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辞書を頼りに小説や文献を読んでいるだけでは、他国や他民族の理解は難しいのではないか。六色の虹、黄色い太陽、恥部としての足など、興味深い例をあげながら、国による文化の違いを語るとともに、漢字の知られざる働きに光を当てて日本語の長所をも浮き彫りにする。真の国際理解を進める上で必読の、ことばについてのユニークな考察。
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Posted by ブクログ
とても面白かった。 言語学と日本語のことがもっと好きになる。 第五章で、カタカナ語の氾濫に対してバチギレ(誇張)している著者の熱量が好き。 >いったい日本以外の国で、このように自国民だけしか飲まない(読めない)出版物の名前だけを、しかも国民のすべてが理解するとは限らない外国語で表示し表紙を飾...続きを読むるという、不可思議なことが流行しているだろうか。もしあるとすれば、それはどこかの国の植民地である。 日本語のロゴが書かれたTシャツは日本人にとってはダサいものだが、英国では英字ロゴのTシャツは普通に売られている。 当事者たちはどんな気持ちなんだろうと想像することもあったが、そもそも「母国語はダサいもの」という認識を、日本人だけが持っているのだ、という論ですべて説明ができるのかもしれない。
「外国語を学ぶとはどういうことか」というテーマ,それと「日本語における漢字の重要性」というテーマのふたつが語られ,両者ともにインパクトのある内容となっている. 以前,日本語ローマ字論者への反論したかったことがあるが,論破が難しかったことがあったが,この本を読んで,日本語に言語として漢字が組み込まれ...続きを読むている点が明快に理解でき,個人的にすっきりすることができた.
特に4章5章の「漢字の知られざる働き」が印象的だった。視覚的に見れば意味がわかる漢字と、ラテン語・ギリシャ語が元になり、その単語自体を知らないとわからない英単語の違いは言われて初めて気づいた。 乱用されているカタカナの弊害は、まさに身にしみて感じているところで、漢字文化の有り難さをもっといろんな人...続きを読むに知ってほしいと思った。 「外国語上達法」という本で、その国の文化を知る重要性について触れていたが、まさにその文化・考え方に関することがぎっしり詰まっている。外国語と比べることで、改めて日本語が好きになるような本です。
太陽の色は何色? 赤。 さて、果たして他の国でも同じでしょうか? りんごは? 虹は? 言葉の意味だけでなくその文化背景を理解しないと本当のコミュニケーションは図れません。 言葉という表面に現れた現象だけを対象にする辞書の限界。 例え言葉が通じても、その言葉を通じて見ているも...続きを読むのが違うのです。 そしてさらには音読み訓読みが存在する日本語と外国語の比較。 日本語というものがどういうものか、この本を読めばわかります。 そして、本書には書いてありませんが、日本語と外国語の違いを知ることで、効率の良い外国語の勉強の仕方もわかってしまいます。(ニヤリ) 国際社会の一員となった日本。 その言葉を見直すとともに、いかに世界に飛び出していくか。 お勧めの一冊です!
この本を読むと、使う言語によって、同じものでも違うように見えているということを発見できる。母語以外の言葉を学ぶということは、その視点を増やすことなのだと感動する。
読みやすいかったし、外国語の端々に出てくる外国文化、認識の違いが面白かった。 言語に関心のある人ならば一度読むといいと思う。
英語のorangeは「オレンジ色」で日本人がイメージするのと同じ色とは限らない。「黄色の封筒」や「赤靴」も黄色、赤とは限らない。 色の名前が持つ弁別的な用法、つまり「他のに比べて赤っぽい」から「赤」と呼ぶ、その物ズバリを表現しないこともある。 りんご、太陽に対する文化的なイメージの差。また、「フラン...続きを読むスではリンゴはこう」「英語では虹は◯色」と言い切ることも難しい。 日本語が持つ多数の同音異義語。 音声的に「ん」を除き、すべて「子音・母音」の組み合わせしか許容しない。だから、作れる言葉の種類が限られる。また、日常語は短くなる傾向があるので、ただただ長い語を作っていろんな種類の単語ができました、というわけにもいかない。 日本語の動詞の抽象度の高さ。「なく」「鳴る」など。 日本語は、漢字(視覚)情報も込みで成立している。筆者の言う「テレビ言語」 確かに会話でも「それどういう漢字?」と尋ねることは多い。 英語は「ラジオ言語」。音声のみでほぼ成立する。単に「言語学的には…」と言っても、ヨーロッパ言語を前提として発展した言語学に日本語を当てはめることは注意を要する。 yellowが黄色だ、と覚えたところですべて理解できるとは限らない。自分にとって太陽は恵みだから誰にとってもそうだ、と思うとアラビア文化ではそうではない。 トリビア的にも面白いが、自分の理解と相手の理解が同じか?自分に対して、言葉がどんな影響を与えているか?「絶対こうだ!」と言い切らず、謙虚であり、微妙な差異や違和感に気づくモニター力が必要。
虹=7色 っていつだれから教わったかさえ覚えてない。 けど、本物の虹に遭遇したとき本当に7色か確かめた人はどれだけいるんだろうか。 日本では気にもしないような当たり前が一歩違う文化の国へ赴くとそれは当たり前じゃない。 思い込み?刷り込み?ってなんだか怖いな~ そしてもっと日本語という文化を大切にした...続きを読むい(かっこいいからといって横文字ばっかり使わない)
虹の色、など理解しやすくしかし普段あまり考えることの無い視点から外国語について知ることができた。これから外国語を学ぶ人に良いと思う。
文化の違い、ことばのニュアンス。使う文字、特に漢字について。 (以前読んだ気がする) C0280
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日本語と外国語
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鈴木孝夫
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