ファラデーのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
小学生高学年向けのファラデー著”ロウソクの科学”を題材にした科学読み物。
原著「ロウソクの科学」が様々な実験を交えながら、ロウソクの燃焼を観察し、科学的な視点をもってその事実を解き明かして行くように、こども向けに物語としてアレンジしている。
内容には、さらに解説が必要な部分も有るように思えるが、おおむね子供向けの科学の入門書の一つとしてよいと思う。
ちょうど、帯びにノーベル化学賞受賞者の吉野彰博士が載っていた。
およそ科学者たるもの、この一冊を手に取ったことがないものは居ないと思われる。
そういう名著を小学生が手に取ることが出来るなんて素晴らしいことではないか。 -
Posted by ブクログ
158年前の丁度今頃(クリスマス休暇)。
ロンドン王立研究所で催された講演を本によって追体験。
講演の記録が本にされたことで慣れるまで読みにくかったものの、内容はとても興味深い。
小中学校で理科の実験として実際に扱われるような内容も多く、面白く読んだ。
個人的に長年疑問に感じていたことも本書によって解決され、それだけでも価値ある一冊。
ただ、ノーベル賞を受賞された吉野彰氏が小学生の時に読み科学への興味のきっかけとなった、というエピソードは吉野少年の類い稀な頭脳によるもので、一般には向かないと思われる。
現代の小学生には学童向けに改編された本もあるようなので、そちらの方がより分かりやすく楽しく興味が持てるのではないか、と個人的には感じた。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ本書は、平成24年に改版初版発行されるまで、文庫本(昭和37年初版)で既に62刷されているというモンスター本。
「ファーブル昆虫記」と並んで「ロウソクの科学」は子供向け学術書として特に有名ですが、私はどちらもきちんと読んでいません。
両著とも小学校の図書室で借りた記憶は薄っすらあるのですが、完読はしていません(多分)。
そして改めて今回、仕切り直しです。
内容は、児童書にしてはかなり高度なのに驚かされました。それもそのはず、本書は子供向けの特別講演ではなく、1861年王立研究所で開催された6回にわたるクリスマス講演(もちろん青少年も参加)なので、一般公開とはいえファラデーの同業者や王侯貴族らも参加した学術的なものでした。
ではなぜ、児童書として語り継がれてきたのかといえば、ファラデーがやさしく青少年に向けて講演するという体裁をとったためだと思われます。もちろん図画(講演では実験)も交えて分かりやすく語っていますが、中々の難物です。小学生の私の挫折も腑に落ちます、なんちゃって。
しかし、ロウソクという身近なものをトコトン突き詰めた実験の数々は、科学(化学)の面白さと不思議さを気づかせる契機となるに十分です。
残念ながら私は例外でしたが… -
Posted by ブクログ
サイエンスの啓蒙書において説明をどのように工夫しているのか関心があり、昔から読まれている一般向け科学書として有名な本書を読みました。
本書はロウソクが燃える際の燃え方や燃える際に発生するガスなどに関しての考察を通じ、基本的な化学の概念を説明している文章です。実際に行った講演の実録という体裁で作成されているため、語っている内容や説明の順序などに臨場感を感じます。現代の化学を多少なり修めた私が読むとさすがに回りくどく退屈に感じる部分もありますが、必ずしも化学の知識が一般的でなかった当時においては非常に刺激的な講演だったのだろうと推測できます。講演の最初に言及されている通り、ロウソクの燃焼ではかなり多くの科学的現象が同時に生じていて扱う範囲も意外に広いです。その他に見るべき点として、実際に起きている現象の観察が精緻であるということがあります。素朴な実験であっても、優秀な実験家の目を通すと非常に詳細な描写になることがわかりファラデーの偉大さを感じました。
一方本書では実験のセッティングや化学反応などがほとんど言葉だけで説明されているため、状況を理解することが難しいです。実際の講演だと黒板などがあったのかもしれませんが、文面だけで追っていくには厳しいなというのが正直な感想です。現代では本書よりもっと読みやすく整理された書籍が多くあるため、啓蒙書や入門書としての寿命はすでに終えているのかなとは思います。 -
Posted by ブクログ
ロウソクを題材にして化学や物理の基礎を解説している。解説や実験の内容自体は教養的で良いと思うが、単に活字を読むのは退屈だったため、マンガや動画の形式の方が向いているかもしれない。
退屈な理由は2つ。1つ目は内容自体への興味が湧きづらい点。基礎的な話はわかりやすくて良いが、すでに知っている点も多くて発見がない。一方で発展的な話も含まれておりこれは発見もあるが、基礎的な話と比べて難しすぎてつまらなくなってしまう。
2つ目は実験の様子を文字と少しの挿絵だけでは理解が難しい点。図解はあるが十分とは言い難く、まったく知識のない状態では何をやっているかを正確には理解しづらい。すでに知識がある状態であれば理解できるが、この場合は1つ目の内容自体への興味がない方の問題がある。