ロウソクの科学

ロウソクの科学

小説・文芸
550円 (税込)

2pt

「この宇宙をまんべんなく支配するもろもろの法則のうちで、ロウソクが見せてくれる現象にかかわりをもたないものは一つもないといってよいくらいです」ロンドンの貧しい鍛冶屋の家に生まれたファラデーは、1本のロウソクを用いて科学と自然、人間との深い交わりを伝えようとする。子供たちへの慈愛に満ちた語りと鮮やかな実験の数々は、科学の面白さ、そして人類の未来をも照らしだす。時を超えて読者の胸を打つ感動的名著。

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ロウソクの科学 のユーザーレビュー

ノーベル医学生理学賞を受賞した東工大栄誉教授の大隅良典さんが学者を目指す契機となった良書

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    ロウソクの燃焼から生命活動の呼吸に到るまでのミクロ的な普遍性を、多数の実験を交えてで示しながら語る。基本的ながら奥の深すぎる、酸素、炭素、水素の不思議な役割を改めて認識させられる一冊。

    0
    2023年06月03日

    Posted by ブクログ

    自分は、中1のくせに化学の単語などは案外知っている方なので子供でも楽しく読めたが、塾に通っていて、6年の範囲の途中ぐらいのところから読めるようになるのではないかと思います。(毛細管現象が毛細引力となっていたが、そこは翻訳の問題なので楽しく読ませていてだきました。)

    0
    2022年08月14日

    Posted by ブクログ

    ロウソクの科学。ファラデー先生の著書。ノーベル化学賞を受賞した吉野彰博士が読んでいたことで話題になった一冊。ノーベル化学賞を目指す将来の科学者や研究者の卵である子供たちはもちろん、もうこれからノーベル賞受賞を目指すには難しいかもしれない大人でも科学の楽しさを感じられる良書です。

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    2019年10月23日

    Posted by ブクログ

    子どもを喜ばせる工夫が随所に

    ファラデーが,今も続くイギリスの1861年のクリスマス講演の内容.ファラデーだが電磁気ではなく化学がテーマ.ローソクを手がかりに,酸素,二酸化炭素,水素,窒素,炭素といった物質の反応を示す実験を通じて,これらの性質を紹介している.また,新しいことを観察したら,それがどうして起きるのかを考え疑問に思うという,科学的姿勢を子どもたち伝えたいというのが表れている.

    ただ漠然とした講演ではなく,子どもを喜ばせる工夫が随所にあることに気付かされる.圧力をかけて容器を壊したり,水素や金属に火を付けて爆発させているが,爆発大好きな子どもにはウけたことだろう.化学物質も,当時からすれば100年前ぐらいにその原理が分かったものなので,今からすれば相対性理論や量子力学を取り上げているようなもので,かなり攻めた内容と思う.それでも,いろいろと実験を工夫して,子どもたちに興味をもってもらえるようにしているのは,子どもが好きなんだろうなと思える.

    0
    2024年10月29日

    Posted by ブクログ

    1861年末のクリスマス休暇、ロンドンの王立研究所で催された6回の講演の記録

    当時最先端の科学について、ロウソクの燃焼という身近で親しみやすくかつ直感的に分かりやすい現象に置き換えながら説明することで、受講者の理解を段階的に深めていく手法が素晴らしい

    老いてもなお衰えることのない知的好奇心や、科学を自然現象から連続した事象であると捉える視点など、ファラデー自身から学ぶことも多い

    初版発行が1962年ということで文体が硬く挿絵も古いうえ補足情報も少ないため、ある程度科学の知識がある人ではないと理解が難しいかもしれない
    2020年を過ぎた現在でも新訳版や子供向けの翻案が多数出版されているようなので、そちらを読んだ方が深く理解できると思う

    0
    2024年10月05日

    Posted by ブクログ

    「ロウソクが燃える」という現象から、基礎的な理科について解説する良書。
    通して読むと、ロウソクってよく出来ているんだなぁと感心する。
    欲を言えば、もう少し挿絵が欲しい。
    また、科学の知識が現代とは異なっている点も要注意。

    0
    2023年04月05日

    Posted by ブクログ

    6つの化学実験講座です。

    どこかのこども科学教室のメモかと思いきや、大科学者であるファラデーが英国王立研究所で行ったクリスマス講演実験をまとめたものだったのでちょっと驚きました。19世紀後半は、日本の高校程度のレベルだったとおもわれます。
    本文は、文庫で200頁ほどなのでさくさく読めます。

    ですます調で書かれている科学論文?を、というか、講演会の口伝のような語り調はちょっとわかりにくいので、わかりやすく替えてもいいのではないかとおもいました。なれって恐ろしいですね。

    挿絵も1860年代後半の時代を表しているもので、論旨を問うならもっとわかりやすい絵を使った方がいいのではと感じました。

    実験の流れは良かったかと思います。ただ、元素については、決めつけているので、ちょっと違和感はありました。

    目次は、以下です。

    序文

    第一講 一本のロウソク その炎・原料・構造・運動・明るさ
    第ニ講 一本のロウソク その炎の明るさ・燃焼に必要な空気・水の生成
    第三講 生成物 燃焼からの水・水の性質・化合物・水素
    第四講 ロウソクのなかの水素 燃えて水になる・水のもう一つの成分・酸素
    第五講 空気中に存在する酸素・大気の性質・その特性・ロウソクのそのほかの生成物・二酸化炭素・その特性
    第六講 炭素すなわち木炭・石炭ガス・呼吸および呼吸とロウソクの燃焼との類似・結び

    訳註
    解説

    0
    2022年10月03日

    Posted by ブクログ

    「この宇宙をまんべんなく支配するもろもろの法則のうちで、ロウソクが見せてくれる現象にかかわりをもたないものは一つもないといってよいくらいです」。これは貧しい鍛冶屋の家に生まれたファラデーの言葉である。「本当に!?」と思ったら、是非この本を読んでみてほしい。
    (ほり)

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    2021年12月07日

    Posted by ブクログ

    1本のロウソクから次々と紡ぎ出される科学の物語に、知的好奇心がくすぐられました。ロウソク1つからこれほど多様なことが分かると一旦知れば、身の周りの様々な事象にも、違った見方が出来ることに気づかされます。さすが、歴史の風雪に耐えた名著といったところです。

    実験の講義録のため、文章ではイメージし難い部分も多く、その点が本書を読み難いものにしています。解説本もあるようなので、そちらを見て、自分の理解が合っているか、確認したいと思います。

    0
    2020年02月02日

    Posted by ブクログ

    158年前の丁度今頃(クリスマス休暇)。
    ロンドン王立研究所で催された講演を本によって追体験。
    講演の記録が本にされたことで慣れるまで読みにくかったものの、内容はとても興味深い。
    小中学校で理科の実験として実際に扱われるような内容も多く、面白く読んだ。
    個人的に長年疑問に感じていたことも本書によって解決され、それだけでも価値ある一冊。
    ただ、ノーベル賞を受賞された吉野彰氏が小学生の時に読み科学への興味のきっかけとなった、というエピソードは吉野少年の類い稀な頭脳によるもので、一般には向かないと思われる。
    現代の小学生には学童向けに改編された本もあるようなので、そちらの方がより分かりやすく楽しく興味が持てるのではないか、と個人的には感じた。

    0
    2019年12月26日

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