はるな檸檬のレビュー一覧
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購入済み
産前産後の鬱が恐くて読みました
初産ということもあり、妊娠中から産後まで、不安。そんな中友人に薦められて読みました。
産前の不安や、産後のことなど知っておいて良かった気持ちの変化をコミカルなイラストの漫画で描かれていて、みんな不安に思うことは同じなんだなと。不安は払拭できる訳ではないですが、少し安心に似た気持ちになりました。出産に向け、気持ちの準備をしていこうと思います。 -
Posted by ブクログ
読書コミックエッセイの体を取った、読書を通じた思春期の人生遍歴と友情物語。軽い気持ちで手に取りましたが、心の中に密かに飼っていたダークな思春期の「文学少女にもアーティストにもなりえなかった」コンプレックスを意外とヘビーにえぐる内容でしたので、そういう意味では読後にかなり後悔しました。
こういう風に感性豊かな文学少女であったことも、集団の中でソフトでありながら毅然と個人主義を貫く謎めいた友人がいたことも、そして読書と人生が一体化したこともない自分のような者には縁遠い世界の話ではありますが、多分この内容にセンチメンタルに共感する本読みさんは多いと思われます。
個人的に好みの内容ではなかったものの、 -
Posted by ブクログ
今まで読書エッセイって、いくつかのパターンがあると思っている。
1、読書家自慢パターン
本を読んでこんな知識を身につけたぜ、自慢。そして「本を読まない奴の気が知れない」と読書しない人をこき下ろす。
2、本評論家パターン
新装版とか新訳版とか著者の作風とか、作品から少し離れた部分を語るやつ。または、その著者が影響を受けたであろう本の話をしたり、著者の過去の作品と比較したりする。
3、芸術評論家パターン
本以外の話を始めちゃうやつ。その著者の本を読んで連想した映画や音楽の話を始める。それで「この著者はあるインタビュー記事に影響を受けた映画を語っていて、その映画の影響が本作で見られる」みたいな -
Posted by ブクログ
会社の先輩から勧められて読んでみた。
恋愛本なんて、全然興味なかったのに、びっくり!!
ただの恋愛テクニックの本かと思いきや、自分の心の奥を見直す、人間関係にまつわる本だった。
しかも、お悩み相談者がいて、ANNAさんの返答があって、最後にその後どうなったかまで載っていてすごい信憑性…!!だいたい、「その彼とは疎遠になりました」みたいなのが多かったけど、絶対それ遊ばれてるでしょって言う人がその後結婚しててびびったw
「腹の声頭の声」「恋愛は楽しませている方が主導権を握る」「好きは栄養58、おやつ29、毒13」など、目からウロコの考え方がいっぱいだったしめちゃくちゃ腹落ちした。
これからの恋愛 -
Posted by ブクログ
書店でエイミーこと山田詠美さんと辻村深月さんの帯が気になり、この本を手に取った。
1983年、宮崎生まれの漫画家、はるな檸檬さんの深い読書愛に溢れた半自伝的な部分もある読書コミック・エッセイ。
両親共に読書家。
家には2000冊の蔵書があるという羨ましい環境の中、幼少期のロアルド・アール、高楼方子から、中学・高校時代、友人の影響で読んでみたよしもとばななや山田詠美、村上龍、椎名誠などなど、はるなさんの読書遍歴をそっと教えてもらった気分。
あの頃、あの時代、心に寄り添い、刺激を与えてくれた愛しい本達を語るはるなさんの視線と温度のあたたかさに、同じ本好きとして共感と敬意を感じた。
本好きに