【感想・ネタバレ】サクラ×サク 01 我が愛しき運命の鏖殺公女のレビュー

あらすじ

魔性(ブラッド)が織りなす大戦詩幻想交響曲(ファンタジックウォーシンフォニー)開幕! ハイジ・バランは友だちが欲しかった。残念無念、願いは叶わず学校を卒業して祖国デスティニア公国の軍人に。しかも赴任先は強大な“帝国”の侵攻を食い止める公国の盾、国境近く最前線のイエルヴァラ城市で、駐留する第八公軍の司令は虚弱体質で今にも死にそうだし、いきなり太守に侍官として仕えることになってしまうし、その太守は美貌の公女なのに部屋は汚いわ、ちゃんと服を着てくれないわ、公女の侍女はどういうわけか少女とむっちり娘だわ…… 果たしてこんな有様で公国の平和は守られるのか。ハイジと公国の運命や如何に。血と汗と涙が溢れて躍る大戦詩幻想交響曲(ファンタジックウォーシンフォニー)、ここに開幕!! この限り無く愛なき世界に咲く花は――サクラ×サク。

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Posted by ブクログ

『ぼっち系主人公と最終兵器お姫様の邂逅』

メインキャラである主人公や姫達のある意味純粋培養的なキャラ達が印象的。

主人公が対人関係で悩む所等は、個人的に過去の自分を思い出してグサグサくる所もありました(特に自室でベットに寝転びながら悩む所とか)。

全体の流れとしてはお姫様と新米軍属主人公のファンタジー戦記モノかな?
今の所は戦記と言うより「姫と騎士」モノな感じかもしれないです。

主人公であるハイジのキャラクター造形が暗めの一般人系ぼっちなのに+和ませ系の天然タイプという所はすこし新しさを感じました。これからも主人公が一般人ぼっちスタンス(基本は優秀でエリートなのですが実感していない)で行くのかという所も個人的には気になる所です。

姫のサクラは才色兼備の万夫不当なのに唯我独尊という所までいかず、わがまま娘(軽い表現)な程度で表されている所も主人公のぼっち感ともども後々の展開の為の伏線を感じ、次の展開を期待させます。

主人公達以外のキャラ達にもそれぞれ思う所がありながら、メインキャラ達は比較的思い切りの良いキャラばかりなので閉塞感をあまり感じない所も読みやすくて良いと思いました。

ただ、事件が一段落した後に中々に気になる展開が発生した、という所で終るので、今巻で終ると厳しい感じかもしれません。

個人的には今巻は良い感じでしたので、次巻にも期待しています。

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2015年02月06日

Posted by ブクログ

この本をなぜ選んだのかと聞かれれば、十文字青さんが書いた作品だからです。
とは言え、そんなに長く十文字さんの作品が好きでい続けているわけではありません。
初めて読んだのは8年前に薔薇のマリア。それからずっとこの作者の本は読んでいませんでした。
そして去年、灰と幻想のグリムガルを読んで、自分の中で再ブレイクしました。
灰と幻想のグリムガルの後は、大英勇は無職で何が悪い、実存性ドグマストラを読み、今回のサクラ×サクを読みました。

感想としては、やっぱり十文字さんの作品は好きだな、という所です。
何で好きなんでしょうか。
曖昧で言葉にしにくいのですが、ひとつだけ言えるのは、読んでいて背筋がゾクゾクする瞬間があるからです。
主人公のかっこよさに反応しているのか、ヒロインのかわいさに反応しているのか、ストーリーに反応しているのか、それ以外なのか分かりません。
とりあえずそれが何なのか分かるまで読み続けたいと思います。

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2016年02月04日

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