てられるくらい柾鷹のことを愛していますね。
あらためて二人の愛の深さを納得できる話。
ただのコミカルなエロ話に終わっていないところとか、登場人物ひとりひとりがとても魅力的なところとか、引き込まれました。 -
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ラキアから出ていたのが復刊。未収録SSも入って新作も出るみたいで、うれしい限りです。
前半は893の息子柾鷹×美形強めな遙編。
全寮制学園で同室になった遙が柾鷹の餌食になって、その関係に悩みつつも次第に変化する自分の気持ちに耐えられなくなり、彼から逃げて、10年後再会するまでが描かれています。
甘くてちょっと苦い高校時代の二人の関係は、何度読んでも胸にキュンとくる。
柾鷹は、かなりのオレ様で無茶なこと遙にするし、図太くて大雑把だけど、結構男前で魅力的。遙も女々しくなくて、すごく好感持てます。
しかもこの二人ラブラブになってくると、めちゃくちゃ面白い。思わずニヤつくシーンが目白押しです。
柾鷹はそんなに鬼畜じゃないし。むしろがむしゃら系?一途に遙を愛しています。遙も結局はツンデレ。
10年後に再会して、自分が逃げたのに「探しもしなかったくせに」と柾鷹を責める遙にツボりました。
エロ的には、後半の生野×柾鷹の息子知紘編。知紘は小悪魔ですね。そんな知紘に迫られて困惑する生野に、何故か知紘攻略をレクチャーする柾鷹!しかも図々しくも自分と遙と生野交えての実践ですよ。相当遙も生野も迷惑だったと思うけど、結局はこっちと同じくらい激しく萌えたであろうという、みつどもえHでした。もう最高にエロかった。
書き下ろしは、組長となった柾鷹と瑞杜学園の教師となった遙が、再会後の体育祭エピソードです。柾鷹のオヤジ発言に笑ったり、切ない思い出に胸キュンしたり、隅々まで満足。同級生から年月を経て、立場が変化しても愛し合っているのがいい。
おまけのSSペーパーは本編と見比べてみて大笑い。柾鷹へタレてます。