【感想・ネタバレ】女子高生サヤカが学んだ「1万人に1人」の勉強法のレビュー

あらすじ

知的すぎる無期懲役囚から教わった、99.99%の人がやらない成功法則。
受験も、仕事も、人生も生まれつきの才能で結果は決まらない。
いじめられ、自信をなくした少女が力強く歩み出すちょっと不思議な真実のストーリー。


──私の先生は、刑務所にいるんだ。
きょうも手紙が届いたよ。
絶対、医学部に受かってみせるから。

2人を殺めて服役中の無期懲役囚は、並外れた高IQの持ち主だった。
いじめられて自信をなくした女子高生と運命的に出会い、文通がはじまる。
彼が彼女に教えた勉強法は、当たり前すぎて誰もが軽視するやり方だった。
実話をもとにしたノウハウの書。


【目次より抜粋】
◆はじめに:私はなぜ、無期懲役囚と文通をはじめたのか[友美]

◆第1章:人が美しく、羽化するために。
イジメにあって、自信をなくしました。
必ず変われます。私が保証します。
きっと偏差値20台です……。
苦手なことは、初歩に戻りましょう。
勉強は何のためにするのですか?
成功の秘訣は、地味なことです。
減ることなく、消えることもない財産。

第2章 頭のよさとは、何だろう?
勉強しても、1日で74%も忘れるんですね。
記憶力はカンタンに上がります。
頭がよい人の条件。
もっと自分を出したいです。
人に合わせる必要はありません。
ケンカの仕方を教えてください。
時間の使い方を見直しませんか。
ケンカは物理学です。
私、焦っています。
先のことを考えないで。

第3章 死刑でも構わないと思いました。
人を殺すだけの理由があったのですね。
本は無理して読まないで。
殺人事件のこと、話します。
私、医学部を目指します。
先生が、あきらめなさいって……。
高校でしたいことがありません……。
伸びる人と伸びない人の違いがわかりますか?
体と精神を鍛えに行くのですよ。
人間、狂ったら恐ろしいですね。
1人の人間の中に、善も悪も潜みます。

第4章 99.99%の人は、自分に甘いです。
合格圏内に入りました。
自分を疑わないで!
私は、どんな人間に見えますか?
無事、第1志望に合格しました。
すぐに集中が切れてしまいます。
順調なのは、初歩のうちだけです。
サボるのは、自分への裏切りです。
私、落ちるでしょうか。
毎日、試されています。
友達のために、ウソをつきました。
誰かをかばうウソはOKです。
根拠のない自信が湧いてきました。
驚き、安心しています。

◆おわりに
伝えたかったのは、人生が頭の良し悪しでは 決まらないということです[美達]

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Posted by ブクログ

高校の教員をしていますが、何箇所かをコピーして学年集会で配りました。
受験勉強あるいは何かをやらなくてはと感じている生徒にとっては「心に刺さる」ものがあったと確信してます。
感銘を受けてすぐ始めるか、そのうちと思って忘れてしまうか、それが人生の分かれ道になるのだろうと思います。ただ、どちらが幸せかはまた別の話。あくまでどちらの生き方をしたいかの話です。
人間的成長とは「自律心」である……それが、私の感じたことです。

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2021年09月28日

Posted by ブクログ

人が生きる、その中で身につけておくと良い考え方や思考の一端が学べる本。

筆者自身が受刑者であり、末文でも懐疑心の中でやり取りをしたという事が書かれている。
実際、「偉そうに何を」という人も居るかとは思う

ただ、個人的には。
犯した罪の云々はあくまで本人の思考の範疇であり、外部者である私にその意味や今の行動の意義を問う権利は当然無く、むしろ誰もその意志を決める術を持たないと考えている。
従って、そういった点は重視せずに本感想は書く。

素晴らしい内容だと感じた。文通相手が高校生・中学生相手なこともあってか非常に分かりやすく、砕かれた順序で話して下さっているので理解もしやすかった。

自分に自信を持てない人や、何か失敗をした人に凄く刺さる一冊なのでは無いかと感じている(私自身がそうだ)。
こうなってはいけない…でも、こうあるといいのではないか?という思考の提示の中で、ともすれば我々大人は書内で否定されている行動を取っているのでは無いだろうか。

この事実を冷静に受け止め、本書の通りと考えて軌道修正をするか、諦めるかで大きくその後の人生が変わるのではないかと感じた。
大人になれば変わるのは難しいとはあったものの、無理だとは言ってないですから。
大人にはリソース面で優位な点もあるでしょう。逆に時間は無いかもしれませんが…それでも、人は変われるということを。それに必要なことが何かを1視点として教えてくれる良書でした。

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2020年09月09日

Posted by ブクログ

『勉強すること』の本質、考え方、とても大切だなと思う。
まぁ勉強に限らず、何事も本質を考えないといけないね。
自分の子供にも読ませてあげたい。

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2019年01月24日

Posted by ブクログ

無期懲役囚との文通をまとめたもので、勉強法というか自己啓発本かな。 全く期待していなかったけどかなり良かった。 まず、立場が立場なので賛否はあるとは思う。 ただ、書かれていることはとても真っ当で「もっと本を読もう」「勉強をしなくては」「努力しよう」という気にさせてくれる。 たまに読み返してやる気を出していきたい。

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2017年10月10日

Posted by ブクログ

自由人ヒロキくんと内気なサヤカちゃんの姉弟がみたっちゃんの生き様から勇気と知恵を学ぶ、対話と成長の物語。

p.77 人間にとって大切なのはIQの高さより、勤勉性、真面目さ、自分との約束を守る心だと思っています。この三つを貫けば、必ずあきらめないで続ける力、そして続ける習慣が身につきます。
→ 自分が続けると決めたことを辛いことがあっても納得するまで続けることが真の自信と勇気を与えてくれる。

p.95 最悪の事態となった場合、サヤカさんはどうしますか?そのときに取るべき行動をノートに書き出しておいてください。そのとき、自分がとるべき道を考えてみるといいでしょう。最悪の場合にどうするかを決めておけば、あとは余計なことを一切考えずにやるだけでいいのです。自分の能力を信じてください。
→ つねに最悪のケースに備えて、コンテンジェンシプランを練っておくということか!備えあれば憂いなし。

p.101 中学生のときに読んだロマン・ロランの『ジャン・クリストフ』は強烈な印象を与えてくれたものです。正確ではありませんが、「人は自分にしかなり得ないものにならなければならない」という言葉を知ったときに、大きな衝撃を受けました。あれから何十年も経っていますが、あのときの衝撃は忘れることなく、みたっちゃんが努力する強い動機になっています。
→ 様々なことにチャレンジして、「自分にしかなり得ないもの」を見定めて行きたい。

p.179 自分で夢なり、希望を持って、それを実現しようと頑張ることは大変ですが、半面、楽しく充実したものです。苦労が多いほど喜びも大きく、自信もつきます。「こんなことで大丈夫だろうか」ではなく、「もうこれ以上はできない」というくらいやってみてください。その姿勢が次へと、未来へとつながるのです。
→ とにかくやる!とことんやる!

p.179 勉強は机に向かっているときだけでなく、ベッドに入ったとき、朝、起きたとき、入浴時など、ちょっとしたときに自分に問題を出してみたり、記憶を確かめたりしてください。ちょっとのことですが、積み重なると大きいものです。休憩するときは体を動かすなどして、気分転換も忘れずに。
→ ちょっとしたスキマ時間で読む本、考えることや振返って確認することを書き出しておく。

p.10 自分の希望や夢に対して、へこたれず、愚痴らず、とにかくやり続ける精神力を手に入れたら、人生なんて自分の思うようになります。「とにかく、続ける」。これは最高の財産です。
→ 読書会を広めるという夢を実現するために愚直に活動を続けますよ。

p.22 私も乙女座ですが、大変な自信家です。理由は「やると決めたら何があってもやり抜く」からです。「できるかな」ではなく、「やり抜く」という考え方と行動を心掛けています。
→ 不安を感じたら不安ごと呑み込んで達成するための道筋を考えながら行動を続ける。

p.24 時間がないとのことですが、時間を作る工夫をしてください。まとまった時間が取れなくても、少しの時間を上手に使えるようになってください。若いときの読書は貴重な時間であり、経験であり、一生の糧となるのです。
→ 時間が取れなくてもちょっとずつ進める。続ける。

p.27 勉強でも仕事でも何でもそうですが、初歩に戻り、やさしい課題、問題を解いて、どんどん進んでいくのがコツです。
→ やさしくても課題は課題。目を閉じてでも出来るかなど、訓練になる方法はいくらでも。圧倒的な量をこなすのです。

p.33 世の中は楽しいこと、好きなこと、簡単なことばかりではありません。そのようなときに、「何でも平然と取り組める、解決できる、忍耐強く続けられる」という能力を養うための訓練が勉強なのです。目標を決め、計画を立て、自分を管理し、達成するという一連のトレーニングだと考えてください。
→ 上達のコツはPDCFAを如何に早いサイクルで回せるかってことかな。

p.35 知識や教養がない分だけ、世界が狭くなります。いろいろなジャンルの知識を身につけると、一つのことがほかの多くのことと関連があるとわかってきます。
→ 浅くても良いので限りなく広く知ることを楽しむ。

p.38 とくに苦手なことというのは、自分を鍛えてくれます。
→ 苦手だなと思ったら、ちょっとだけやってみる。

p.43 最初に結論から言いますが、サヤカさんは目標を明確にしてください。具体的に何のためなのか、それを紙に書いたり、写真に撮ったりして、常に見える所に貼ってください。
→ 今の自分の目標を書き出して常に見えるようにしておく。

p.53 凡ミス対策は普段の勉強でできます。対策はテストのときと同じで、普段から「できるだけ落ち着いて答えを書く」「見直しを慎重にする」の二つだけです。
→ 落ち着いて課題に取り組む、仕事は見直しを必ずする。

p.89 中間、期末テストに対するみたっちゃんの考えは、勉強した成果がどうだったかを知る機会だということです。間違えた部分は自分の感覚と合っていたか、それとも離れていたか。各教科の自分の弱点は何かわかったのか。前回に比べて進歩はあったのか。などなど自分の力を正しく把握しているかということをすりあわせるリトマス試験紙なのです。
→ 読書会も開催した意義があったか、参加者に変化は起こったか、進め方に不備や改善箇所は無いかを毎回振返ろう。

p.103 本を読まない、嫌いだという人は、大きな楽しみを失っていると思います。何を読んでいいかわからないときは、自分の興味あるテーマの本の中で「短いもの」から読んでみることもいいのではないでしょうか。
→ 本はどんなジャンルでも読めば、何かしら気付きがあるものさ。

p.119 やみくもに進むのではなく、必ず自分の弱点を冷静に分析してください。それもしないで、「ダメだ」「不安だ」というのでは、自分で自分の足を引っ張っているのと同じです。
→ 不安を感じたら何が問題かを考える。不安がなくても最悪のケースをたまには考えよう。

p.145 ラストスパートなどと言いますが、いつもと同じペースでやりましょう。ラストスパートをすると、心も頭も余裕がなくなります。自分で自分を焦らせることにもつながります。ラストスパートしなくてもいいように日頃からやっておくことです。
→ ラストスパートの駆け込みゴールに救われると、普段のコツコツ継続ができなくなる。自分の場合はラストスパート出来ないように工夫しようと思う。

p.150 『源氏物語』は、日本人としては必須の教養ですね。
→ ここでも源氏物語か!積読リストに入れておこう。

p.185 世の中の99.99%の人は自分に甘いのです。自分の弱い心と戦い、苦しみ、悩みながら頑張っている人のほうが多いのですよ。そうして、少しずつ少しずつ強くなっていきます。
→ あまりにも弱い自分に呆れながらも、苦しみ、悩み、それでも一歩ずつ前に歩いていく。

p.188 人の才能とは、「頭の良し悪し」ではなく、「目標に向かって取り組み続けられる力だ」という事実です。
→ Yes! Yes! Yes!

2025/11/14
8年も前の感想を読み返すのは恥ずかしいもの

p.78
続ける習慣は、今日はじめたからといって、明日、一週間、一カ月ですぐ身につくものではありません。楽に手に入れたものは、大したものではありませんからね。日々の暮らしの中で、自分の弱い心と戦って手に入れてください。

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2017年03月09日

Posted by ブクログ

明日に向かって進む勇気をくれる本である。限界を決めるのは自分自身と気付かせてくれ、そのリミッターを軽やかに外す。「自分にしかなり得ないなにものかになる為に生まれてきた」という信念とともに。
何らかの結果が悪かったら、その原因に真摯に向き合い解消すれば良い。努力は苦しくて当たり前であり、何かを為すために努力し続ける力を持つことが大事である。また、少しずつハードルを上げれば、何でもできる。出来ない人とは、その努力を怠る人である。自分の人生を振り返るに、何か不都合が起これば「言い訳」を言っていた。耳が痛い。
何より驚くのは、殺人事件を犯した終身刑の受刑者の豊富な知識、身体を鍛え続けた根性、そしてそれを支えるのはモノの見方と考え方である。それはヒトとしてあるべき姿と言っても良い。こんな人も本当にいるんだと、読んでいて感動した。
この本は「なにものか」になる為にこれからの一生を費やす人を応援してくれる。しかし、それを為すのは本人である。単にこの本を読んで満足しても仕方がない。クヨクヨするヒマがあったら少しでも前に進む。これが「なにものか」になるためのものの考え方だ。
親に書き込まれた生き方の「ファームウェア」は書き換え可能である。今日書き換え今から新しい人生を生きよう。

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2015年03月08日

Posted by ブクログ

すごく当たり前のことなのかもしれません。
客観的にみると。。。
ただ、その当たり前のことができる人とできない人の差というのはとても大きいですね。
こういう気持ちの面でしっかりサポートしていくというのは長期にわたってみると大事ですよね。

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2015年01月25日

Posted by ブクログ

何のために勉強するのか?その理由がわかる本です。
他のレビュ-者も言っていますが若いころに出会って
いればなあと思う本です。

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2016年08月18日

Posted by ブクログ

勉強法ではなく、生き方を学ぶ本。犯した罪は決して肯定できませんが、美達さんの真摯な生き方には圧倒されます。
10代の頃に読みたかったけど、30代の今でも読んでよかった。生活を変えられそうです。

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2014年11月27日

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『99.99%の人間は自分に甘いのです』

継続することの大切さを再確認。

なんで勉強するの?

学校の勉強なんか社会に出て役に立つの?

ふわっとしてて 全く伝わらなかった
私の言いたいことを
的確に 分かりやすく でも深く
書いてくれてる本

学生時代の私と彼女たちに読ませてやりたい



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2020年07月20日

Posted by ブクログ

実際にあった殺人犯と女子高生、男子中学生の文通の話。それだけ見ると、どうなんかと思ったけど、受刑者である大和さんの言葉はどうして、真実をまっすぐ伝えてくる。

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2018年08月12日

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私には欠けている「やり続ける力」「やり抜く力」。この本でもひしひしとその大切さを感じました。

無期懲役囚と一般の中・高校生との手紙のやりとりなんだけど、囚人とは思えないような優しくて、見守るような手紙の内容にびっくりしました。
もちろん、犯した罪があるのでこの人のすべてを肯定はできませんが、それでも手紙をやりとりしていた子たちには支えとなっている存在なんだろうなと感じた。

読みすすめていく中で、作り話?と思ってしまうくらいにできすぎた感があったけれど、本当の話にびっくりしたし、囚人=美達さんの答えの内容の豊富さや理論には感銘しました。目をよくする方法だとか、足を細くする方法だとか。

美達さんの本も今度読んでみよっと。

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2017年12月06日

Posted by ブクログ

娘・息子に読ませたい1冊。

あまりに知的な無期懲役囚との文通。大事なことは、「諦めないこと、地道に繰り返し努力すること。」。

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2017年01月29日

Posted by ブクログ

ネタバレ

したい人から始める人になっただけ、1%になったんだからほめよう。そう思った。続けるのも、ずっとできない99人かもしれないけれど。

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2016年11月05日

Posted by ブクログ

痛いところを突かれるような、今私に必要な本だった。諦めたらそこで終わり、ということを教えてくれた本。

でも、複数のことをする目標があり、そのどれもに100%集中してやるなんて、不可能に近いと思う。何かを得たいなら、何かを諦めることも重要な選択肢の一つだと思った。

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2016年10月02日

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 それだけの知識と経験を持ちながらなぜ犯罪を犯さなければならなかったのか。

 人はよく犯罪者を鬼畜というがその犯罪というものを犯すまでは大方人として普通に生活してきたはず、そしてそのある一点を超えることにより人生を踏み外すことになる。

 ならば人というものは誰でも犯罪を犯す要素は持っていることになる。それを社会がどう判断するかによりこれからの事件は変わってくるかもしれない。

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2016年06月06日

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殺人により無期懲役の服役をしている美達さん(本文より、みたっちゃん)と手紙でのやり取りを通じて変化していく女子高生サヤカちゃんと中学生の弟ヒロキが描かれている。
みたっちゃんの事件についてはこの本ではほとんど書かれてはいないため、そこへの言及は置いておくが、客観的にみて本書でのみたっちゃんは2人にとって最高のメンターである。
みたっちゃんはとにかく自分を甘やかさずにやることで、目の前の成果だけではなくその後の自分の人生をすばらしいものにできることを説いている。うーん、自分に甘い自分には耳の痛い内容。。けど、だからこそこんな自分になれたらすごい力を発揮できるんだろうなぁとポジティブシンキング♪本書の中から自分自身に反芻させたい部分を数か所ピックアップ。
・人間に大切なことは頭の良さではなく、やり抜くことで、これを重ねると自分に「根拠のある自信」が生まれる。それは努力によっていくらでも生み出すことのできるものである。
・大事なのは絶対にうまくいかせると力むことではなく、小さなことをやり続けること。
・苦しい時に淡々とやるべきことを続ければ目標は必ず達成できる。うまくいかないとき、不安になったときこそ次のレベルにあがるタイミング。
・勉強に限らず、決めたことに取り組む、投げ出さない練習をする。それが何をするにも通じる、一番大切な能力。

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2015年02月11日

Posted by ブクログ

続けることの大切さを学んだ。
続けることを諦めることで自分の潜在能力を目覚めさせることも諦めていたんだと気づかされた。

人間には目標が必要なこと、それに向かって今を真剣に生きること、逃げずに続けることが大切。

この本を読んだことで、自分の目標を意識しそれに向かって努力を続けていくと決意することができた。

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2015年01月25日

Posted by ブクログ

美達大和氏は2件も人を殺めた犯罪者。
その犯罪者と高校生のサヤカと中学生のヒロキの姉弟は、文通で交流している。
文通内容は受験を控えている二人へのアドバイスと、素朴な疑問に、かなり詳しく応えている。
予備校の先生なのでは?と錯覚してしまいそうなくらいだ。
筋力のつけ方とか、脚を細くする方法(笑)とか子供たちの、微笑ましい質問にも熱心に応えている。

読み始めは受刑者なのに…と批判めいた気持ちでいた。
本当に実在している人なのかとも疑ってしまったが、美達氏のブックレビューなるサイトを見つけたので実在している!!

犯罪者を“魅力的”と表現したら相応しくないのだけども、かぶりついて夢中で読んでしまった。
私もサヤカ達と一緒な立ち位置にいた。
みたっちゃんは、やけに惹かれる人だ。

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2014年10月08日

Posted by ブクログ

ずっと、継続することの大切さ、自分との約束を守ることの大切さを説いた本。
思ってたよりも、薄い本だったので残念。内容よりも、美達さんの人生とか考え方のほうが気になる。

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2014年07月07日

Posted by ブクログ

「継続の大切さ」を口酸っぱく言われる本。

対話形式で、なぜ学ぶのか・頭が良いとはどういうことかなどに答えている。
その中で何度も言うのが「己を律して、苦しいことを継続する」である。

自分自身に甘くしすぎていると思うなら、読むべきである。今からずっと継続していこうという気持ちになった。

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2021年01月17日

Posted by ブクログ

人生に大切な3つのこと!!!
①目標に向かってやり抜く継続力×絶対になるんだという情熱⇒根拠のある自信
②自分と異なるタイプの人間、苦手なことに対して面白がる
③『和して同ぜず』(主体的に生きる)

自分のやりたいこと、ならねばならないことに、もっと努力と情熱を注がなけばならないと思った。私は今まで色々なことに手を出し、中途半端になることが多かった。なので、やることを絞り、全力投球する!
よく働き、たくさん本を読み、できるだけ自炊する。

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2020年12月29日

Posted by ブクログ

若いうちの苦労は買ってでもしろ。と言いますが、若いうちに身につけるべき苦労は「頑張ること」「やり抜くこと」なのかもしれないと、この本を通して学びました。
頑張り方を知り、やり抜く喜びを知った人が、大人になってから、ここぞというときに力を発揮できる人なのだと思います。

苦労を苦労だと思っているうちは、大変だけれども、苦労だとも思わずに淡々とやり続けることができるように、どんなことでも、やると決めたことはやりきる。これは、なかなかできることではありません。
それがつまり、1万人に一人の勉強法なのでしょう。

無期懲役囚のみたっちゃんと、高校生と中学生の兄弟との手紙のやり取りを通じて、二人の若者の成長を促していくストーリー。
もし、みたっちゃんに「無期懲役囚」という肩書きがなかったら、この手紙のやり取りを僕はどう捉えるだろうと考えながら読みました。

自分に厳しく、最高に効率の高い方法で勉強し続けることを教えるみたっちゃん。
その励ましと、的確なアドバイスにより、成績を上げ、勉強だけでなく、生き方もたくましく変化していく兄弟。

けれど、私が自分や自分の子どもに同じことをさせたいかというと、やや疑問。
犯罪者というフィルターを通してではなく、生きるということに対する考え方のギャップの問題です。

その理由は、みたっちゃんは、「どんなことも」一生懸命やり続けるから。
私は、失敗してもいい。がんばれないときはがんばらなくてもいい。ぐらいの余裕があった方が、いいパフォーマンスができると思うし、失敗したときの復活が早いと考えています。

長い人生、調子の好不調もあるし、心身の健康の問題もあるし、どんなときも完璧を求めたら疲れるし、辛くなる。

ただ、ずーっとダラダラと過ごすのは嫌。
だから、頑張れる力や、やりきる力を習慣として、あるいは基礎体力として身につけるのはすごく大切です。


最後に、一番素敵だなと思ったフレーズを。
ーー桜は自分が咲くこと、花をつけることを知り、そのときが来れば加減もせず、力むこともなく、すべきことを淡々としています。
誰かが見ていようと、見ていまいと自らがやることを黙ってやる。そんな生き方、取り組み方ができたらいあなあと、いつも考えています。ーー

いいですね。
私も桜のように生きていけたらいいなぁと思いました。

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2018年04月09日

Posted by ブクログ

借りたもの。
勉強とは成績ありきではなく、自己鍛錬――苦手を克服すること、教養を深めることであると、シンプルに指摘。そのために”繰り返し”練習をすること、また、身体を鍛えることも大切と、勉強だけでなく、人間としての土台作りを、受刑者の「みたっちゃん」は伝える。
サヤカさんとヒロキくん、それぞれに合った的確なアドバイスをする姿勢にも、(親であれ教師であれ)画一的に勉強と成績の事ばかりの教育に、本来の教育の在り方を見る。
サヤカさんとヒロキくんにお薦めする本のチョイスもなかなか粋なものを選んでおり、「みたっちゃん」の造詣の深さを感じさせる。
手紙のやりとりという形式なので、色んな話に話題が及ぶ。それでも一貫した姿勢があることに、学ぶという事の普遍的なものを見る。

耳が痛いのは、自身の意思の弱さを痛感しているため。
この姿勢を持って勉強できなかった自身の後ろめたさ……
私が生徒の頃、どうしたらそう思えたのか、そういう姿勢で勉強に取り組めるのか、わからなかった……否、自信がなかった……
ただ、こうした姿勢で挑む下地ができなかったから、今、それを取り戻したい。
そう思って必死で生きている。

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2016年08月03日

Posted by ブクログ

したい人1万人、始める人100人、続ける人一人。主婦が文通を始め、娘・息子が加わる。人を上手にやる気にさせ、前向きに挑戦し続けるようにしてくれた文通の記録。

月100〜200冊の本を読むということのすごさかなと思いました。

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2016年10月09日

Posted by ブクログ

『継続は力なり』を丁寧に教えてくれます。

あとがきにある、中谷彰宏さんによるフレーズ「したい人、10000人。始める人、100人。続ける人1人」は至言だと思います。

しかし、「一つを選ぶということは、ほかを捨てること」なので、続けるには捨てる勇気が必要なのかもしれません。

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2016年05月26日

Posted by ブクログ

勉強の方法を、文通しながら教わる、というタイトル。
内容は、勉強しながら出てくる悩みに対する回答を手紙の形式で表す、という感じである。

まぁ、内容で特に頭に残っているものはない。ななめ読みだったせいかもしれないが。科学的根拠がいっぱい出てくるとか、そういう系の本ではない。

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2016年03月02日

Posted by ブクログ

ネタバレ

若い時に読んでいたら、勉強に対して積極的に慣れていたと思う。
今の歳でも役に立つこと柄といえば、
あきらめずに最後までやり遂げるということか。
何でも奥深くやり続けることが大切と教えられた。

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2016年02月24日

Posted by ブクログ

内容は素晴らしい。

ただ、子供へ伝える手紙という形式だからかもしれないが、少し文が冗長気味で単純に面白くない。

方法も素晴らしいのだが、本に載っていることを並べているだけで、著者なりの噛み砕いた教え方や、新しい方法や考え方が非常に少ない。

その結果、読書好きな人には得るものが少ししかなく単純に退屈。読書をまったくしない人には、得るものはあるが「本ってつまらないな」と感じさせる危険がある中途半端な本になってしまっている。

ただ、高校生の時こんなことを言ってくれる人が近くにいたら…と思わせる。もう少しまとめて手紙の形式をやめて、著者なりの方法をもっと書いた本になればとても良書になると思う。

読書をあまりしない中高生には、オススメかも。

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2015年07月09日

Posted by ブクログ

内容自体は参考になる。
やりたいではなく、絶対やるぞ! と
自分に言い聞かせるアドバイスが何度か出ているが、
これがすべてだと思う。
書いてあることは至極もっともなのだが、
正直に言うと、この著者ならではの
何かすごい方法論があるのかと
期待してしまった。
しかし良くも悪くも正攻法、まっとうな
力と継続さについて書かれている。

内容はとくに文句はなく、むしろ読みやすくて
良いのかもしれないが、
お金を出して買ったことに対する
期待値と比べると、
少し違っていたかもしれない。
こんな評価ですみません。

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2015年03月12日

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