鈴木孝夫のレビュー一覧

  • 日本人はなぜ日本を愛せないのか(新潮選書)

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    もちろんタイトルにあるように「日本人はなぜ日本を愛せないのか」を、その歴史や地理的な背景にも言及しながら、ていねいに考察している。しかし、それだけではなく、日本が無意識に陥ってしまっている西欧崇拝や西欧中心主義の視点はなぜ生まれたのか、日本が失わなかった伝統的な文化の特色がなぜ今世界に必要とされているのか等々、日本人として自覚しておくべき大切なメッセージが、著者の熱い思いとともに込められた本だ。編集部の質問に答えるという対話体で書かれている。実際は、そういう形式をとって分かりやすく、しかし充分に考え抜かれた構成と内容で書かれた本だと思う。

    著者は、日本が指導的大国として世界にアピールできる長

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    2009年10月04日
  • 日本語と外国語

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    太陽の色は何色?

    赤。


    さて、果たして他の国でも同じでしょうか?


    りんごは?

    虹は?


    言葉の意味だけでなくその文化背景を理解しないと本当のコミュニケーションは図れません。


    言葉という表面に現れた現象だけを対象にする辞書の限界。


    例え言葉が通じても、その言葉を通じて見ているものが違うのです。



    そしてさらには音読み訓読みが存在する日本語と外国語の比較。

    日本語というものがどういうものか、この本を読めばわかります。



    そして、本書には書いてありませんが、日本語と外国語の違いを知ることで、効率の良い外国語の勉強の仕方もわかってしまいます。(ニヤリ)


    国際社会の

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    2009年10月04日
  • 日本人はなぜ日本を愛せないのか(新潮選書)

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    信仰の自由を掲げている日本で、キリスト教の布教率が1%を越えないのは「日本人は魚と農業の国だから」。


    は?何で?


    と思うかもしれませんが、その理由も分かりやすく書いてあります。

    キリスト教だけでなく、日本が外交が苦手な理由などもこれで納得がいきます。



    そして日本という国がいかに裕福で、そして世界に誇れる国だという事が、この本を読めば分かるはずです。

    もともと日本を離れて合気道を教えている身なので日本のよさはつくづく感じていましたが、もっと日本を大切にし、日本文化を守っていかなくてはならないと思いました。

    しかも日本の将来がどうのこうのではなく、国を越えて地球のレベルでそのよ

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    2009年10月04日
  • 日本語と外国語

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    この本を読むと、使う言語によって、同じものでも違うように見えているということを発見できる。母語以外の言葉を学ぶということは、その視点を増やすことなのだと感動する。

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    2009年10月04日
  • ことばと文化

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    ことばと文化の結びつきは面白い。それがわかる。言語学というものの面白さに触れることができる素晴らしい一冊。

    まえがきの部分に
    「入門書とは、その学問特有のものの見方を示すものでなければならない。そしてものの見方とは、動的な精神の動きに他ならないものであるから、入門書はそれを書く著者に固有なものの見方と切り離すことができない。」ⅲ
    とある。入門書とは平易な言葉で誰でも理解できるようにその学問のことを述べるものだと思っていた。この文章から、多種多様な入門書が同じ学問領域でも存在していることが頷くことができる。入門書といえばこれ!というようなものよりも入門書を比較して読むことで、その領域をさまざま

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    2025年11月10日
  • 日本語教のすすめ

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    読み始め当初は、危ない国粋主義なおじさん?と警戒しながら読み進めると、歴史、文化背景から説いた日本語論で、面白かった。

    輸入した漢字に音訓読みという2通りが存在する理由(母音のみ、もしくは子音+母音で終わる発音しかないため、同音異義語がどうしても多くなる理由や、日本語で「あなた」と言う二人称代名詞がダイレクトに使いづらい感覚は誰しも持っていると思うが、その背景は、なるほどな〜と膝を打つ。

    日本語がマイノリティだけに世界で損していると言う感覚は、私には新しかった。また、侵略した土地で現地語を滅した侵略者の言語である英語、西語、仏語が世界を埋め尽くしている現状を何と考える?!という視点もハッと

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    2025年08月24日
  • ことばと文化

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    «「私にとっての普通」は万国共通では無い»
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    こちらの本が出版された当時と今とでは違う部分もあるかと思いますが、「無意識に日本人的な尺度で外国語や外国の文化を日本のそれと比べている」という指摘は、確かに今の自分もしてしまっていると、ハッとさせられました。
    日本語を教える上でも、外国人と交流する上でも、自分のものの見方は相手とは全く違うのだという意識、それから、自国と他国の文化や考え方に優劣は無いのだという意識を持って、自分を卑下せず、かと言って威圧的にもならずに接していきたいと思いました。

    以前講義の中で紹介されていたので読み、今回は再読です。言語に関わるお仕事をされる方

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    2025年05月05日
  • ことばと文化

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    2024/4/27-6/26.

    6.人を表すことば がとても興味深かった。私は自分のことを表す一人称をそこそこ持っていて、状況や環境によって使い分けているけれども、それは日本語特有のものであり、随時「自己規定」しているのである。日本語の自己規定の対象依存的な構造。
    一人称に留まらず、人称代名詞の充実さ。

    最後3-4ページが非常に興味深くて、何度でも読み返したい。察しの文化、思いやりの文化と言われる日本人の美徳と欠点。その根本にある、対象同化の心的構造。それは、相手に対する甘えであり、依存である。息を吸うように相手の気持ちを察し汲むことに長けているが故に、相手にも同様の言動を求めてしまう。そ

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    2024年06月26日
  • ことばと文化

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    本書に『問題とはそこにあるものでなく、視点を設定した時はじめて出てくるものなのである。』(p.180)とあるように、日本語をながめる時の新しい視点を与えてくれる一冊

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    2024年03月09日
  • 日本語と外国語

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    読みやすいかったし、外国語の端々に出てくる外国文化、認識の違いが面白かった。
    言語に関心のある人ならば一度読むといいと思う。

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    2022年09月07日
  • ことばと文化

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    書かれたのが1970年代ということもあって日本と外国の対比に ん?と思うところも何箇所か出てくるけどそれでも読みやすいし言ってることもわかりやすい。言語学ってこういうものなんだろうなーっていうのがわかる。言語学全体を全然知らないから何ともわからないけど。

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    2021年09月13日
  • 日本語と外国語

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    英語のorangeは「オレンジ色」で日本人がイメージするのと同じ色とは限らない。「黄色の封筒」や「赤靴」も黄色、赤とは限らない。
    色の名前が持つ弁別的な用法、つまり「他のに比べて赤っぽい」から「赤」と呼ぶ、その物ズバリを表現しないこともある。
    りんご、太陽に対する文化的なイメージの差。また、「フランスではリンゴはこう」「英語では虹は◯色」と言い切ることも難しい。

    日本語が持つ多数の同音異義語。
    音声的に「ん」を除き、すべて「子音・母音」の組み合わせしか許容しない。だから、作れる言葉の種類が限られる。また、日常語は短くなる傾向があるので、ただただ長い語を作っていろんな種類の単語ができました、と

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    2021年07月11日
  • ことばと文化

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    ことばの背景には必ずそのことばのもつ文化がある。だから、他言語に同じような言葉があったからといって、一対一で翻訳できるわけではない。動物の例が出ていたが、なるほどと納得するところがあった。また、後半では、一人称、二人称等の概念について述べてあるが、こちらも納得。自国、他国ともに文化を知り、言葉を知らなくて、翻訳などはうまくできないだろう。生理的に嫌悪感をもたらすような言葉遣いをしてしまう事もありうるわけだから。
    まずは日本語について知るには、文豪の作品を読むといいかもしれないとこの本を読み終えて感じた。

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    2021年03月18日
  • 日本語教のすすめ

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    「しょうもない愛国本じゃないの」かと疑っていたが、日本語や言語というものの奥深さを感じさせられた。

    日本人が言語について自虐的な見方をしているとの問題意識を背景に、日本語の世界をもっと広げていくことを目的とする「日本語教」を広めよう...という筋書きで、日本語と他言語の比較を通して、どちらの言語が優れているとかいう訳でなく、日本語には日本語なりの面白い世界があるということを、様々な例で紹介している。

    なぜ古代ギリシャ語ではクジラと蛾を同じ単語で表すのか、に対する答えや、日本語で人称代名詞は欧米と使い方がどう異なるのか、など、ちょっとしたトリビアから英語を勉強した人ならなんとなく考えたことが

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    2021年02月24日
  • ことばと文化

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    国や地域によって異なることばの特徴や力についての記述がおもしろい。表面の発音や単語の違いだけでなく、文化背景も踏まえたことばの発生や変容について考えられる

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    2021年01月26日
  • 日本語と外国語

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    虹=7色
    っていつだれから教わったかさえ覚えてない。
    けど、本物の虹に遭遇したとき本当に7色か確かめた人はどれだけいるんだろうか。
    日本では気にもしないような当たり前が一歩違う文化の国へ赴くとそれは当たり前じゃない。
    思い込み?刷り込み?ってなんだか怖いな~
    そしてもっと日本語という文化を大切にしたい(かっこいいからといって横文字ばっかり使わない)

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    2020年06月17日
  • 日本語と外国語

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    虹の色、など理解しやすくしかし普段あまり考えることの無い視点から外国語について知ることができた。これから外国語を学ぶ人に良いと思う。

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    2020年02月20日
  • ことばと文化

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    英語学習の参考文献として読んだが、45年以上前の本にも関わらず、内容が普遍的で全く古びてない。日本語が特殊な言語であることがよくわかった。

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    2019年08月16日
  • 日本語教のすすめ

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    日本語の構造について分析した一冊。

    日本語について外国語との比較が非常に面白かった。
    またタイトルの通り、日本語に対しての愛情と情熱があふれてた。

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    2019年03月10日
  • 下山の時代を生きる

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    日本文明はこれからの世界全体の文明に対して立派な手本になれる。
    その要素があるに気づいていない。
    そのことが語られている。

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    2018年10月12日