岸本斉史のレビュー一覧
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この作品は何が良いかっていうと、サスケの一人称小説なんです。
主人公「オレ」なんです。読み始めてすぐこれがツボにはまった。
漫画本編において、サスケがトビからイタチの真実を聞いてから、波打つ岩の上で涙を流し木ノ葉殲滅を宣言するまでの間の物語。
特にそこの間が空白だとは思っていなかったから、そこにエピソードを入れ込むのかとちょっと驚きではありました。
トビから手渡されたイタチの遺品は薬の注文票だった。イタチの病気のことが何かわかるかもしれないと、その注文票を頼りにサスケは中立里・狼哭の里へと向かう。
狼哭の里に住むレイシ・キナ兄弟に自分やイタチを重ね合わせるサスケに切なさを感じました。
朝餉のシーン、にぎりめし、デコピンに何ともいえない感情が起こりましたね。
サスケ視点で、しかも小説だから漫画よりもサスケの心情描写が細かい。
意外とナルトのことを引き合いに考えるからちょっと驚いた。
サスケとキナのやりとりがすごくよかったです。お兄ちゃんのサスケはなんだか新鮮で。ちょっと不器用なところがサスケらしくてイイネ!←
この話が挟まれると、漫画本編にある岩の上でのサスケの涙はちょっと意味が変わってくるんじゃないかなとも思うのですが、なぜ「鷹」と名を改めたのか、ということはこれで繋がりますね。(実はずっと気になっていた…)
リアルタイムでは(コミックス派です)もう穢土転生の部分は終わっているし、トビの思惑の部分も読んでいるからそれと合わせて考えて読むとまた深まりますねぇ…。
良い話だったと思います。『ド根性忍伝』が個人的にイマイチだったので心配しながら読んだのですが、これは想像以上によかった。
サスケファンの私にとってとっても美味しい一冊でした。主人公のナルトサイドにとっては敵になるわけだし複雑だけど、やっぱりサスケはカッコ良かった。 -
Posted by ブクログ
壮絶でした。
いや、正体は前巻読んでた時から小耳に挟んじゃって知ってたんですけど…(非常に残念なことに…不可抗力で…w)
私がだいぶ前から(多分、暁のデイダラとかと戦ってるあたりから…)ずっと気になっていたことが明らかにされました。
なぜカカシ先生は万華鏡写輪眼を使えるのか?カカシの過去編(戦場のボーイズライフ…だっけ?)に出てきた女の子・リンはどうして今木の葉にいないのか?
そんなことがあったのか…と思う一方で、「なぜ?」という思いが強いです。霧隠れと何があったのかな…と。
「トビ」の思惑はわかったからもういいや、って。←
思ったより単純で、世の中を憂いてというよりも私欲だったね。戦争の大義名分なんてそんなものだよね。
それよりも、「うちはマダラ」がどうして生き延びてまであんな計画を練ってたんだろう?千手に負けたから?うーん、よくわからないなぁ。
あと、そういうことならなぜ「トビ」(「うちはマダラ」の指示かなぁ…?)はサスケを手なずけ仲間に引き入れたのか?、とか。単純に尾獣回収を手伝ってもらいたかったから?木の葉に戻られちゃうと敵が増えて大変だから?サスケは忍界大戦とは別の所で動いてるよね…。ていうかサスケの動向がめっちゃ気になってるのにノータッチだったな今回。
もうすぐ終わっちゃうのかな、ってちょっと寂しく思い始めてからだいぶ経ち、そしてまだまだ続きそうな予感が。いろんな思惑が渦巻いてて複雑化してるね、着地地点が全く見えないや!(笑)
これちゃんと一本に繋がって終わるのかなぁ?ってちょっと心配になってきたけれど(だって「トビ」「マダラ」やっつけて戦争終わってフィナーレ!じゃないじゃん?それとナルトvsサスケはどうなる?って感じじゃん?)、どうつなげてくるのか楽しみです。
最後にいっこだけ。(以下この巻のネタバレ含む!)
暁の仮面の男に「トビ」って名前をつけた時点で作者はもうこのあたりの構想あったんじゃないかな~すごいな~って。
名前を逆から読んで「トビオ」。で、これじゃあまりにもばればれだから「オ」をとって「トビ」。こういうことじゃないかな? -
Posted by ブクログ
ネタバレストーリーは、兄の遺品である目薬を手がかりに薬屋のある里を訊ねたサスケが、里から迫害される薬師の兄弟を救うというシンプルな構成です。
この小説のもうひとりの主人公はイタチ兄です。
登場しないもうひとりの主人公。
とにかく思ったのは、サスケはやっぱりトビの言うことを鵜呑みにして利用されてる自覚はあったんだな。
それでも怒りの持って行き場がなくて、それこそダンゾウの言うとおり手当たりしだいに八つ当たりしてるだけってのも自覚してる。
自分が欲しかったのはこんな終わり方じゃない、この兄弟のような生き方を求めていたのにとはっきり自覚する辺りも悲しかった。
ド根性忍伝の時もだったけど、悲しいくらいに平和と言うものを説いてくる。
作中で語られる平和は、マダラや長門の掲げるそれとは違って、もっと漠然としてるけど。
尾獣に分類されない化け物・狼嚥を赤ん坊のころ両親に封印されたキナの真実と、里に迫害されてきたレイシたちの一族の真実を聞いたり、「あなたは間違っている」と指摘されてレイシにイタチ兄の姿を重ねるサスケも切なかった。
ドチンピラたちが押し入ってきた時、レイシは自分だけ汚名をひっかぶってキナに成敗されたことにすればキナだけは助かる、
だからキナに化けて自分をやっつけてくれと頼むけど、そんなのサスケが承諾するわけない。
親も一族も間違ってなかったというのになんで兄弟が不幸にならなきゃいけないんだよと当然サスケは思うよね。
サスケの協力で狼嚥は封印できたしキナも助かったけど、レイシは助からなかった。
ド根性忍伝もブラプリも、ぱきっとしたカタルシスより切ない読後感の方が強いと思う…
謎なのは、サスケは使えないはずの月読をドチンピラの親玉にかけたとか。
精神崩壊してなかったから普通の幻術だったと思うけど72時間って言ってたし。
あと、墓地でサスケが拾ったものってなに?
読解力がなさすぎるので、分かったら追記します。
最後、キナが別れ際に言った言葉でサスケはとても救われたと思う。
ここでサスケは、鷹として動き出す前に一度答えを出してしまってるけど、原作に矛盾はないと思う。
兄への愛は深まって、木ノ葉への憎しみも強まったという。
以上です。 -
Posted by ブクログ
サスケ・イタチファンの私にとってはもう美味しすぎる1冊でした!
巻のサブタイトルにもあるように、「兄弟、共闘!!」です。大満足です。
内容はシリアスめでしたが、私は終始幸せでした(笑)
2人とも、かっこよすぎる♡
イタチは強すぎですね(笑)
個人的ですが、「蛇博士」の件と「お前…よく生きていたな」のシーンがほっこりしてクスッと笑える大好きなポイントなんですけど。
この邂逅と共闘をきっかけにサスケがどう動くのか、変わるのか…?
vsカブトの勝敗の行方は?
続きが気になります~!
今回ナルトの出演、もしかして1、2コマ?(笑)
ナルトたちの戦いの行方も気になります!
今回カブトの過去が垣間見えますね。
それから付録の読み切り別冊も読みました!
ナルトたち忍の休日。ありきたりな展開といえばそうなんだけど、でも本編ではなかなか見られない表情だとか絡みとかがあってとっても面白い話です!
ラストほっこりしたなぁ。
今までNARUTOの映画には興味がなくて今回のも特に見たいとは思っていなかったのですが、
この読み切り別冊が面白すぎて、映画情報も面白いことがたくさん書いてあって、
つい先日観てきてしまいました、『ROAD TO NINJA』。(笑)
(入場者特典もしっかり頂いてきました~w)
とっても良い作品でした!笑えたし泣けた!
表紙めくったとこの作者コメントにも書いてありますが、読み切り別冊読んでから映画を見ると確実に面白さ増します!!
61巻本編と別冊読み切りと映画、気をつけないと乗せられすぎちゃうほどバランスが良くてどれも素敵な作品で、
ここ1、2週間は幸せなNARUTO Weekでした(^O^)
大好きですNARUTO。応援してます! -
Posted by ブクログ
ここ数巻は、特にイタチさんの登場回はビジネス書・自己啓発書を読む感覚で読んでおりました。
このような表現は語弊があるかもしれず、不快に感じる方もおられるかもしれませんが、
マンガ家さんの多くは普通のサラリーマンとは雇用形態が異なるので
「組織とは」「リーダーとは」「自己実現とは」・・・書かれていることが「?」と腑に落ちないことも他のマンガを読むときには、ないこともなかったのですが
岸本先生はすごいですね。
特に好きだったのはイタチさんの
「里がどんなに闇や矛盾を抱えていようとオレは木の葉のうちはイタチだ」
分かっていても、自分の所属する組織の闇の部分(というほどでもないですけど)や矛盾点を許せない、認めることのできない自分にとっては胸が痛みます…。