星野源のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
「いのちのし車窓から2」も大変読み心地の良いエッセイでした。
コロナ前、コロナ禍、結婚、コロナ後と激動の7年半の中で、書かれた文章。
大切な人の死について
音楽について
ツアーについて
俳優について
海外での活動について
結婚生活について
多種多様な内容となっていて、テレビ画面では知ることができない、内側の星野源さんを知ることができました。
クスッと笑ってしまったり、微笑ましかったり、少し悲しくなったり、考えさせられたり、読み手にも様々な感情を抱かせてくれる星野源さんの文章。
特に好きだったエッセイは「食卓」「喜劇」「あしびなー」の3つ。
「食卓」「喜劇」はどちらも星野源さん、新垣結衣さん夫婦のお話。
どちらも新垣結衣さんの人柄、愛に星野源さんが救われているお話です。
胸がホッコリしました。
でも、きっと星野源さんも新垣結衣さんを救っていて、新垣結衣さんはそのお返しをしているだけなんだろうなーと妄想しました。
辛い時に、相手にそっと優しく手を差し伸べる。そんな夫婦でありたいと改めて思いました。
「あしびなー」は、星野源さんが20代にバイトしていた沖縄居酒屋のお話。
クスッと笑えて、不意に悲しくさせられるけど、最後に心を優しく撫でられる。そんなエッセイでした。 -
Posted by ブクログ
「よみがえる変態」を読み、一躍星野源さんの虜になってしまいました。
星野源さんのエッセイ2冊目。
「よみがえる変態」は、ほぼ全ての話に下ネタが、付属されていましたが、本作は違いました。
音楽
俳優
執筆
日常生活
それぞれの活動の中で、星野源さんが感じたこと、考えていることなどを真っ直ぐに表現されていました。
今回のエッセイは、すーっと、優しく心の隙間を満たしてくれるような作品でした。
ドラマ「逃げ恥」で、共演し、その後実際に夫婦となった新垣結衣さんのことについてまるまる書かれたエッセイが収録されていました。
星野源さんは、新垣結衣さんのそんな所が好きになったのかなー、と一人幸せな妄想に耽りました。
肩肘張ることなく読めて、私の心の波を緩やかに落ち着かせてくれる星野源さんの言葉。
自分もこんな風に言葉で人を優しくすることができたらいいのになと、憧れました。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ前から気になっていたが、タイミングが合い、とうとう読みました。
僕にとって星野源さんという人は、音楽番組でチラチラと観る程度であり、お人柄がどのようなものかは全く知りませんでした。「絶対いい人だよね」くらいのイメージ。
しかし、このエッセイを読み、いい意味でイメージを崩されました。この方のプライベートはかなりぶっ飛んでて、個性的で、魅力的でした。ナチュラルに下ネタを差し込んできて、不思議に下品な感じがしなかった。
(直前に読んでいた小川糸『食堂かたつむり』で感じた下品な感じと一体何が違うのだろうか…。)
各エピソード、深そうで別に深くない感じもちょうどいい。
「自分のだめな部分をなんとかおもしろくしよう。おもしろがれたら、そんな自分も好きになれるかな」というのがテーマとのこと。確かに、星野源さんのダメなエピソードがこれでもかと書かれていて本当に面白い。
じっさい、執筆から3年後の後書きで、ダメな部分を改善しているところが良かった。別に自分のダメな部分を肯定したわけではないのが良い。
この本を読んで、すっかり星野源さんのファンになってしまった。早速SpotifyでSAKEROCKやオールナイトニッポンを聴き始めたところです。すごくいい。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ星野源が何気なく綴る「妻」という二文字の引力が凄まじい。深夜の散歩、手作りのサンドイッチ、そして名曲の歌詞が生まれる瞬間に、どうしたって顔がにやけてしまうのだ。
告白すると、私は星野源の熱狂的なファンというわけではないし、実は『逃げ恥』も観ていない(曲は好きで、カラオケや弾き語りで歌ったりはするのだけれど)。そんな少し距離のある私が本作『いのちの車窓から2』を読んで、鳥肌が立ち、震え、最後には自分の日常すら愛おしくなってしまった。そのくらい、深く心を揺さぶられるエッセイ集だった。
まず圧倒されたのは『POP VIRUS』についてのくだり。一般人には到底想像もつかない、彼が抱える心の内やギリギリの精神状態、そしてそれを支える友人たちの行動が短い文章に凝縮されていて、読んでいて思わず鳥肌が立った。
一方で、彼をひどく「身近」に感じる瞬間もある。
「一度始めてしまえばできるのに(中略)焦りはすべてを硬直させ、結局何も進まない」
頭ではわかっていても体が動かない。あれだけの偉業を成し遂げている星野源でさえ、こんな等身大の葛藤を抱えているのだ。この一節に触れたとき、私は自分が普段から思っている「だからこそ、最初の一歩に全集中して動くことが大事で、それを自動化する最強のツールが『習慣』なのだ」という持論を、改めて強く噛み締めていた。雲の上の存在の彼と、自分の思考がリンクする感覚が心地よい。
そして何より、読者の感情を限界まで揺さぶってくるのが『食卓』や『喜劇』の章だ。
突然、固有名詞もなく、どこにでもいる「妻」として彼女が登場する。妻が作った晩ご飯を食べながら「あの……動いてみてもいい?」「もちろん」「嬉しそう」と笑い合う。いや、読者は当然、あの新垣結衣さんを想像するわけで。なんだこれ、尊すぎてたまらない。気づけば思いっきり顔がにやけていた。
さらに『喜劇』(SPY×FAMILYの曲)の2番の歌詞の誕生秘話。歌詞に煮詰まった夜、妻からの誘いで散歩に出かけ、彼女の作ったサンドイッチを食べながら桜を見て「綺麗だねー」とこぼす。それがそのまま歌詞になっているなんて。いやいや、エモすぎますって。
誰から見ても「特別」な星野源の人生。でも、この本を読み終えたとき、不思議と「自分の何気ない日常も、言葉にすればきっと劇的で面白いものになるはずだ」と思えた。自分のありふれた生活すら、エッセイとして書き残しておきたくなる。そんな温かい魔法をかけてくれる、最高の一冊だ。
*読書メモから生成AIで体裁を整えた感想です -
Posted by ブクログ
源さんのオールナイトニッポンをポッドキャストでよく聴くので
源さんの声で語られているかのようで心地よくサクッとと読み終えた
脳外科のS先生の初回の診察のくだり、感動した
この人になら殺されてもいいかも…そんなこと思える主治医に出会えるって物凄いことよね
そういうアレンジの仕方あるんだーと面白かったけど
楽譜に起こさずその場でこんな感じで…!
と作曲者から言われながら起こしていったフレーズとか音って
事後録音を聴きながら再現して暗譜していくのすごく大変そう
楽譜くれよ頼むから…とかおもってしまいそう
ギャグのアレンジが亀田誠治だったことも納得
どこか事変みがあるけど結構ポップ
このベースライン凄く好きなんだよな〜!
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Posted by ブクログ
過去にも一度一気に読んだ気がするので、恐らく既に2度目。
「生きる」以降のセクションのくも膜下出血の発症〜手術〜再発の辺りは、星野さんの他のエッセイでも読んだことがあったけれど、改めて当時の克明な描写に文字とその行間には詰め込みきれない大変さを感じた。
そんな中でも自分を面白おかしく捉えて「地獄でなぜ悪い」(大好きな曲!)という曲に昇華する星野さん、作り手としての天性の才能とユーモラスさを持っている方なんだなと改めて認識した。そしてメタ認知と世の中への眼差しとを結びつけて、類まれなるバランス感で描写・昇華できる様は、他のエッセイでも語られているご本人の繊細さやアート感覚から来ているのだろうとも。