美達大和のレビュー一覧

  • 死刑絶対肯定論―無期懲役囚の主張―

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    無期懲役と宣告された方が執筆なさった本。
    他の本で囚人は十分な情操教育を受けていないことを知っていたが、ここまで酷いとは思わなかった。
    気がかりな点として、「9割」「1%」といった数値が一体どこから、どうやって算出されたのかよく分からない下りがいくつか見られたことでしょうか。

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    2012年10月24日
  • 死刑絶対肯定論―無期懲役囚の主張―

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     殺人を犯し,無期懲役で服役中の著者による死刑肯定論。長期刑務所の服役者たちがいかに自分の犯した罪と向き合わず,深く考えることもせず日々を過ごしているか。そのことを踏まえ,死刑はもっと活用されるべきという自説を開陳する。著者自身はすごく頭が良い。一生仮出獄するつもりはないそうだ。

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    2012年03月14日
  • 死刑絶対肯定論―無期懲役囚の主張―

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    犯罪を犯した者の心理や、刑務所での服役囚の実態などは非常に興味深く、一読に値する本だと思います。筆者の博覧強記で哲学的な筆さばきには「こいつは何者なんだ!?」と驚くばかりです。

    殆どの服役囚は改悛も反省もしない。死刑でしか償えない罪があるという筆者の主張は確かに一定の説得力があります。ただ死刑存置論の一番の急所である「冤罪問題」に対する彼の言及は非常に弱いと感じました。

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    2012年02月04日
  • 死刑絶対肯定論―無期懲役囚の主張―

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    服役中の無期懲役囚であるという著者が、長期受刑者の現状から刑罰のあり方について考察している。

    著者の主張は、長期服役囚はほぼ反省・更生とは無縁の日々を過ごしており、現状の刑は十分とはいえないという問題提起に始まる。社会復帰をさせるのであれば十分な教育制度と環境を整える必要がある一方で、長期服役囚の多くはそのパーソナリティにそもそもの問題がある点を指摘する。さらに罪刑均衡の原則に照らせば、殺人を犯した者が殺されることなく生き永らえていること自体がバランスを欠いており、被害者の命・生存権を軽視し、被害者家族等の関係者の心情を無視したものであると断じている。

    私は、この主張に大いに納得できる。よ

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    2011年12月19日
  • 死刑絶対肯定論―無期懲役囚の主張―

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    実際の無期懲役囚による著書。
    筆者は二人を殺し、現在服役中である。
    犯罪者の心理を鮮やかに描き出す。この本はすごい。

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    2011年11月07日
  • 死刑絶対肯定論―無期懲役囚の主張―

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    学校では、犯罪者も一人の人間であり、「公共の福祉」の限定の下ではあっても、人権が最大限保障されなければならないと教えられます。
    学習の中で陥りやすい人権偏重的な思考を正してくれる一冊でした

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    2011年10月15日
  • 死刑絶対肯定論―無期懲役囚の主張―

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    [ 内容 ]
    哀しい事実だが、犯罪者のほとんどは反省しない。
    監獄法の改正後、「自由」になった刑務所では、今日も受刑者たちの笑い声が響いている。
    裁判では頭を垂れるも内輪では「次は捕まらないよ」とうそぶく彼らを前に、何をすれば良いのか。
    犯罪者を熟知する著者は、彼ら自身を「死」と向き合わせるために「執行猶予付き死刑」を導入せよ、と説く。
    現役の無期懲役囚が塀の内側から放つ、圧倒的にリアルな量刑論。

    [ 目次 ]
    第1章 ほとんどの殺人犯は反省しない
    第2章 「悪党の楽園」と化した刑務所
    第3章 殺人罪の「厳罰化」は正しい
    第4章 不定期刑および執行猶予付き死刑を導入せよ
    第5章 無期懲役囚の

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    2011年05月23日
  • 死刑絶対肯定論―無期懲役囚の主張―

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    無期懲役囚は反省しない.早くシャバに出ることしか考えていない.
    →現状被害者側の人権があまりに軽い.

    囚人が自分の罪について考えられる・考えざるをえない収監方法を考案・実践していくべきである.

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    2011年05月10日
  • 死刑絶対肯定論―無期懲役囚の主張―

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    無期懲役囚の視点から死刑の意義を問う本。

    世界各国で死刑廃止が浮上している現在、死刑制度は日本国内でも議論の的となっている。
    メディアを通して聞き及ぶ死刑制度廃止の議論は、囚人の人権を前面に出し、死刑=殺人というイメージを一方的に植えつけてきた様に思う。 著者のようなビブロフィリア(本の虫)の囚人による、刑務所に収監されている囚人の内情は今まで語られたことが無かった。

    現在の懲役制度は教育刑という前提で作り上げられているが、果たしてそれが教育刑としての意味を成しているのかは、検証されていない。  
    実際刑務所に収監されている犯罪者のほとんどは反省していないという。  裁判では頭を垂

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    2011年02月24日
  • 死刑絶対肯定論―無期懲役囚の主張―

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    著者が実際に服役中の囚人なので、信憑性があります。
    「犯罪者のほとんどは反省などしない」
    うーん、なんとなくそんな犯人も多いのかなと思ってたけど、ほとんどがそうと知って、なんだか恐怖を感じた。

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    2010年12月05日
  • 死刑絶対肯定論―無期懲役囚の主張―

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    かなりショックな内容だった。
    殺人犯は反省なんかしてない!?
    でも、実際そうなんだろうなあ、と思わされる。
    重罪の刑務所にいる著者にしか見られない実態が報告されているのは貴重だと思う。

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    2010年09月24日
  • 死刑絶対肯定論―無期懲役囚の主張―

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    所謂、奇書と呼ぶべき本なのだろう。驚くべきことに、著者は殺人を犯した無期懲役囚で現在も服役中なのだから。

    そういうわけで刑務所内で、死刑囚や凶悪犯たちと実際にあって話をしたりつぶさに観察したりしてまとめたものが本書だから説得力がある。

    本書で繰り返し述べられていることが
    ・犯罪者の99%は犯した罪を全く反省していない
    ・刑期を終えて実社会に再び送り出しても犯罪を繰り返す可能性が高い
    ということ。

    それを踏まえた上で刑法上で量刑を鑑みるなら死刑は必要であるという持論を展開している。その他死刑反対論者や人権論者は割合理想主義的な思考法をするので被害者の側にたった視点、加害者にとって本当にメリ

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    2010年09月12日
  • 塀の中の残念なおとな図鑑

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    ネタバレ

    この著者、刑務所にいるんだ、面白そうだったので手に取った。
    なんだかなぁ。身近に犯罪者がいるんだが、特徴がそっくりで笑えた。極悪非道な人ばかりでもない。それゆえに犯罪を犯さない人には付き合いが難しい。
    どうしたものか・・・

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    2023年11月30日
  • 塀の中の運動会

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    主人公の光岡は妻子ある平凡なサラリーマン。魔がさして使用した「覚醒剤」のおかげで逮捕され、さらに送られた先が「LB刑務所」という「長期・再犯刑務所」。 その中で罪と向き合い、家族を思い、自分の人生をあらためて歩む決意をするまでの群像活劇。刑務所内にいる著者にしか書けない、リアル小説!

    覚せい剤で捕まった主人公が収監された刑務所は、どういう訳なのか無期刑や重大犯罪者ばかりの刑務所だった。主人公は刑務所内の工場対抗運動会に選手として出場することになって…というドタバタ劇。意地悪してくる奴、親友になる奴、尊敬する奴も出てくるけど、出てくる奴らはみんな罪人。放火が趣味で三人焼き殺した無期懲役囚に「仮

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    2021年09月20日
  • 罪を償うということ ~自ら獄死を選んだ無期懲役囚の覚悟~(小学館新書)

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    持論の部分がとにかく読みにくいんよ。あえて難しい言葉つかうし知識ひけらかしたがるし「思春期ど真ん中かよ」と突っ込み入れようとしたら、刑期ど真ん中だった。

    でも塀の中の情報や分析はとっても面白いし価値がある。唯一無二。その点においてはとても面白かった。

    ・人を殺人に駆り立てるのは怒りの情動と合理化
    ・ベースにエゴイズムの強さ、倫理観の希薄さと欠如
    ・盗みを発見され自分の身に危険が及ぶと、その相手に怒りが湧くのが服役者にとっては自然なこと。相手は悪であり自分は善。
    ・服役者には上記の思考回路を持つものしかおらず、同調が重なると思考はさらに堅固になる
    ・刑務所に戻ることが生きる上で合理的になる老

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    2021年04月13日
  • 女子高生サヤカが学んだ「1万人に1人」の勉強法

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    「継続の大切さ」を口酸っぱく言われる本。

    対話形式で、なぜ学ぶのか・頭が良いとはどういうことかなどに答えている。
    その中で何度も言うのが「己を律して、苦しいことを継続する」である。

    自分自身に甘くしすぎていると思うなら、読むべきである。今からずっと継続していこうという気持ちになった。

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    2021年01月17日
  • 女子高生サヤカが学んだ「1万人に1人」の勉強法

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    人生に大切な3つのこと!!!
    ①目標に向かってやり抜く継続力×絶対になるんだという情熱⇒根拠のある自信
    ②自分と異なるタイプの人間、苦手なことに対して面白がる
    ③『和して同ぜず』(主体的に生きる)

    自分のやりたいこと、ならねばならないことに、もっと努力と情熱を注がなけばならないと思った。私は今まで色々なことに手を出し、中途半端になることが多かった。なので、やることを絞り、全力投球する!
    よく働き、たくさん本を読み、できるだけ自炊する。

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    2020年12月29日
  • 私はなぜ刑務所を出ないのか

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    ネタバレ

    殺人の罪で無期懲役を務める著者の社会にいた時からの軌跡を語る話。

    著者とは同年代だが、若い頃から異常な程エネルギッシュで意志強固な成功者だったことが事件の原因の一端であることも吐露されている。

    刑務所での作業は紙エプロンを作ること。
    それさえも毎日新記録を達成すべく工夫をこらし、時には食事を抜かすほど熱中するという。

    もうこうなると熱意というより狂気?という感覚を持ってしまう。己の罪と遺族の思いを日々忘れずに、「善く生きるとは?」という命題を突き詰めて仮釈放を放棄して一生を獄で暮らす事を選んだ著者の話は、まだまだ読んでみたい。

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    2019年12月08日
  • 女子高生サヤカが学んだ「1万人に1人」の勉強法

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    若いうちの苦労は買ってでもしろ。と言いますが、若いうちに身につけるべき苦労は「頑張ること」「やり抜くこと」なのかもしれないと、この本を通して学びました。
    頑張り方を知り、やり抜く喜びを知った人が、大人になってから、ここぞというときに力を発揮できる人なのだと思います。

    苦労を苦労だと思っているうちは、大変だけれども、苦労だとも思わずに淡々とやり続けることができるように、どんなことでも、やると決めたことはやりきる。これは、なかなかできることではありません。
    それがつまり、1万人に一人の勉強法なのでしょう。

    無期懲役囚のみたっちゃんと、高校生と中学生の兄弟との手紙のやり取りを通じて、二人の若者の

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    2018年04月09日
  • 死刑絶対肯定論―無期懲役囚の主張―

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    これは合わなかった。 『人を殺すとはどういうことか』の延長(というか重なる部分が多く更にあっさりとまとめられている感じ)で、提言を主とした内容。 読み物としては『人を殺すとは~』の方がおもしろい。 あーだこーだ言ったところで制度は変わらない気がするし、自分には関係ないと思ってしまう。 私には興味がないというのが正確な表現か。

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    2017年12月08日