吟のレビュー一覧

  • エスケヱプ・スピヰド 参

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    安易にエログロ萌えで釣らない直球なバトルものを貫いているのは
    たいへん結構だが
    1巻で完結しとかなかった無理を覆うほどの構成力はない
    2巻はまだ頑張っていたが
    だんだんヒロインズの居場所がなくなってきたもよう
    今後に期待

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    2018年10月25日
  • 血翼王亡命譚I ―祈刀のアルナ―

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    成人の儀を行うために赤燕の森へと向かった王女と二人の護衛は
    夜の森で何者かの襲撃にあう

    限定的にしか知られることのない儀式の日取りの漏洩
    一向に見えない敵の意図

    真意を探るため逃避行を続ける王女と護舞官はやがて
    その足下を揺るがすほどの真実へとたどり着くのだった


    ***

    衝撃、のひとこと

    きっとこうなるだろうという予想が裏切られたのもさることながら
    シリーズものとして次巻が出るというのにこのラスト!と驚きを隠せない
    願わくば、しゃべる剣☆的な展開にはならないことを…

    とにかく文章がとてもよかった
    描写や表現、間の取り方みたいな空気も
    しっかり物語に引き込むようになっていて巧いなぁ

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    2016年06月05日
  • エスケヱプ・スピヰド

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    ネタバレ

    面白かった~!!
    戦後の世界で冷凍睡眠から目覚めた人たちと
    生き残った兵器の少年のはなし

    だんだん人間味を帯びていく九曜もかわいい
    叶葉ちゃんかわゆす

    死んじゃった兵器仲間たちもちらっとしか出てこないのがまたいい

    なんか超すきだった~!面白かった
    ふたりのやりとりがよすぎた

    一巻完で好感度うなぎのぼり(だってきれいに終わってるし潔いじゃん?)
    と思ったのに今登録するときに
    七巻くらいまで出てるのがわかっちゃった…

    続きも面白いのかな?
    一巻が最高ってパターンかな
    気になる

    ライトノベルのランキングに入ってた
    読んでよかった

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    2015年11月11日
  • エスケヱプ・スピヰド

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     荒廃した都市で「鬼虫」と呼ばれる戦闘兵器を駆る改造人間の少年が、生き残った人々を救うべく、最強の鬼虫と戦う話。

     人の感情を理解できない機械頭の主人公・九曜と、彼を人として扱い、人間として接しようとする少女・叶葉のちぐはぐなやりとりが読んでいて楽しかった。また、虫型の機械が繰り広げる戦闘シーンは描写に勢いがあり、緊張感をもって読むことができた。話のコンセプトがはっきりとしていて、ラストシーンの読後感とともによくまとまっていると思う。
     第一巻だけで話としては完結しているが、続刊も読もうかなと思わせてくれる。

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    2015年09月05日
  • エスケヱプ・スピヰド 参

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    今回はバトル多め。
    タキオンを少し使えるようになったり、と九曜も少しずつ成長してる。
    蜂が奪われてしまったけど、蜂に乗って戦うことはもうないんだろうか。

    敵にも鬼虫と同じく、特別攻撃術が使えるキャラが出てきて、続きが気になる!

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    2015年08月27日
  • エスケヱプ・スピヰド

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    昭和な雰囲気、虫型兵器、レールガンときて、某ゲームが連想されてしまったけど、ストーリーそのものは全然違う感じ。
    電撃らしい作品だと思うし、帯の高橋弥七郎さんのコメントがこの巻の内容を簡潔に表わしていたように思う。
    なかなか面白かった。

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    2015年08月09日
  • エスケヱプ・スピヰド/異譚集

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    書き下ろしを2つ追加した短編集。
    学園ものはメンバー名が本名だったのは構わないのですが……。
    伍長・隊長のように何故か分からないけれどもそのニックネームが使われているという設定を、九曜など使いなれた名称でも使ってほしかった。

    気になっていた本編の続編も書き下ろし。
    とっても楽しそうで、見ているこちらも幸せ気分です。
    次は何処を旅するのでしょうか。

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    2015年06月19日
  • サクラ×サク 01 我が愛しき運命の鏖殺公女

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    『ぼっち系主人公と最終兵器お姫様の邂逅』

    メインキャラである主人公や姫達のある意味純粋培養的なキャラ達が印象的。

    主人公が対人関係で悩む所等は、個人的に過去の自分を思い出してグサグサくる所もありました(特に自室でベットに寝転びながら悩む所とか)。

    全体の流れとしてはお姫様と新米軍属主人公のファンタジー戦記モノかな?
    今の所は戦記と言うより「姫と騎士」モノな感じかもしれないです。

    主人公であるハイジのキャラクター造形が暗めの一般人系ぼっちなのに+和ませ系の天然タイプという所はすこし新しさを感じました。これからも主人公が一般人ぼっちスタンス(基本は優秀でエリートなのですが実感していない)で

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    2015年02月06日
  • エスケヱプ・スピヰド 弐

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    1巻がなかなかおもしろかったので、続編も読んでみました。
    相変わらず戦闘シーンの迫力はすばらしく、そこはいいのですが、萌え系の話にはやや閉口。
    この巻で徐々にシリーズを貫く悪役がその片鱗を現しつつある感じで、今後の展開が気になります。
    気楽に読める本でもあり、また続きも読むことになりそうです。

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    2015年01月28日
  • エスケヱプ・スピヰド 伍

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    前回の戦闘で取り戻した「蜂」の修復が急ピッチで進む中、首脳部から鬼虫を交えての会議の席を持ちたいという提案が浮上した。帝都中枢に及ぶ黒塚部隊をあぶり出すため、巴は単身会議に臨む。

    竜胆の回想から始まるこの巻で、止まっていた時間が一気に流れ出すのが印象的。戦略・戦闘描写も共に熱く、九曜と朧との戦闘、また日足の顛末などが見所か。次巻が待ち遠しい。

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    2013年11月09日
  • エスケヱプ・スピヰド 四

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    個人的には1巻をピークに段々と盛り下がってきたため4巻は読むのやめようかとも思っていたんだけど、評判の良さから手にとってみたら…1巻並みにすごく良かった。
    死んだとされた鬼虫を次々と出すのはどうかと思わなくはないんだけど、やはり彼らが出てくると物語に厚みが出るね。
    昔の仲間が今は敵味方に分かれて、というのは好きなシチュエーションだし、昔話も交えながら鬼虫の話を広げていってほしい。
    …ただそうなると鴇子がますます存在感なくなるけどw

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    2013年07月07日
  • エスケヱプ・スピヰド 四

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    4
    鬼虫メンバーの大よその性格・戦闘スタイルが出揃った。
    (文庫未収録短編含む)
    敵の主要メンバーの名前も出揃った。
    敵詳細不明なところも多いが、それ故に続きが楽しみ。

    九曜の人間時代の名前が判明するより先に、竜胆の本名が最後にわかった。
    同時に黒塚部隊の隊長との関係も。
    まだ目覚めていないが、いずれ目を覚ました時、竜胆がどちらにつくのか楽しみ。

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    2013年06月20日
  • エスケヱプ・スピヰド 四

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    鬼虫の要・星鉄を手に入れた九曜たちは四番式・井筒の復活を試みるも中々成果を結ばない。そんな中、叶葉は勤め先の捨屋の前で行き倒れになった少女・久留守を助ける。インバネスコートに帽子という季節はずれの出で立ちの久留守は叶葉の申し出もそこそこに(でもしっかり三人前は食って)「南があかるくなったら、あぶないから、にげたほうがいい」と言い残すと姿を消す。果たして帝都は炎を操る甲虫の襲撃を受ける中、弩将の井筒が目を覚ます――。

    溜めが長いことが特徴なのかも知れない。だがそれがいい。今巻は目覚めた井筒の逡巡を巻の半分ほどの時間(尤も他の描写も並行しながらなので、単純に半分とも言えないが)を使って悩ましてい

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    2013年06月08日
  • エスケヱプ・スピヰド

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    時代が昭和一〇一年ってのが好き。

    “蜻蛉”の竜胆かっこいい。
    戦闘描写をみると、本当に最強なんだなと思う。

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    2013年05月18日
  • エスケヱプ・スピヰド

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    戦闘である「動」の場面はまさに威風堂々。独特の堅さとしなやかさを備えた圧倒的な文。特に序盤の戦闘がいい。

    全体ではっきりと起承転結が分かれている。倒すべき敵も明確で、少年漫画の王道バトルに近い。

    戦闘描写の堅さや舞台設定に対して日常生活(主にヒロイン)がコミカルすぎたところが気になった。もっと殺伐とした世界でもいいのでは。

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    2014年06月30日
  • エスケヱプ・スピヰド 参

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    ネタバレ

    新しい住居で暮らしはじめた叶葉の元に、鬼虫の資料を携えて尽天から菘がやって来た。叶葉と鴇子、菊丸は捨屋で働き、九曜は可児らと協力の任につく。あらたに加わった菘も整備士として日々を暮らすことになった。
    そんな折、<星鉄>を巡る鴇子の記憶が蘇る。<星鉄>は鬼虫の秘密だった。そんな<星鉄>で精製された刀・流星刀を御所の倉で触れた九曜は突然昏倒してしまう。

    段々と敵方の姿が見えるようになってきたシリーズ三冊目。九曜の攻撃も菊丸のロケットパンチもパワーアップ、巴・剣菱も参戦の上、可児等の援助も受けられる様になっても相変わらず苦しい戦いを続けるのが何とも秀一。鬼虫の機体が敵方へ渡り、<星鉄>の半分も敵方

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    2012年12月22日
  • エスケヱプ・スピヰド 弐

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    ネタバレ

    廃墟から復興しつつある都市に舞台を移し、ボーイ・ミーツ・ガール第二段。叶葉と機体の大半を失った九曜は帝都≪東京≫に辿り着く。皇女を名乗る少女・鴇子と護衛・菊丸と下町と呼ばれるエリアで暮らしはじめるが、鴇子を狙って謎の兵器「甲虫」が動き出す。再びの戦闘に巻き込まれて不利な形勢に立たされた叶葉たちだったが、そこに現れたのは先の戦争で失われたはずの「鬼虫」シリーズ、剣菱と巴だった。それぞれ利害の一致した一同は、鴇子の失われた記憶を求めて廃墟に出撃する。

    あ…ありのまま今読んだことを呟く! ロ ケ ッ ト パ ン チ が出た……な…何を言っているのかわからねーと思うが超高速とか魔性ロリとか恐ろしい片

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    2014年06月14日
  • エスケヱプ・スピヰド 参

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    相変わらずカッコいいです。
    1巻や2巻でもあったけど、九曜が散っていった兵士たちに捧げる偽りのない敬意にはぐっとくるね。自分はこう言うのが好きなんだというのを、この作品読むまで知りませんでした。

    叶葉もヒロインっぽくなってきて、九曜に対する真っ直ぐな愛情は素敵です。

    ただ、ちょっと作者の引き出しの底が見えてきたというかなんというか……敵キャラや展開があまりに安易で陳腐じゃなかろうか。今はまだ気にならないけど、話が積み重なるにつれてつまらなくなる可能性がちらっと見えた。「スピヰド」のタイトルらしくもっと素直な展開でいいと思うです。

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    2012年12月12日
  • エスケヱプ・スピヰド

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    かつての戦争で荒廃した都市の中で生きる生存者の少女・叶葉、そして兵器≪鬼虫≫の≪蜂≫・九曜のガールミーツメカもしくはボーイミーツガール。
    戦争が終わった日常には長物の九曜だったが、叶葉らとの交流を通じて徐々に生存者の集団に馴染んで行く。しかしそこに鬼虫の≪蜻蛉≫・竜胆が現れ、再び戦闘が始まる。


    戦闘! メカ! あとエスケヱプとか旧体な文字遣い!
    所々文体が崩れて口語体になる所書きになるが、それを差し引いても世界観は濃密、描写秀。だが戦闘描写が濃厚かつスピード感があるので思考回路が落ちる。なれている人であれば平気か。

    戦闘クライマックスの描写については、乗っているときに読めばアドレナリンが

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    2012年11月14日
  • エスケヱプ・スピヰド

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    しっかり作られてて面白かったです。肝心の機械の変化がちょっと説明不足だったような。
    あと有名なゲームに雰囲気がとても似てるんですが、乗る機体が話せる設定だとしょうがないのかなと思います。
    これ1巻でちゃんと完結しているのも良いと思いました。

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    2012年10月16日