水名瀬雅良のレビュー一覧
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2012/11/17
【普通の上】表題作、この作家さんにしては珍しくひねくれ受キャラだなーと思っていたら終わりで え?この話続きものだったの?とさらに衝撃を受ける(笑) 大学生バイト:亮輔×バイト先上司:生田。 昔見たことある姿、さわやかで憧れの上司姿、横柄でオレ様な姿のどれが本当の生田なのかと戸惑っているうちに、元カレと三角関係に巻き込まれ、結局生田を好きになって告白してしまうまで。 なんとなく安心してサラッと読めるので好きなんだよな、この作家さん。 他→『償いの行方』無難な短編。
2013/08/07
【好き】下巻読む前に再読。 バイト学生:亮輔×デザイン会社室長:生田悠希。 オレ様ツンデレビッチ年上受バンザイ! -
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「LOVE TARGET~恋の弾丸~」スピンオフ。高須賀の兄が登場します。高須賀弟が遼と奏とともにバスジャックに遭遇してしまった際に、SITを指揮していたのが高須賀兄です。
てっきり前作のcp後日談だと思ってたけど、はずれました…しかし、今回の年の差cpもよかった。大満足です。
40近くの辛酸なめ尽したオヤジ高須賀と、彼に憧れてSITに入隊を果たした真面目で正義感が人一倍強い葎。一生懸命になるあまり、つい暴走してしまい高須賀からたしなめられてばかりの葎は、組織にあまんじているように見える彼の言動に失望しつつも、やはりその背中を追い続けてしまいます。というのも高須賀への気持ちは、今始まったばかりのものじゃなく、過去の出来事からずっと強く心にあったものだからなんです。
葎は、若さという勢いもあって悪に立ち向かおうと躍起になり、つい空回りしてしまうタイプです。無謀だなとヒヤヒヤさせられるけど、気持ちはよく分かります。
そんな葎に思いをぶつけられる高須賀が、とても魅力ある男です。何というか、オヤジの余裕を感じてしまいます。葎が自分の気持ちを持て余しているのを、ちょっと甘やかしたりするところなんかニクいです。そして、事件に対しては的確な指示を出せるけど、偉ぶってなくて時に身体も張ってしまう、まだ前線で活躍できるオヤジです。人情もあって部下への気回しもできるなんて、上司の鑑。
高須賀への想いも、若いせいか大暴走してしまう葎くん。高須賀でなくともかわいい!と思っちゃいます。やることいちいち初々しい。告って逃げるって、どこの中坊だよ?とニヤつきました。
SITの活躍もしっかり描かれていて、緊張感も味わえます。現実離れした話じゃなく、身近で起こりそうな事件を扱っているのですんなり入り込めました。
かわい有美子センセのSITものと比べると、あちらは専門性が高く硬派なかんじだけど、こちらはもっと糖分高めです。萌え成分は大量!
エロ的には、前半葎が体当たりして壁にぶち当たってひとりでぐるぐるしちゃって大変でしたが、後半ではサプライズなオヤジの精力の底力をしっかり見せ付けられました。絶倫とはこういうことを言うのね??カッコいいです。めちゃ萌えまくりました。
水名瀬センセのイラストがまたいいんですよね~
高須賀兄弟どちらもとてもよかったので、ぜひまた続編がほしいですね。 -
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SAT隊員×シングルファザー・ドクターの一目惚れラブ。正直こんなに萌えまくるとは思ってませんでした。SATと白衣はやっぱりツボ。
往診先の邸宅で立てこもり事件に巻き込まれてしまった医師の遼。救出したのは、特殊急襲部隊SATの隊員。「気丈なドクターだ」と顔も名前も分らない隊員にお姫様抱っこされたままそう言われ、瞬殺!
もちろん、遼だけじゃなく相手の高須賀も恋に堕ちてしまっていたわけですね。
高須賀が、真正面から男らしく積極的に遼に接近していきます。互いにゲイではないけど、男同士であることにこだわりはなくて好きになるところも違和感なく受け取れます。二人の距離がどんどん近づいていく様子がいいかんじ。遼には奏という幼い息子がいたり、高須賀には口外できない極秘任務があったり、普通なら関係を阻むような事柄も、かえって二人の絆を強くする要素になったりするのにもグッときます。
遼の息子の奏が幼稚園で双子の男の子から告られるほどかわいいとか、遼の母親の肝が据わってるところとか、あちこちにいい味付けがあって読んでて楽しかったです。病院の休憩室Hとか、遊園地の親子デートとかちょっとドキドキしながらも甘いシーンがいっぱい。
後半に大きな盛り上がりが用意されているんですよね。
水名瀬雅良センセのイラストがめちゃくちゃカッコよかった、高須賀の正装。あまりにステキすぎて一瞬、「愛と青春の旅立ち」を連想してしまいました。
突っ込みも入れられないほどロマンティック感にあふれていて、大満足。
どっぷり浸りきってラブを堪能できました。
最後のオチ?が最高に萌えました。奏の素朴な疑問に高須賀が「筋トレ」って返したベタさ加減もよかったし、母公認にも笑ったし、何よりSAT関連以外での「秘密の暴露」に激萌え!
センセの手腕にひれ伏した。 -
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始まりはどうであれ、相思相愛になった長瀬と桐生。同居には踏み切れない長瀬だったが、ある日桐生の海外出張中に友人の一人牧野に薬を盛られて危うく襲われかけて。
危機一髪のところを他の友人二人が助けてくれて、牧野と口論になった時に下肢の剃毛を見られたり「男にかわいがられているんだろう」と言われたりでショックを受ける。
抵抗した時に何度か打たれて顔に痣が出来てしまい、同僚の田中が心配する。
そんな折、桐生が長瀬に会いたいが為にアメリカからとんぼ返りでマンションに帰宅していることを知り、昨夜の事もあり動揺していると田中が車を成田まで走らせて、無事に再開を果たせます。
顔の痣を言及する桐生に「何も無かった」としかいえない長瀬に、
「来週の日曜まで俺が守る」と田中が助け舟を出し、複雑な心境で一瞬の逢瀬に別れを告げる桐生。
田中はナイトですね。
報われない恋なのに身を挺して長瀬を守るんです。
また、守りたくなりますよね、長瀬をみていると。 -
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自動車、しかもBMWを買ってやるやらないで喧嘩になった長瀬です。
桐生はお金持ちですから、好きな相手にBMWくらい買ってあげる事はなんでもないのでしょうけれど、長瀬にしてみれば自分も男ではあるしこうして高級マンションで同居しているのに生活費も受け取っては貰えず、思うところが常日頃あったのでしょう。
うっかり、「肩身が狭い。」と口をついてしまって。
翌朝は隣に居る筈の桐生は既に出社してしまい、昨夜の事を後悔したのですが。
そんな時、突然寮の方へ弟の浩二が訊ねてきて泊った挙句に朝食を要求した?と連絡が入って。
弟は医大生で、俳優になるかもしれないと打ち明けられたり、寮にずっと帰っていないわけも執拗に聞かれて色々大変な長瀬です。 -
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湾岸の桐生のマンションで会社のvipの為に東京湾大華火大会を接待する事になった長瀬。ハウスクリーニングやケータリングやらと事は滝来の指示でちゃくちゃくと進んでいく。
ホストは着物をと着付けられるが、桐生の男っぷりに惚れ直す長瀬。
滝来もそうなのでは?と焼きもちを焼いたりもするがホストに徹しなければならないのでそうも言ってられず、やがて華火の時間になると桐生に手を引かれて二人の寝室へ。
華火を見ながらの情事に、具合が悪くなったからと後半の接待が出来なくなった長瀬でした。着付け、出来なかったみたいです。。。
「南十字星」はよかった〜ヨーロッパへ行くより遠いけれど、いつかタヒチのボラボラ島へ行って水上コテージでのんびりしながら朝はカヌーで朝食を運んでもらって「奥様がおやすみならベッドに運んで差し上げたら」と言われたい、いや、言わせると決意したのでした!!
しかし、当初の人でなしな桐生から比べてなんでしょう。このあまあま。
ベッドから抱き上げてバスルームへ運んでくれたり、サイクリングへ誘ってくれたり、似合うからとパラオを買ってくれたり。
最後は丁寧に南十字星の位置を長瀬に教えて、「来年も再来年もタヒチじゃなくてもいい。必ず二人でヴァカンスにでかけよう。」
言う事ありません、桐生さん。 -
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ワーカホリックの桐生が盲腸を悪化させて入院、と連絡が病院から入りあわてて駆けつける長瀬。
最初は桐生の強引さに流されていた長瀬ですが、今は桐生への愛で一杯なんですね。毎日来たい、と思う程に。
桐生の腹心の部下、滝来るさんが登場します。彼は仕事ができて美丈夫の桐生に上司としての尊敬とその他の感情も持ち合わせているようで。
10歳程年上の綺麗な容貌の滝来に、長瀬は気持ちが穏やかでいられません。そんなとき訪れた病室で滝来が桐生にベッドの上で覆い被さっているのを目撃した長瀬は。
ショックのあまり泥酔し、田中に縋り付いてしまう長瀬だが。。。
翌日出社すると病院から桐生がいなくなりましたと告げられ。
二転三転する展開に一気に読み終わりました。
二人の絆が深まった巻ですね〜☆ -
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ラブラブエロコメなんですが、イラストは水名瀬センセで眼福なのはもちろんのこと、ストーリーも萌え感たっぷり胸キュンな作品でした。
長年の想いがかなって、高校時代から好きで好きでたまらなかった宮垣と、とうとう恋人同士になることができたゲイの池戸。
自分から誘ってやっと付き合えるようになった宮垣の気持ちが今ひとつ読みきれない池戸は、彼にとても尽くして気を使っています。
なので、宮垣が勃たなくなったことに対して、必要以上にいろいろ気にしてあれこれ考えちゃってます。
男同士だからというので悩んだり、飽きられたんじゃないかと悩んだり、池戸の健気さがかわいい。
テーマは「陥没乳首」!池戸の密かな悩みです。話の中に陥没乳首の4文字が何度も何度も登場していて、最初は読むたびに羞恥していたのに、そのうちなんだか普通に辞書に載ってる四文字熟語かな?と勘違いしそうになるまでに…
反応しない宮垣のために、ナースコスプレやあれこれHなサービスを仕掛ける池戸は、美人で愛しさ抜群な性格の持ち主。高校時代の宮垣が、恋愛に鈍で、しかもプチトマトの一件で律儀な性格だったことを思い出しては落ち込むところなんかキュンとします。同級生ネタはいいですね。
池戸が嫌われたと誤解したのは、そもそも宮垣がムッツリスケベだったのが原因なんじゃないかと。宮垣、無口で仕事もできてかっこいいけどHです。
エロシーンは乳首ラブがメインで、いろんなバリエが盛りだくさんに楽しめます。宮垣が執拗に池戸の陥没した乳首を攻めまくるのに萌え。笑うところじゃないですよ。
池戸の一途な想いや、広告デザイナーである彼の仕事ぶりもリアルに描写されていて、エロばかりじゃないところがポイント。宮垣と仕事での接点ができ、ちょっと嬉しい池戸に降りかかる災難の数々!飽きさせないストーリー展開になっています。話の骨組みがしっかりしていて読み応えがあります。
一点集中で一冊まるごと陥没乳首で、これだけ満足感いっぱいなお話を書けるバーバラセンセの手腕に感服しました。まだ、後二冊は陥没ネタで書いていただけるみたいです。続編でも、新作でもどっちでもいいので期待してます。 -
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水名瀬絵師のイラストがイメージ通りで、満足度アップです。表紙に一目惚れ。
ストーリーも水原作品にしては甘め胸キュンで、何度も読み返してしまいました。
893の跡継ぎとして生まれながら、その運命に反逆し続ける彰信。中学の時に、生まれつき不自由な右足のせいで虐めを受けていた宏樹を彼が救ったことから二人の10年以上にわたる関係が始まります。
ほんとに不器用同士。自分の気持ちを相手に伝えることが下手くそ過ぎです。彰信は無口で、言葉で自分の気持ちを伝えるよりは行動や態度で示すタイプ。わかりにくい…読者的には、もうラブがまるわかりですが、鈍くてハンデのせいで遠慮ばかりしている宏樹には無理でしょう。
彰信が宏樹の足のために何だって惜しまずやってあげて大切にしているところや、誠二にとんでもなくやきもちを焼いているところなど、ラブが大量。宏樹が世界の全てって感じの執着愛が滲み出ています。
宏樹は、口に出して愛していると言わない彰信に本心を訊くことが恐くてできません。自分なんかに、という気持ちや遠慮もあるし、ずっとこのままの関係を壊したくないという思いが強い。彰信の愛情に気が付いていない鈍感さもあるけど、飽きられ捨てられるのが恐いという臆病さが災いしてます。
でも、意に反して跡目争いに巻き込まれ、過酷な試練が二人を待ち受けています。
といっても、水原作品にしては今回それほど痛くもなく。痛いですが、それを上回る圧巻の激甘っぷり。
この二人、死にかけないと本音を言い合うことができないのね。宏樹、それまで抑えて抑えて我慢していた本心を遠慮なく彰信にぶっちゃけたとこ、胸がすっきりしました。そして、同時に熱くなりました。泣いてすがってという行為が卑屈じゃなくて、むしろ健気で本気度がはっきりわかるいいシーンです。
ただただ、保護されているだけじゃない、愛する男のためなら全てを投げ捨てて、何でも受けてたつ心構えが宏樹にはあります。
その点で言えば、この先も続けると言っているカタギの仕事がちょい無理っぽいと思われる宏樹は、姐さんとしての素質も充分備わっているのではないかと。
自称「愛の奴隷」な宏樹の、甘苦しい彰信への想いがじわじわと胸に迫ってくる良作。 -
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シリーズ最終巻、すべてが決着します。
全編通して気に入っていたから、これで終わってしまうのは名残惜しいです。
鬼喰い草が撒き散らす様々な忌まわしい事件も、尚吾の母親の死によって終焉を迎えます。この母親が恐すぎ。普通ではない神経の女で、中でも尚吾を自分のいる場所まで引き摺り下ろそうとするアコギなやり方にぞっとしました。鬼喰い草そのものの毒婦!
皆を魅了して弟まで自分のものにする尚吾は、ひょっとしてあの母親後をひいてるから?という思いがふと頭をかすめてしまう恐さもあるし。
でも、尚吾は兄として恋人としてほんとに誠実。無茶な行動に出る誠に振り回され、思い悩んだり助けに走ったり苦労しています。この最終巻では、今までの中で一番誠の事を心底愛している尚吾の気持ちが伝わってきます。禁忌愛を母親の血のせいなんて思わせなくする、尚吾の誠への深い愛と苦悩は胸打たれるものがありました。
何故これほどまで誠に執着するのか、思い出話や回想でその答えがわかります。いろんな謎が解き明かされて興味津々ですよ。そこにまさかの学生服プレイが絡むのが萌え。イチャコラもヒートアップしてます。
2巻読んだ時点で、もうこれ以上はエロ盛りすぎでしょうと思っていたけれど、さすがです。最終巻も飽きさせることのない兄弟のハードなラブっぷり。誠が、かなりな魔性に成長。しかも天然。父親にバレても開き直る強さまで身につけて、どう見ても尚吾を尻に敷く嫁になりそう…
「希望の花」の締めくくりが感動でした。
兄弟モノとしては最高ランクの位置づけです。