星野源のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
食べたり寝たり身の回りのことを片付けたり、生きる中で続いていく「生活」に楽しみや面白さを見出すヒントをくれる星野氏初のエッセイ集。
著者の生活は偶発的な要素で面白さが発生する場面も多々ある。しかし、著者は意図的かそれとも無意識か、その単なる事件を「生活のギャグ」の脚本にするかのように頭で書き換えていうように感じる。
つまり、元来著者の脳はネタやプチ事件を探し続けているのではないかということだ。
身の回りで起きたプチ事件を著者はしっかりと受け止める。その上でそれをどうにか活かそうとする非常にポジティブな思考回路を持っているのではないだろうか。
プチ事件やネタたちそのものは失敗や嫌な経験など -
Posted by ブクログ
今まで読んできた源さんの本で一番よかった!源さんがあとがきで話したように今までと変わらない軸の部分ももちろんあるけど年を経て変化していっているのをすごく感じた。
感受性が強く、悩みもありながらも、負の感情もありのままに受け入れて。
-最悪の気分でいることはむしろ素直で正直な反応である。堂々と思っていい。私は最悪な気分だと。
-切羽詰まると出口がないと感じる。しかしそれはないのではなく、見えないだけで、どんな状況でも、どんな場合でも出口は必ずある。
昔の自分がいいと思ってやっていたことが、今の自分からみたら良くなかったと思う、のも共感した。なんか恥ずかしくなるけど取り戻せないとか。
車窓か -
Posted by ブクログ
いのちの車窓からを読んであまり間を置かずに読んだ。2冊読んでみて、時間の経過と人生のフェーズの変化によって人間は大きく変わるということを改めて感じた。彼のすごいところは、変わっていく自分を認めて、良くないところは素直に反省し、そのとき大切にしたいものを大切にできるところだ。ルサンチマンにまみれていた頃の彼から考えると、妻との食卓や喜劇誕生のエピソードは微笑ましく、涙ぐましい。そしてそれを誰よりも本人が客観視して幸せを噛み締めているのがいい。
相変わらず孤独や不安に呑まれそうになるエピソードもあって、そこにはやはり人間味を感じ、孤独感を抱える人に豆電球くらいの小さいけど暖かい光を浴びせてくれる。