星野源のレビュー一覧
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夜に読む本だと思った。少し期待していた妻との話もちりばめられていて嬉しくなった。『喜劇』が家族をテーマに、妻が夜の散歩に連れ出してくれた先でサンドイッチを食べたところから創作されていると知り、とても心があたたかくなった。エッセイ本を出している人は、昔と今が違う考え方であることが客観的に分かっていいなと思う。それを出版というお金をかけて人を動かして行っていること、というのが一般人との差であるが、わたしも日記でもつけてみようかなという気になった。夜に読んでいるからなのか、ところどころ源ちゃんの言葉が柔らかくてあたたかくて、涙が出たところもある。一人を知っているから、一人じゃないと気づいて、それを私たちにも伝えようとしてくれているように感じた。どうしても一人じゃ生きていけないけど、長い人生を考えた時に自分を動かしてきたのは自分でしかない。そこに多くの人が関わってくれていること、ずっとこの関係が続くものではないことを心に留めておきたい。
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Posted by ブクログ
今回の源さんのエッセイの中では「新垣結衣という人」が1番印象に残った。
彼女は本当に素敵な普通の女の子だ。
私は普通という言葉はあまり好きではない。普通とは人によって違うし、声の大きい多数派のことを指す言葉だと思う。
だけど「普通」という曖昧な言葉を、褒め言葉として使った源さんに読むに連れて私は引き込まれていった。
芸能の世界では自分自身を保ちながら普通の人を貫くのが難しい。と源さんは語っていたが、それは私たちも同じところはあると思った。
流行りや時代、複雑に変わりゆく人間関係に忙しなく揉まれながら自分の足で立ち続け、「普通」でい続けることは確かに難しい。
普通の女の子と源さんに言われて、恥ずかしそうにでも嬉しそうな結衣ちゃんの顔が浮かんだ。
そんな結衣ちゃんを見て優しく温かい目で微笑む源さんの顔も浮かんできた。
私も2人のようになりたい。 -
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星野さんって意外と繊細な人だったんだな…。
自分の中での感情の起伏に素直で、無理に抵抗せず、ただ感じたままに過ごしている様が猫と同じような可愛らしさに感じました。
繊細だから他の人が気にしないようなことも多分目についてしまうし、メンタル的に大変な時期も多かった(今もあるだろう)けど、それに屈しないしなんだかんだ言ってそんな困難を楽しんでる感じが素敵だなって思いました。
生活の中の素晴らしさに気づけるのは相当の努力が必要というのはとても共感できる内容でした。
#2026 #6
おじいちゃんはつづく
「生きたいぞこりゃあ。」
口内炎はつづく
「ストレスって人から受けるより自分が生み出すほうが多いんだからねおれ。」 -
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源ちゃんはポーカーフェイスなところがあるけれど、内側ではいろいろなことを考えながら生きている人なんだなと感じた。
音楽の話から、人と触れ合う日常の話まで盛りだくさんで、本当に素敵で、購入してよかったと思える一冊だった。
彼にとって音楽は、本音で向き合える居場所なんだと知ることができてうれしい。
そして、彼のつくる音楽の中に、私の居場所も確かにあって、その居場所は未来にもずっと受け継がれ、残っていく。
音楽って、本当に素晴らしいなと思った。
人のいいところを素直に褒められる。
そんな彼のような人になりたいと、改めて思う。
それからやっぱり、星野源のアルバムは Stranger がいちばん好きだなあ。
小音で流しながら読書をして、とても幸せな時間でした。
また時間が経ったら、読み返したい。 -
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だらだらと時間をかけて読んでいた。
けど、ラストの方、
・生きる1〜2
・楽しい地獄だより1〜6
は気になってさくさく読み進めた。
星野さんの、
かっこわるさや恥ずかしさへの
眼差しが好きで、
この本も読んだのだけど。
命と向き合う星野さんのが
紡ぎ出した言葉も心にささるものだった。
体の痛みも死の恐怖もない抱えていない
穏やかな1日を送っているのに、
つい不平不満をもっていた自分に
大きな気づきをくれた。
窓からさす日の光も木々の音も
ありがたいなぁ。
そして生きるうえで寂しさが
つきまといつづけることへの覚悟。
--ここが、この世が既に地獄なのだ。
私たちは既に地獄をガシガシ踏みしめながら、
毎日生きているのだ。--
このフレーズにつきる。
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ネタバレ星野源の『よみがえる変態』は、一見すると軽やかで笑いを誘うエッセイ集である。しかし、その底に流れるものは、決して軽薄なものではない。むしろ、闇の中でなお光を見出そうとする人間の強靭な意思であり、絶望をも笑いへと変換する稀有な表現力である。
本書には、下世話なユーモアや日常の小さな出来事が散りばめられている。だがそれらは単なる戯れではなく、読者に生きる力を与える「肯定の言葉」として響く。くだらないことを笑い飛ばす余裕の中に、人生の苦しみを引き受け、それを昇華していく強さが宿っている。
特筆すべきは、著者が自らの病との闘いを赤裸々に描きながらも、それを悲嘆としてではなく、むしろ「生の実感」として提示している点である。死の影を間近に見つめながらも、なお「笑い」を手放さずに綴られる言葉は、読む者に大いなる励ましを与える。
『よみがえる変態』は、エッセイという枠を超えて、人間の尊厳と希望を示す書である。星野源という存在は、弱さを隠さず、孤独を恐れず、愚かささえも味方につけて生きている。その姿は、現代を生きる私たちに「どのような状況にあっても、人はなお笑い、なお愛し、なお希望を紡ぐことができる」という真実を教えてくれる。
読み終えたとき、胸に残るのは単なる笑いではない。むしろそれは、生きることの豊かさを再認識させる、確かな余韻である。