星野源のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
過去にも一度一気に読んだ気がするので、恐らく既に2度目。
「生きる」以降のセクションのくも膜下出血の発症〜手術〜再発の辺りは、星野さんの他のエッセイでも読んだことがあったけれど、改めて当時の克明な描写に文字とその行間には詰め込みきれない大変さを感じた。
そんな中でも自分を面白おかしく捉えて「地獄でなぜ悪い」(大好きな曲!)という曲に昇華する星野さん、作り手としての天性の才能とユーモラスさを持っている方なんだなと改めて認識した。そしてメタ認知と世の中への眼差しとを結びつけて、類まれなるバランス感で描写・昇華できる様は、他のエッセイでも語られているご本人の繊細さやアート感覚から来ているのだろうとも。 -
Posted by ブクログ
夜に読む本だと思った。少し期待していた妻との話もちりばめられていて嬉しくなった。『喜劇』が家族をテーマに、妻が夜の散歩に連れ出してくれた先でサンドイッチを食べたところから創作されていると知り、とても心があたたかくなった。エッセイ本を出している人は、昔と今が違う考え方であることが客観的に分かっていいなと思う。それを出版というお金をかけて人を動かして行っていること、というのが一般人との差であるが、わたしも日記でもつけてみようかなという気になった。夜に読んでいるからなのか、ところどころ源ちゃんの言葉が柔らかくてあたたかくて、涙が出たところもある。一人を知っているから、一人じゃないと気づいて、それを私たちにも伝えようとしてくれているように感じた。どうしても一人じゃ生きていけないけど、長い人生を考えた時に自分を動かしてきたのは自分でしかない。そこに多くの人が関わってくれていること、ずっとこの関係が続くものではないことを心に留めておきたい。
-
Posted by ブクログ
今回の源さんのエッセイの中では「新垣結衣という人」が1番印象に残った。
彼女は本当に素敵な普通の女の子だ。
私は普通という言葉はあまり好きではない。普通とは人によって違うし、声の大きい多数派のことを指す言葉だと思う。
だけど「普通」という曖昧な言葉を、褒め言葉として使った源さんに読むに連れて私は引き込まれていった。
芸能の世界では自分自身を保ちながら普通の人を貫くのが難しい。と源さんは語っていたが、それは私たちも同じところはあると思った。
流行りや時代、複雑に変わりゆく人間関係に忙しなく揉まれながら自分の足で立ち続け、「普通」でい続けることは確かに難しい。
普通の女の子と源さんに言われて、恥ずかしそうにでも嬉しそうな結衣ちゃんの顔が浮かんだ。
そんな結衣ちゃんを見て優しく温かい目で微笑む源さんの顔も浮かんできた。
私も2人のようになりたい。 -
Posted by ブクログ
源ちゃんはポーカーフェイスなところがあるけれど、内側ではいろいろなことを考えながら生きている人なんだなと感じた。
音楽の話から、人と触れ合う日常の話まで盛りだくさんで、本当に素敵で、購入してよかったと思える一冊だった。
彼にとって音楽は、本音で向き合える居場所なんだと知ることができてうれしい。
そして、彼のつくる音楽の中に、私の居場所も確かにあって、その居場所は未来にもずっと受け継がれ、残っていく。
音楽って、本当に素晴らしいなと思った。
人のいいところを素直に褒められる。
そんな彼のような人になりたいと、改めて思う。
それからやっぱり、星野源のアルバムは Stranger がいちばん好きだなあ。
小音で流しながら読書をして、とても幸せな時間でした。
また時間が経ったら、読み返したい。 -
Posted by ブクログ
だらだらと時間をかけて読んでいた。
けど、ラストの方、
・生きる1〜2
・楽しい地獄だより1〜6
は気になってさくさく読み進めた。
星野さんの、
かっこわるさや恥ずかしさへの
眼差しが好きで、
この本も読んだのだけど。
命と向き合う星野さんのが
紡ぎ出した言葉も心にささるものだった。
体の痛みも死の恐怖もない抱えていない
穏やかな1日を送っているのに、
つい不平不満をもっていた自分に
大きな気づきをくれた。
窓からさす日の光も木々の音も
ありがたいなぁ。
そして生きるうえで寂しさが
つきまといつづけることへの覚悟。
--ここが、この世が既に地獄なのだ。
私たちは既に地獄をガシガシ踏みしめながら、
毎日生きているのだ。--
このフレーズにつきる。
-
Posted by ブクログ
「なにげない日常」の中には「なにげない日常」しかない。その中から素晴らしさ、おもしろさを見いだすには、努力と根性がいる。黙ってても日常はおもしろくなってはくれない。
つまり、一生懸命生きなきゃ毎日は面白くならない。
ちゃんと結果を残した人が言うからこそかっこいいよ〜
全然なにげなくない苦しい過去も、まるで他人のように俯瞰して面白エピソードにできるのがすごい。
乗り越えたからこそなのか、そうではないのか、それはご本人にしか分からないけど。天才だと思っていた人にこんな過去があるのなら、私はまだまだ頑張って自分なりにおもしろい日常を作っていかなきゃなと思った。
でも8割くらいはくだらなかった。好き。